Kennie の読書録

毎日1冊本を読み、記録を残したいと思います。

私の家では何も起こらない

【作者】 恩田 陸 【あらすじ・概要】 丘の上の家に集う幽霊たちの話。アップルパイを焼きながら殺しあった双子の女性や、瓶に詰められた子供たち、「幽霊よりは生きている人間が怖い」と言う大工など、幽霊屋敷で起こる怪奇現象や、恐怖譚の短編連作となっ…

山月記

【作者】 中島 敦 【あらすじ・概要】 進士登台した李徴 が、官職を捨て詩作に没頭するが、秀作を著すことができず生活にも困窮し、再び官の仕事に戻る。以前は凡人と見下していた同期たちもすでに昇進し、自らの立場を認められず苦しむなか、李徴は虎に姿を…

わが復讐のディンゴ

【作者】 逢坂 剛 【あらすじ・概要】 取材でオーストラリアに訪れたカメラマンである主人公が、古本屋である本を入手した。その本を奪おうと、古本屋の店員、オーストラリア現地人であるアボリジナル、白人などが主人公に襲い掛かる。 【感想・考察】 部隊…

脱水少女

【作者】 根本 聡一郎 【あらすじ・概要】 「人魚が現れた時に大きな災厄が起こる」という伝説が残る栗生町で、ごく普通の生活を送っていた3人の高校生、庸介、はづき、石丸が主人公。ある日庸介は熱中症で倒れた少女、瑠奈を助けたが、彼女は忽然と姿を消し…

白本

【作者】 高城 剛 【あらすじ・概要】 著者がメールマガジンで取り交わした問答集を書籍化したもの。「ハイパーメディアクリエイター」というよく分からない肩書きで知られていた氏だが、世界中を飛び回り様々なメディアを横断して発信を続けている仕事内容…

漫画でよく分かるエッセンシャル思考

【作者】 グレック・マキューン、星井 博文、サノマリナ 【あらすじ・概要】 グレック・マキューン氏の「エッセンシャル思考」の要素をダイジェスト的に取り上げ、漫画を使って具体的な例を示している。99%の無駄を捨て、1%の本当に大切なことに集中すると…

座右の諭吉 ~才能より決断~

【作者】 齋藤 【あらすじ・概要】 著者が敬愛するという「福沢諭吉」の精神を、その著作などから探っていく本。 福沢諭吉は「カラリとした」精神を持っており、人間関係に執着することが無い。自分の「学ぶ能力」に自信を持ち、日本を欧米列強と伍す国にす…

家族ノマドのススメ ~好きなときに、好きな場所で暮らす生き方~

【作者】 板羽 宣人 【あらすじ・概要】 自らECサイトを運営しながら、運営のコンサルも行う著者が、家族単位でノマド生活をした経緯を書いた本。 一つの場所に縛られるリスクを回避し、子供が外国人と一緒に生活することに慣れさせたい、というのが家族ノマ…

苫米地博士の「知の教室」 本当の知性とは難しいことを分かりやすく説明することです!

【作者】 苫米地 英人 【あらすじ・概要】 苫米地氏が会員制のコンテンツで公開している質疑の内容を書籍化したもの。 時間や空間、因果、縁起や悟り、正義などについて、苫米地氏独特の見解を示している。面白いと思った部分を列挙する。 ・世界は四次元、…

仕事は楽しいかね

【作者】 デイル・ドーデン 【あらすじ・概要】 空港に足止めされた主人公が、ある老人から「仕事は楽しいか」と聞かれる。老人は著名な経営者でコンサルタントとしても引く手あまたという人物だった。彼は「試すことに失敗はない」という。 コカコーラの成…

プリオン説は本当か? タンパク質病原体説をめぐるミステリー

【作者】 福岡 伸一 【あらすじ・概要】 羊のスクレイピー病や狂牛病などの病原は、ウイルスや細菌ではなく、変性したプリオンタンパク質自体が感染性を持っているとの説がノーベル賞を受賞した。 ウイルスとは思えない程小さい、ウイルスよりも熱などへの耐…

10倍速く書ける 超スピード文章術

【作者】 上阪 徹 【あらすじ・概要】 多作なブックライター上阪氏による伝わりやすい文章を速く各技術についての本。 従来以上に「書く」必要性が高まっているが、文章を書くことに苦手意識を持つ人も多い。普通の文章であれば、美しい表現にこだわる必要は…

脳科学意が教える他人に敏感すぎる人がラクに生きる方法

【作者】 高田 明和 【あらすじ・概要】 医学博士が書いた 敏感すぎる人についての本。 世の中には周囲の環境に敏感な人間が20%程度はいて、HSP(Highly Sensitive Person)と呼ばれている。これは性格の弱さではなく「気質」だとしている。人よりも敏感に…

青白く輝く月を見たか? Did the Moon Shed a Pale light?

【作者】 森 博嗣 【あらすじ・概要】 Wシリーズの6作目。原子力潜水艦に備えられたコンピュータ「オーロラ」は北極海の海底で、人工知能として学習を続けていたが、長らく動きを止めていた。「オーロラ」は何らかのジレンマを抱えており暴走することも懸念…

世界でもっとも深い迷宮

【作者】 円城 塔【あらすじ・概要】 ロールプレイングゲームの原型といえる「ゲームブック」が、媒体を本からゲーム、スマホと移り、「タッチパネル」という触覚を得たり、「カメラ」という視覚を得ることで進化していく。やがて「ゲームブック」は読者の反…

スノーデン 日本への警告

【作者】 エドワード・スノーデン、青木 理、井桁 大介、金 昌浩、ベン・ワイズナー、マリコ・ヒロセ、宮下 紘 【あらすじ・概要】 アメリカ政府が秘密裏に行なっていた情報収集について、告発したエドワード・スノーデン氏を招き、プライバシーを専門に扱う…

成毛眞の超訳・君主論

【作者】 成毛 眞 【あらすじ・概要】 日本マイクロソフトの元社長である成毛氏が、マキアヴェッリの「君主論」について独自の解釈をしたもの。古典の翻訳作品は読みにくいので原典に当たる必要はなく、程よく咀嚼・解釈されたものからエッセンスを学べばば…

私たちは生きているのか? Are We Under the Biofeedback?

【作者】 森 博嗣 【あらすじ・概要】 Wシリーズ5作目。逃走したウォーカロンについて調査し、アフリカの都市を訪問した ハギリとウグイ、アネバネは、「富の谷」と呼ばれる村落を訪れる。その村ではウォーカロンたちが特殊な状況下で生活し、働いていた。ハ…

歪顔(ビザール・フェイス)

【作者】 前川 裕 【あらすじ・概要】 感染すると自分では気づかないが周囲には分かる程度に顔が歪み始め、数日間すると顔面は完全に崩壊し身体中の血管が破裂して死ぬ「赤死病」が流行した。「赤死病」を防ぐワクチンや治療薬は開発されおらず、先天的に抵…

新しいメディアの教科書

【作者】 佐々木 俊尚 【あらすじ・概要】 毎日新聞記者からアスキーを経てフリージャーナリストとなった著者が、ネットメディアの動向解析と進むべき方向性の示唆を記した本。「良質なコンテンツ」と「最適な配信方法」が大事だとしている。 ネットメディア…

時限病棟

【作者】 知念 実希人 【あらすじ・概要】 「仮面病棟」の続編。前作のネタバレが含まれるので、両方読むつもりならこちらから始めてはいけない。 「仮面病棟」の舞台となった病院を使った「リアル脱出ゲーム」が事件の数年後に企画された。ゲームを企画した…

勉強がしたくてたまらなくなる本

【作者】 廣政 愁一 【あらすじ・概要】 予備校教師が書いた、勉強に自主的に取り組むことができる手法について述べた本。飲酒に残ったポイントは以下の通り。 ・人間は誰でも愚図。愚図であることを前提に「仕掛け」を作ることが必要。 ・勉強に集中するた…

デボラ、眠っているのか? Deborah, Are You Sleeping?

【作者】 森 博嗣 【あらすじ・概要】 Wシリーズの4作目。人造人間であるウォーカロンを人間と識別する装置を研究している「ハギリ」が主人公。 前作で100年以上停止していたスーパーコンピューター「アミラ」を起動したことで、「デボラ」というプログラム…

風は青海を渡るのか? The Wind Across Qinghai Lake?

【作者】 森 博嗣 【あらすじ・概要】 Wシリーズの第3作。人間が人工細胞を入れることでほぼ無限の命を手に入れ、ウォーカロンという人造人間と人間との区別が曖昧になる世界で、ウォーカロンと人間を識別する仕組みを開発している ハギリ博士が主人公。ハ…

人生が変わる 心のブロックの溶かし方: 一瞬で変わる変性意識のつくり方つかい方 (シンクロニシティクラブ)

【作者】 牧野 内大史 【あらすじ・概要】 成功の秘訣は、自分の心を思い込みによるブロックから解放することにあるとする、いわゆる「引き寄せの法則」系の本。 「変性意識≒潜在意識」は大きな力を持っているが、自分の心が過去や未来に「アテンションが固…

仮面病棟

【作者】 知念 実希人 【あらすじ・概要】 身元不明の患者を受け入れる病院に、先輩医師の代理で当直に入った主人公の医師、秀悟。ピエロの仮面を被ったコンビニ強盗が、彼が拳銃で撃ってしまった女性、愛美を死なせないよう治療を求めてその病院に押し込ん…

佐藤可士和のクリエイティブ シンキング

【作者】 佐藤 可士和 【あらすじ・概要】 アートディレクターである佐藤可士和氏による、クリエイティビティについての本。アートの世界だけではなく、あらゆる分野でクリエイティビテイーが重要だという観点から提案する。記憶に残ったのは以下のポイント…

三省堂 聞く教科書シリーズ 高等学校日本史

【作者】 三省堂 【あらすじ・概要】 実際には Apple のAudio Book で購入した。日本の歴史を概説した音声版教科書で通常速度の再生で12時間超となる。 旧石器時代から、2000年代初頭の出来事までを網羅している。教科書と謳うだけあり概説的に重要な…

SINGLE TASK 一点集中術 ーー「シングルタスクの原則」ですべての成果が最大になる

【作者】 デボラ・ザック 【あらすじ・概要】 やるべきことが増えると、物事を同時進行の「マルチタスク」でこなそうとするが、実は極めて非効率で、その時に集中し一つづ「シングルタスク」でこなす方が成果につながるという話。 ・実際に「マルチタスク」…

イシュタム・コード

【作者】 川口 祐海 【あらすじ・概要】 主人公「雄」の少年期から青年となるまで、行方知れずの父に導かれ、友達に支えられ、「人間とは何か」、「自分は何のために生きているのか」を問い続ける。 「雄」が小学生の頃から自殺者が徐々に増え、20代半ばとな…