毎日一冊! Kennie の読書日記

面白い本をガンガン紹介していきます!!

『卵の緒』 瀬尾まいこ

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母と小学生の息子と、母親の再婚相手、3人の家族の物語です。
いやぁこのお母さん、めちゃくちゃカッコいい!

 

家族っていうのは、血がつながっているから自動的に成立するものじゃない。逆にいえば血がつながらなくても「愛」があれば成り立んですね。

物理的な「へその緒」はなんかより、強く抱きしめたり、真っ直ぐな言葉で愛を伝えたり、おいしいものを食べさせたいと感じたり、そういう「思い」が絆を作る。

「家族」というのはある意味フィクションです。
大人にとっては意識して作り上げていくもの。
子供にとっては「無条件で愛される場」であるべきだけれど、いつか、無条件に愛することを学び取っていく場でもあるのでしょう。

瀬尾まいこさんの優しい視線と、その優しさを支える強さが、改めて感じられる作品だでした。

 

リンク先にあらすじと感想を上げています。

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