毎日一冊! Kennie の読書日記

面白い本をガンガン紹介していきます!!

2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

脳が冴える15の習慣 記憶・集中・思考力を高める

【作者】 築山 節 【あらすじ・概要】 脳神経外科医であり、脳の機能回復を専門とする作者による、脳の機能を保ち高めるための良い習慣を語る本。参考になるポイントは多いが、中でも特に印象に残った項目を挙げる。 ・生活の原点をつくること。 寝る時間は…

少女症候群

【作者】 根本 聡一郎 【あらすじ・感想】 「幻覚少女」、「脱水少女」、「禁断少女」の3作品を収める短編集。前2作は既に読んでいたので、今回は「禁断少女」について。幽霊・人魚についで、吸血鬼の少女が登場する。 必要条件が「度胸」という奇妙な家庭…

桜の森の満開の下

【作者】 坂口安吾 【あらすじ・概要】 男は屈強な山賊だ、人気のない時に見る満開の桜には気が狂いそうになるような恐ろしさを覚える。 ある日男は桜の元を通りがかった夫婦を襲い女を連れ去り妻とした。女は他に数人いた山賊の妻たちを男に殺させ、生活を…

学問のすすめ

【作者】 福沢 諭吉 【あらすじ・概要】 明治の開国時期に著された、学問に勤めることを勧める本。多くの論点があるが、特に印象に残ったのは以下の点。 ・有名な「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」という一文にあるように、人間の平等を一番最初…

走れメロス

【作者】 太宰 治 【あらすじ・概要】 人を信用しない為政者の横暴に怒りを覚え抗議したメロスは、捕らえられ死罪を申し渡される。メロスは妹の結婚式にでるため3日間の猶予を願い出て、その間の人質としを親友のセリヌンティウスが請け負う。メロスは帰路…

黒本

【作者】 高城 剛 【あらすじ・概要】 著者の運営する会員制サイトの質問コーナーをまとめて書籍化したもの。前作の「白本」に続いて今作でも多種多様な問答がされているが、中でも「日本式の儒教システム」が弊害となって日本が疲弊している、というのが全…

藪の中

【作者】 芥川 龍之介 【あらすじ・概要】 夫婦が山賊に襲われた事件について、目撃者や犯人、被害者など様々な人が語る。犯人と殺された夫、侵された妻の3人の証言が完全に食い違っていて、どれが真相なのか分からない。人は死してなお、何かを守るため事実…

幻覚少女

【作者】 根本 総一郎 【あらすじ・概要】 大学生の創は、自殺の名所と呼ばれる山羊山で幽霊、弥生と出会う。30年前にトンネルの落盤事故で死んだ弥生は、「私利のためトンネル工事費を抑えさせた」と噂された政治家 久我への怨念を果たすため、地縛霊となり…

新釈 走れメロス 他本編

【作者】 森見 登美彦 【あらすじ・概要】 京都の大学生が不思議な世界を織りなす「森見ワールド」で、著名な日本文学を題材に新たなストーリーを作り上げている。モチーフとなったのは以下の5作品。 中島敦「山月記」 小説家を目指す男が「傲慢な自意識」…

「話す」「書く」「聞く」能力が仕事を変える! 伝える力

【作者】 池上 彰 【あらすじ・概要】 例えば「日銀とは何ですか」という説明を子供にするためには、教科書的な説明ではなく、内容を深く理解しよく噛み砕かないと伝えることができない。池上氏の「週刊こどもニュース」での経験を元に説明している。 まずは…

私の家では何も起こらない

【作者】 恩田 陸 【あらすじ・概要】 丘の上の家に集う幽霊たちの話。アップルパイを焼きながら殺しあった双子の女性や、瓶に詰められた子供たち、「幽霊よりは生きている人間が怖い」と言う大工など、幽霊屋敷で起こる怪奇現象や、恐怖譚の短編連作となっ…

山月記

【作者】 中島 敦 【あらすじ・概要】 進士登台した李徴 が、官職を捨て詩作に没頭するが、秀作を著すことができず生活にも困窮し、再び官の仕事に戻る。以前は凡人と見下していた同期たちもすでに昇進し、自らの立場を認められず苦しむなか、李徴は虎に姿を…

わが復讐のディンゴ

【作者】 逢坂 剛 【あらすじ・概要】 取材でオーストラリアに訪れたカメラマンである主人公が、古本屋である本を入手した。その本を奪おうと、古本屋の店員、オーストラリア現地人であるアボリジナル、白人などが主人公に襲い掛かる。 【感想・考察】 部隊…

脱水少女

【作者】 根本 聡一郎 【あらすじ・概要】 「人魚が現れた時に大きな災厄が起こる」という伝説が残る栗生町で、ごく普通の生活を送っていた3人の高校生、庸介、はづき、石丸が主人公。ある日庸介は熱中症で倒れた少女、瑠奈を助けたが、彼女は忽然と姿を消し…

白本

【作者】 高城 剛 【あらすじ・概要】 著者がメールマガジンで取り交わした問答集を書籍化したもの。「ハイパーメディアクリエイター」というよく分からない肩書きで知られていた氏だが、世界中を飛び回り様々なメディアを横断して発信を続けている仕事内容…

漫画でよく分かるエッセンシャル思考

【作者】 グレック・マキューン、星井 博文、サノマリナ 【あらすじ・概要】 グレック・マキューン氏の「エッセンシャル思考」の要素をダイジェスト的に取り上げ、漫画を使って具体的な例を示している。99%の無駄を捨て、1%の本当に大切なことに集中すると…

座右の諭吉 ~才能より決断~

【作者】 齋藤 【あらすじ・概要】 著者が敬愛するという「福沢諭吉」の精神を、その著作などから探っていく本。 福沢諭吉は「カラリとした」精神を持っており、人間関係に執着することが無い。自分の「学ぶ能力」に自信を持ち、日本を欧米列強と伍す国にす…

家族ノマドのススメ ~好きなときに、好きな場所で暮らす生き方~

【作者】 板羽 宣人 【あらすじ・概要】 自らECサイトを運営しながら、運営のコンサルも行う著者が、家族単位でノマド生活をした経緯を書いた本。 一つの場所に縛られるリスクを回避し、子供が外国人と一緒に生活することに慣れさせたい、というのが家族ノマ…

苫米地博士の「知の教室」 本当の知性とは難しいことを分かりやすく説明することです!

【作者】 苫米地 英人 【あらすじ・概要】 苫米地氏が会員制のコンテンツで公開している質疑の内容を書籍化したもの。 時間や空間、因果、縁起や悟り、正義などについて、苫米地氏独特の見解を示している。面白いと思った部分を列挙する。 ・世界は四次元、…

仕事は楽しいかね

【作者】 デイル・ドーデン 【あらすじ・概要】 空港に足止めされた主人公が、ある老人から「仕事は楽しいか」と聞かれる。老人は著名な経営者でコンサルタントとしても引く手あまたという人物だった。彼は「試すことに失敗はない」という。 コカコーラの成…

プリオン説は本当か? タンパク質病原体説をめぐるミステリー

【作者】 福岡 伸一 【あらすじ・概要】 羊のスクレイピー病や狂牛病などの病原は、ウイルスや細菌ではなく、変性したプリオンタンパク質自体が感染性を持っているとの説がノーベル賞を受賞した。 ウイルスとは思えない程小さい、ウイルスよりも熱などへの耐…

10倍速く書ける 超スピード文章術

【作者】 上阪 徹 【あらすじ・概要】 多作なブックライター上阪氏による伝わりやすい文章を速く各技術についての本。 従来以上に「書く」必要性が高まっているが、文章を書くことに苦手意識を持つ人も多い。普通の文章であれば、美しい表現にこだわる必要は…

脳科学意が教える他人に敏感すぎる人がラクに生きる方法

【作者】 高田 明和 【あらすじ・概要】 医学博士が書いた 敏感すぎる人についての本。 世の中には周囲の環境に敏感な人間が20%程度はいて、HSP(Highly Sensitive Person)と呼ばれている。これは性格の弱さではなく「気質」だとしている。人よりも敏感に…

青白く輝く月を見たか? Did the Moon Shed a Pale light?

【作者】 森 博嗣 【あらすじ・概要】 Wシリーズの6作目。原子力潜水艦に備えられたコンピュータ「オーロラ」は北極海の海底で、人工知能として学習を続けていたが、長らく動きを止めていた。「オーロラ」は何らかのジレンマを抱えており暴走することも懸念…

世界でもっとも深い迷宮

【作者】 円城 塔【あらすじ・概要】 ロールプレイングゲームの原型といえる「ゲームブック」が、媒体を本からゲーム、スマホと移り、「タッチパネル」という触覚を得たり、「カメラ」という視覚を得ることで進化していく。やがて「ゲームブック」は読者の反…

スノーデン 日本への警告

【作者】 エドワード・スノーデン、青木 理、井桁 大介、金 昌浩、ベン・ワイズナー、マリコ・ヒロセ、宮下 紘 【あらすじ・概要】 アメリカ政府が秘密裏に行なっていた情報収集について、告発したエドワード・スノーデン氏を招き、プライバシーを専門に扱う…

成毛眞の超訳・君主論

【作者】 成毛 眞 【あらすじ・概要】 日本マイクロソフトの元社長である成毛氏が、マキアヴェッリの「君主論」について独自の解釈をしたもの。古典の翻訳作品は読みにくいので原典に当たる必要はなく、程よく咀嚼・解釈されたものからエッセンスを学べばば…

私たちは生きているのか? Are We Under the Biofeedback?

【作者】 森 博嗣 【あらすじ・概要】 Wシリーズ5作目。逃走したウォーカロンについて調査し、アフリカの都市を訪問した ハギリとウグイ、アネバネは、「富の谷」と呼ばれる村落を訪れる。その村ではウォーカロンたちが特殊な状況下で生活し、働いていた。ハ…

歪顔(ビザール・フェイス)

【作者】 前川 裕 【あらすじ・概要】 感染すると自分では気づかないが周囲には分かる程度に顔が歪み始め、数日間すると顔面は完全に崩壊し身体中の血管が破裂して死ぬ「赤死病」が流行した。「赤死病」を防ぐワクチンや治療薬は開発されおらず、先天的に抵…

新しいメディアの教科書

【作者】 佐々木 俊尚 【あらすじ・概要】 毎日新聞記者からアスキーを経てフリージャーナリストとなった著者が、ネットメディアの動向解析と進むべき方向性の示唆を記した本。「良質なコンテンツ」と「最適な配信方法」が大事だとしている。 ネットメディア…

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