毎日一冊! Kennie の読書日記

面白い本をガンガン紹介していきます!!

2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『涼宮ハルヒの分裂』 谷川流

SF

涼宮ハルヒシリーズ第9弾!ハルヒたちが高校2年生に進学した4月のお話です。本作から新キャラも登場し、SF的展開に重点を置いた感じです。途中から物語が二つに分岐するので、整理しながら読まないと混乱しそうでした。分岐したストーリーがそれぞれ完結して…

『涼宮ハルヒの憤慨』 谷川流

SF

涼宮ハルヒシリーズ第8弾!高校1年生最後の数か月を舞台にした2つの短編です。今作で面白かったのは、SOS団員たちの書いた「作中作小説」。 特に長門有希の『無題』は、彼女の心象風景が垣間見れるお話でした。次作以降への伏線が張られている匂いがして、先…

『なかなか自分で決められない人のための「決める」技術』 柳生雄寛

「決める」とはどういうことか。 決めるための心構えから、決める基準や仕組みの作り方、習慣に落とし込むまでの実践方法まで、決めることを「心技体」にわたって解説指導します。「決める」=「思う」+「行動」で、頭で考えているだけでは「決断」じゃない…

『涼宮ハルヒの陰謀』 谷川 流

涼宮ハルヒシリーズ第7弾です。前作『涼宮ハルヒの動揺』の最終話『朝比奈みくるの憂鬱』から引き続いて、未来から干渉を受けた朝日奈とキョンが中心となるお話です。「未来の朝日奈」「8日後の朝日奈」「現在の朝日奈」が複雑に絡む、SF色の強い展開でした…

『共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る』 ゆうこす

SNSでファンを作りビジネスにつなげる手法ための方法論を展開する、元アイドルの ゆうこす による指南書です。共感される自分像を定め、心動かすストーリーを作り、対象を絞って訴える。主要SNSごとの特性を分析し、それぞれに適した発信をする。相手とのつ…

『涼宮ハルヒの動揺』 谷川 流

SF

「涼宮ハルヒシリーズ」第6弾。前作に続いての短編集で、時系列的には秋から冬にかけての話です。『涼宮ハルヒの溜息』ではあっさり描かれていた、文化祭当日の出来事や、『涼宮ハルヒの消失』前後の出来事が詳しく語られてます。高校の文化祭だとか、部活の…

『おやすみラフマニノフ』 中山七里

音楽+ミステリ の岬洋介シリーズ第2弾。 密室から消えたストラディバリウス盗難事件を解くミステリに、プロ演奏家を目指す音大生たちの物語が重なります。シリーズ前作『さよならドビッシー』以上に音楽描写が前面に出て「音楽の力」を感じる作品でした。ラ…

『涼宮ハルヒの暴走』 谷川流

SF

「涼宮ハルヒシリーズ」第5弾です。夏・秋・冬の3つの短編で、シリーズ前作『涼宮ハルヒの消失』の前日譚+後日譚になります。涼宮ハルヒシリーズは、出版順の作品内の時系列がバラバラになっているけれど、順番に読むことで、伏線が回収され物語世界への理…

Kidle本 最大70%OFFキャンペーン! 12月1日まで

AmazonのKindle Storeで「最大70%OFFキャンペーン」をやってます。 Amazon.co.jp: 【最大70%OFF】Kindle本キャンペーン: Kindleストア ポイントバックでなく直接値引きで、数千冊が対象となるのは珍しいですね。興味ある本があればチャンスだと思います。今…

『涼宮ハルヒの消失』 谷川 流

涼宮ハルヒシリーズの第4弾です。前作までの伏線を拾う展開も熱く、タイムトラベルもののSFとして楽しめました。。でも、本作でキモとなるのは「長門有希の想い」だったのだと思います。「宇宙人が作ったロボット」だった彼女が、感情という「バグ」を蓄積さ…

『さよならドビュッシー』 中山七里

火事で祖父と従姉妹を失い、自らも重度の火傷を負った女子高生ピアニストが、自らの運命と向き合い闘っていくお話です。迫力のある音楽演奏の描写も素晴らしいし、綿密に伏線の張られたミステリトリックも良くできています。でも一番心に響いたのは、苦しさ…

『話し方で 損する人 得する人』 五百田達成

場面ごとに「得する話し方」「損する話し方」の例を挙げて、より良いコミュニケーションを指南する本です。44ケースで説明されていますが、根幹に共通するのは「自分中心ではなく、相手中心」という考え方です。「自分はこんなことも知っている、自分はこう…

『総理にされた男』 中山 七里

総理大臣のモノマネをしていた役者が、総理大臣の影武者となり、やがて本物の総理大臣となっていく、というお話。まあ設定には、かなりの無理やり感があります。それでも・理想主義に走りすぎた民主党政権への批判、・官僚主義による弊害、・憲法9条と国家主…

『涼宮ハルヒの退屈』 谷川 流

SF

「涼宮ハルヒ」シリーズ第3弾。時系列的には、高校入学直後を描いた1作目『涼宮ハルヒの憂鬱』と、秋の文化祭が舞台となる2作目『涼宮ハルヒの溜息』の間の話です。「無矛盾な公理的集合論は自己そのものの無矛盾性を証明することはできないから」という不完…

『涼宮ハルヒの溜息』 谷川流

SF

「涼宮ハルヒ」シリーズ第2弾です。 前作『涼宮ハルヒの憂鬱』の半年ほど後、秋の文化祭にむけて映画「朝日奈ミクルの冒険」を撮影します。・キョンが寝ていた間に動画編集をしたのは誰?・文化祭準備期間に見かけた「あやしい人たち」は誰? など、未回収の…

『涼宮ハルヒの憂鬱』谷川 流

SF

超メジャー作品ですが未読でした。今回、シリーズ全作が Kindle Unlimited の読み放題対象になっていたので、手を出してみました。「シリーズ1作目は読み放題、2作目以降は買い切りで!」というパターンが多いなか、全作読み放題は良心的です。小説もアニメ…

『文章だけで月100万円稼ぐ方法|コロナ時代に副業でも在宅ワークでも稼げるWebライティングの全ノウハウをWebライターが伝授』 藤原 将

Webライターとして、副業で月収5万~15万円を稼ぐ方法、専業ライターとして月収100万円を目指す方法を解説する本です。こういう「ノウハウ本」には、それこそ「ググった情報の切り貼り」で浅く上滑りするものが結構あります。でも本書からは作者さんの熱量が…

『タナトスの誘惑』 星野舞夜

YOASOBIさんの名曲『夜に駆ける』のベースとなった短編小説です。この話を読んでから曲を聴くと、ちょっと違う見方もできて面白い。ごく短い作品なので『夜に駆ける』が好きな方なら、一読をお勧めします。 Monogatary.com で読めます。 タイトルの通り「タ…

『朝が来る』 辻村 深月

産みの母と育ての母、二人の母親の物語です。後半に語られる産みの母「ひかり」の人生には感情移入しまくりで、追いつめられる場面が息苦しくなるほどでした。苦しいことからは逃げ出したい。意に添わない他人はムカつく。そうやって人間関係を細めていくと…

『自分を操る超集中力』 メンタリスト DaiGo

「集中力を高めて最速で成果を出そう!」という内容です。 超ざっくりまとめると、 ・集中力を鍛えるための ー姿勢、食事、運動、瞑想ー・集中力を節約するための ー 習慣化、時間管理ー がポイントです。個人的に刺さったのは「先延ばし癖が、やらなきゃと…

『贖罪の奏鳴曲 御子柴礼司』 中山七里

御子柴礼司シリーズ第1弾です。緊迫した法廷バトルと、幾重にも重なったミステリの完成度が高いです。さらに御子柴礼司の「贖罪」に向かう姿勢が素晴らしい。以前間違えて、シリーズ2作目の『追憶の夜想曲』から読んでしまい、サイコパスっぽい御子柴に感情…

『催眠ガール』大嶋 信頼

催眠療法によるカウンセリングを、高校2年生の夏目明日香の物語に載せて紹介する本です。ミルトン・エリクソンの催眠導入手法をベースにして、・相手の呼吸に合わせる「ミラーリング、ペーシング」の技法・暗喩で相手の内側から信念を引き出す「スクリプト」…

『最強の教養 不確実性超入門』 田渕直也

超要約すると・世界には原理的に予測不可能なランダム性がある・相互フィードバックの影響で極端に振れることもある・理由をしって安心したい心理バイアスが判断を狂わせるだから・何が成功するのか分からないんだから手数を増やせ・再起不能な「即死リスク…

『ダマシ×ダマシ SWINDLER』 森博嗣

Xシリーズ第6弾、シリーズ完結編です! SYアート&リサーチの面々が、それぞれ次の一歩へと踏み出していきます。 森博嗣さんの最近のWシリーズなど「人がほとんど死なない世界」が描かれていて、事件は起きても変化の少ないその世界には閉塞感も感じます。サ…

『サイタ×サイタ EXPLOSIVE』 森博嗣

Xシリーズ第5弾です。探偵事務所に飛び込んだ匿名依頼主からの調査依頼。巷を騒がせている連続爆弾事件。その周辺で起きた連絡殺人事件。SYアート&リサーチの小川たちが事件を調査していきます。形而上学的で理屈っぽい会話と、急にぶっ込まれる情緒満載な…

『副業Webライターの超初心者が月5万円を稼ぐためのWebライティング講座』 けんのすけ

副業として、まずは月5万円を目指す Webライティングの指南書です。あくまで副業なので、手間のかかる仕組み構築や営業が不要な「クラウドソーシング」サービスの使用を推奨しています。具体的なクラウドソーシングの紹介や、記事量産のための「テンプレート…

『ムカシ×ムカシ REMINISCENCE』 森博嗣

「Xシリーズ」の第4弾です。今作には西之園萌絵が登場しないのが残念です。。 密室を作りつつその謎は完全スルーとか、ハウダニットは放棄されてます。その分、ワイダニットとして犯人の動機を問うのが焦点になっています。 リンク先にあらすじと感想を上げ…

『億を稼ぐ勉強法』 小林正弥

「億を稼ぐ」とか、煽りの入ったタイトルです。内容的には即実践に繋がる具体的な話ではなく「考え方」の部分がメインです。 役に立ちそうなのは、・顧客利益を起点に考えよう。・知識習得はオンラインなど独学の方が効率的。 課題設定やフィードバックには…

『タカイ×タカイ CRUCIFIXION』 森博嗣

Xシリーズ第3弾! マジシャン邸宅の敷地内で、ポールに吊りあげられた死体が発見されます。誰が何の目的でどうやって殺したのか。Who Done It、Why Done It、How Done It の全要素が揃ったミステリィですが、今作では Who の部分に上手さを感じました。 今回…

『閻魔堂沙羅の推理奇譚 A+B+Cの殺人』 木元哉多

『閻魔堂沙羅の推理奇譚』シリーズ第7弾。前作に続いて今回も長編です。酒浸りで自堕落な男と、末期がんで余命僅かなその妻、父に見切りをつけ、母の死を覚悟し自分たちだけで生きると覚悟した二人の子どもたちの物語です。今作は作者のメッセージが、かなり…

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