毎日一冊! Kennie の読書日記

面白い本をガンガン紹介していきます!!

ビジネス

『「Why型思考」が仕事を変える 鋭いアウトプットを出せる人の「頭の使い方」』 細谷功

表面的事象や行動をなど「何を」を重視する「What型思考」と、その背景にある本質や行動の背景を考える「Why型思考」について解説する本です。状況が変わっているのに前例踏襲を続ける思考停止が多いですね〜「Why」を考えることは大事です。逆に、直接的な…

『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略』 リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット

2007年に先進国で生まれた子供は、半数以上が100歳を超えて生きる。「人生100年時代」に突入し、「学校で学習・会社で仕事・老後」の3ステージ構成が機能しなくなった現代、新しい考え方と行動が必要だと提言する本です。ざっくりまとめると、「より長く、ご…

『キーエンス~驚異的な業績を生み続ける経営哲学』 一橋大学イノベーション研究センター

産業機器向けセンサーなどで驚異の利益率を維持する「株式会社キーエンス」の研究です。高利益率の源泉はシンプルで「高く売る」&「安く作る」こと。 顧客指向の「付加価値創造」で、高く売れる製品を開発し、「徹底したコスト意識」で、安く作る。言ってみ…

『ESG思考 激変資本主義1990-2020、経営者も投資家もここまで変わった』夫馬賢治

ESG(Environment、Social、Government)思考が資本主義を変えた! というお話。 「環境に配慮するのはコストがかかる。本音ではやりたくない。とはいえ、何もしないと印象が悪い。から形だけでもやっとこう」 というあたりが多くの経営者の本音でしょう。 …

『仮想空間シフト』 尾原和啓、山口周

コロナ後の「仮想空間シフト」に乗っかろう!というお話。 「リモートで働く仕組み」自体は、だいぶ前からあったけれどコロナの影響で「強制的に」キャズムを超え、もう「元には戻れない」ところにたどり着いているという見解です。個人的には「仕事上」では…

『外資系コンサルの知的生産術~プロだけが知る「99の心得」~』山口周

知的生産のボトルネックになるのは「思考の技術」より「行動の技術」! 「外資系コンサル」というと「ロジカルゴリ押し」のイメージですが、著者は現場での実践を重視するスタイルでものすごく腹落ち感がありました。 人を動かすのに、合理性は「わりとどう…

『会社では教えてもらえない 仕事が速い人の手帳・メモのキホン』伊庭正康

仕事を速くするには「スケジューリング」が大事!紙の手帳を使いこなし、スケジュールを主体的にコントロールする方法を解説しています。役立つ話も多かったけど「紙の手帳」へのこだわりには、ちょっと無理も感じました。 例えば昨今リモート勤務だったりす…

『無駄な仕事が全部消える超効率ハック』 羽田康祐k_bird

生産性アップのための57「ハック」を紹介しています。根底にあるのは「頑張る」ことから「頑張り方を考える」ことへのシフトという考え方ですね。要は「やるべきことの優先順位を明確にしましょう」という話で、「忙しいからノコギリの刃を研いでいる時間な…

『天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、すべての人へ』 北野唯我

「天才の創造性」が生み出したアイデアを、「秀才の再現性」がビジネスとしてカタチにし、「凡人の共感力」が拡げていく、「才能」をキーとしたバリューチェーン論です。天才・秀才・凡人 それぞれの才能を分析して、衝突を避け、お互いの強みを活かす組織作…

『知性を磨く~「スーパージェネラリスト」の時代~』 田坂 広志

・専門化による「知と知」の分断、・分業化による「知と行」の分断、・客観的であろうとする「知と情」の分断、が、統合された「知性」の醸成を妨げている、という内容です。「思想」「ビジョン」「志」「戦略」「戦術」「技術」「人間力」各レベルでの思考…

『僕たちはもう働かなくていい』 堀江貴文

AI・ロボットが進化し、望まない仕事を代行してくれれば、人間は本当に「やりたいこと」を追求して生きていくことができる内容です。堀江氏らしい テクノロジーに対する楽観的でポジティブな見方には全面賛同です。技術に対する恐れより、どう活用するかを考…

『なかなか自分で決められない人のための「決める」技術』 柳生雄寛

「決める」とはどういうことか。 決めるための心構えから、決める基準や仕組みの作り方、習慣に落とし込むまでの実践方法まで、決めることを「心技体」にわたって解説指導します。「決める」=「思う」+「行動」で、頭で考えているだけでは「決断」じゃない…

『共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る』 ゆうこす

SNSでファンを作りビジネスにつなげる手法ための方法論を展開する、元アイドルの ゆうこす による指南書です。共感される自分像を定め、心動かすストーリーを作り、対象を絞って訴える。主要SNSごとの特性を分析し、それぞれに適した発信をする。相手とのつ…

『文章だけで月100万円稼ぐ方法|コロナ時代に副業でも在宅ワークでも稼げるWebライティングの全ノウハウをWebライターが伝授』 藤原 将

Webライターとして、副業で月収5万~15万円を稼ぐ方法、専業ライターとして月収100万円を目指す方法を解説する本です。こういう「ノウハウ本」には、それこそ「ググった情報の切り貼り」で浅く上滑りするものが結構あります。でも本書からは作者さんの熱量が…

『最強の教養 不確実性超入門』 田渕直也

超要約すると・世界には原理的に予測不可能なランダム性がある・相互フィードバックの影響で極端に振れることもある・理由をしって安心したい心理バイアスが判断を狂わせるだから・何が成功するのか分からないんだから手数を増やせ・再起不能な「即死リスク…

『副業Webライターの超初心者が月5万円を稼ぐためのWebライティング講座』 けんのすけ

副業として、まずは月5万円を目指す Webライティングの指南書です。あくまで副業なので、手間のかかる仕組み構築や営業が不要な「クラウドソーシング」サービスの使用を推奨しています。具体的なクラウドソーシングの紹介や、記事量産のための「テンプレート…

『億を稼ぐ勉強法』 小林正弥

「億を稼ぐ」とか、煽りの入ったタイトルです。内容的には即実践に繋がる具体的な話ではなく「考え方」の部分がメインです。 役に立ちそうなのは、・顧客利益を起点に考えよう。・知識習得はオンラインなど独学の方が効率的。 課題設定やフィードバックには…

『知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ』 苅谷剛彦

常識にとらわれず自分の頭で考える「知的複眼思考法」を提唱する本です。多数の具体例でみせる「視点のずらし方」が実にあざやかで、刺激的な内容でした。20年以上前の本ですが「考え方の斬新さ」は色褪せていません。私はミステリでも叙述トリック系が特に…

『フリー ―<無料>からお金を生みだす新戦略』 クリス・ アンダーソン

無料サンプルとか体験版とか「フリー」を使ったマーケティングは昔からあったけれど、結局は費用を付け替えて見えなくしているだけでした。でも、デジタルの世界では複製や配布に関わる限界費用がゼロに近づいているので、「本当のフリー」が実現できるよう…

『ゲーミフィケーション ―<ゲーム>がビジネスを変える』 井上 明人

「ゲーミフィケーション」が急拡大しているのはなぜか。どのすればビジネスに活かすことができるのか解説する本です。 「ゲーミフィケーション」とは、ビジネスの課題などにゲームの要素を取り入れて、自発的継続的に取り組んでもらう手法です。例えば政治家…

『超雑談力 人づきあいがラクになる 誰とでも信頼関係が築ける』 五百田達成

「雑談は仲良くなるための手段」と割り切って、感情のやり取りに特化する方法を解説しています。 そういう視点であれば雑談では、有益な情報も、論理的な構成も、善悪の判断も不要だ。話の勢いを削ぐし共感が生まれにくいから、むしろ邪魔だという主張です。…

『3分間コーチ ひとりでも部下のいる人のための世界一シンプルなマネジメント術』 伊藤守

部下と上司のコミュニケーション不全を解決する「三分間コーチ」を提唱する本です。著者は「部下と話す時間」「部下について考える時間」を取ることが大切だと言います。「三分間コーチ」では、短時間でも高頻度で語り掛け、命令ではなく相手の自律的行動の…

『ロジカル・ライティング―論理的にわかりやすく書くスキル BEST SOLUTION―LOGICAL COMMUNICATION SKILL TRAINING』 照屋 華子

論理的で分かりやすい、読み手に「解読」を求めないビジネス文書の書き方指南です。 実際のビジネスでは「解読」能力の高さの方が大事だったりもしますね。本書のポイントを超簡潔にまとめると、・結論と論拠、事例の関係が So What?/Why So?(ならどうな…

『noteではじめる 新しいアウトプットの教室 楽しく続けるクリエイター生活』 コグレマサト、まつゆう*

noteの使い方の解説書ですが、ネットでの情報発信一般に当てはまる内容でした。読まれやすい記事の書き方から、ネタの集め方、モチベーションを維持する方法など、情報発信をする人にとっては間違いなく役に立つ情報です。今更ながら noteのアカウントを作っ…

『シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成』  安宅和人

ざっくりまとめると・データ×AI で世界は急速に変わっている。・日本は出遅れてしまっている。・とくに教育が手薄い。若い世代にリソースを振り分けるべき。・未来をデザインしてつかみ取ろう!という感じでしょうか。ファクトベースでの現状分析、課題の抽…

『やりたいことをやれ』 本田宗一郎

本田技研工業を立ち上げた本田宗一郎氏の言葉です。 技術者として生きた人だけあって 「今日より明日が良くなる」という信念があったようです。「年寄りは前線から早く退いて若い人に任せた方がいい」と繰り返し言っています。ドライに見えつつ人間関係を大…

『大人の週末起業』 藤井孝一

100年生きるのが普通になる時代、60歳定年制+年金では立ちいかくなります。自分で稼ぐ力を身につけるため、会社にいながら「週末起業」することを勧める本です。 社会の変化を受けて企業も変わっていくのでしょうが、超高齢化を受け止めるだけの余力がある…

『渋谷で働く社長の告白』 藤田晋

1998年にサイバーエージェント社を立ち上げ、2000年には史上最年少社長として株式市場への上場を果たした藤田氏の自伝です。ネットバブル前後の熱っぽい雰囲気が刺激になります。 こちらのブログに書評を書きました。 リンク先を読んでもらえると嬉しいです!…

『U理論[エッセンシャル版]― 人と組織のあり方を根本から問い直し、新たな未来を創造する』 C・オットー・シャーマー

U理論のエッセンシャル版です。 変化を起こすには見えているものより、内面の土壌を整えるのが大事だとしています。 U字のように一旦内面に深く潜りこみ、また外部に表出させていく。でも特に肝心な「U字の底」部分の解釈が本当に難しい。それでも自分なりに…

『深く考えるための 最強のノート術: ――年収1億稼ぐための思考法』 午堂登紀雄

やたらとモチベーションが高まる本!読み終わったら深夜にノートを引っ張り出してた。。 超ざっくりいうと、 一冊のノートにビジネスもプライベートも書きこんじゃおう。アイデアは何でも書きこんじゃおう。書くことで思考が構造化するし、実際の行動に繋が…

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