『涼宮ハルヒの退屈』 谷川 流
「涼宮ハルヒ」シリーズ第3弾。
時系列的には、高校入学直後を描いた1作目『涼宮ハルヒの憂鬱』と、秋の文化祭が舞台となる2作目『涼宮ハルヒの溜息』の間の話です。
「無矛盾な公理的集合論は自己そのものの無矛盾性を証明することはできないから」という不完全性定理を持ち出してきます。
「フィクションの内側からフィクションであることに気づけない」ことを示し、読者の現実認識にも揺さぶりをかけてくる「胡蝶の夢」「マトリックス」から連綿とつながるスタイルが魅力の一部になっていますね。
リンク先にあらすじと感想を上げました。