毎日一冊! Kennie の読書日記

面白い本をガンガン紹介していきます!!

心に折り合いをつけて うまいことやる習慣

「今日も今日一日を頑張ろう!」と

力をもらえました。

 

89歳で現役の精神科医である著者が

「日々たんたん」とした生き方を語ります。

人それぞれの人生は、やはり面白いものですね。

 

 

【タイトル】

心に折り合いをつけて うまいことやる習慣

 

【作者】

中村恒子、 奥田弘美

 

【あらすじ・概要】

精神科医である著者が「うまいことやる」秘訣を語る。

 

「お金のために働く」でいい

「夢の実現」「やりがい」のために働くのもいいが

根本的には生活のために働くもの。

生きがいや成長は、余裕があったら考えればいい。

 

「幸せでなければいけない」と思わないほうが幸せ

人と比べて「こうあるべきだ」と思うのは息苦しい。

自分の生き方をはっきりさせて

自分で納得していくこと。

 

人を変えることにエネルギーを使わない

100%満足できる環境はない。

他人を変えて環境を変えるのではなく

「自分がどう動けばかいてきになるか」を考える。

 

情は執着の証

どこまでいっても人は一人。

情は他人への執着で身勝手さの証。

縛り合う・依存しあう関係は健全ではない。

 

弱みを話せる相手は大事

的確なアドバイスや妙案を与えるわけでなくても

同じところまで下りてきて話を聞くだけで

人はちょっとラクになる。

 

仲良くする人は好き嫌いで選ぶ

自分の利益となる人と損得勘定で付き合うとしんどくなる。

自分にとって心地よい人との関係を選べばいい。

 

生き方の計画をしても、その通りにはならない

生き方の計画を立てても

全てその通りに行くことはなく、

偶然の要素が必ず入ってくる。 

むしろ「こうあらねばならない」という

決めつけが頑固さ、偏屈さになる。

 

目の前のことが疎かになっていないか

先のことを考え不安になるのは仕方がないが

人間として「今やらなくてはいけないこと」を

疎かにせずに生きていくことが一番大事。

 

よく眠ること

夜は眠ることが仕事。

仕事以外の時は仕事のことを考えない。

今どうしようもないことを今悩んでも仕方ない。

 

「自信がない」は悪くない

無理に自信を持つより、

自分の得手不得手好き嫌いを把握しておくことが大事。

苦手なことなら助けを求めればいい。

 

悲しいことから立ち直るには時間が必要

イヤなことを忘れるには時間が必要。

ウジウジと考えないようにするには

暇を作らないのが一番。。

 

仕事の質は中途半端で結構

完璧を目指して挫折するよりも、

不細工な形でも続けていくことの方が大事。

 

 

他人には他人の人生、自分には自分の人生

自分自身が「足る」ことを知る。

「最後には人はひとり」と知り

孤独であることを否定せず、

距離感を保って人と付き合う。

 

 

【感想・考察】

とてもしっくりと心に入り込んでくる話だった。

 

目標のため、課題を分割し

実行可能なスケジュールに落とし込み、

日々管理していくのも大事だと思う。

 

一方で、未来のために今を生きるのではなく

「今ここ」を最優先に考えたいという思いもある。

 

「先のことを気にしないから怠惰な生活に堕ちる」

のではなく、

「今ここが大事だから、今ここを真摯に生きる」

ことを大事にしていきたいと思っている。 

 

 

 

当ブログは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムであ「Amazonアソシエイト・プログラム」に参加しています。