4ページミステリー
60編の超短編ミステリ集です。短い切れ端時間で読めるミステリというコンセプトは面白かったです。
ただ、伏線を張ったりトリックを見せたりするのに 2,000字の制限は短すぎるのかもしれません。ミスリードがあっても騙された感がないし、少し凝ったプロットは短い文章では分かり難いです。。
【作者】
蒼井上鷹
【あらすじ・概要】
各話が短いのでネタバレなしにあらすじ説明は難しい。比較的良かったのは
・最後のメッセージ
・孫が大変なんです
・ちゃんと聞いてる
あたり。
【感想・考察】
SFのショートショート的なものは大好きなので、超短編と相性の良いミステリもあるのだろう。こういう取り組みが増え、良作が出てくると嬉しい。本書の作品の中にも、ミステリとしては分かりにくくても、大きな物語の着想のヒントになりそうなものが結構あった。
【オススメ度】
★★