毎日一冊! Kennie の読書日記

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レバレッジ・シンキング

「知的な労働では成果は時間に比例せず

労力や時間に、どれだけレバレッジを

かけられるかが大事だ」とする

レバレッジ・シンキングを提唱しています。

 

【タイトル】

レバレッジ・シンキング

 

【作者】

本田直之

 

【あらすじ・概要】

1.常にレバレッジを意識せよ 

・レバレッジの投資対象は「労力」「時間」「知識」「人脈」

ホワイトカラーの生産性が低いのは自己投資をしていないから。

労力、時間、知識、人脈に投資することで

成果にレバレッジが掛かってくる。

 

・レバレッジは考え方なので誰にでもできる

時間や金銭をかけることなく、誰でも取り組むことができる。

 

・自己投資でパーソナルキャピタルを構築し、成果を上げる

労力、時間、知識、人脈のパーソナルキャピタルの構築を目指す。

 

・再投資でキャピタルは加速度的に増えていく

パーソナルキャピタルを再投資することで

複利で増えていく。

 

・最小限の労力で最大の効果を得ること

 DMWL(Do More With Less) を意識する

常に最小の労力で最大の成果を上げることを意識する。

楽をすることだけではなく、より高い成果を上げることを目指す。

 

・パーソナルキャピタルとマインドを兼ね備える

パーソナルキャピタルを持っていてもネガティブなマインドでは

成果につながらない。両方を兼ね備えることが必要。

 

・ゴールを明確にすることで余計なことをしなくなる

ゴールを明確にすることで「しないこと」が分かり

必要なことに対するアンテナが立つ。

 

・パッシブではなくアクティブに行動せよ

 同じ行動でも主体的に行うことで成果に結びつく。

 

  

2.労力のレバレッジ

・どうすれば少ない労力で大きな成果をあげられるか

労力のレバレッジは「仕組み化」「無意識化・習慣化」

「KSFを見つける」「二毛作など」の4つがある。

 

・上手くいった方法を仕組み化し再現性を上げる

「仕組み化」に時間を投資することで、

成功の再現性が上がり、より大きな成果を得ることができる。 

マニュアル化、フォーマット化を進める。

 

・習慣化、無意識化で身体が自動的に動くようにする

良い習慣は資産。考えずに体が動くようにする。

 

・大きな習慣のため小さな習慣から始める

毎日家を切にするのは難しくても

靴を整えるなど、ごく簡単なことから始め

心地よさを味わえば、次の行動を起こしやすくなる。

 

・習慣を数値管理しモチベーションを高める

目標を数値管理することでモチベーションが高まる。

習慣も数値目標化すると良い。

 

俯瞰的逆算思考で、成果に結びつくKSF(Key Success Factor)を

見つけ出す。

成り行きで取り組むのではなく、俯瞰的な視点から

成功のカギを握る要素(Key Success Factor)を見定め

成果に向けて本当に重要なことに集中する。

2・8の法則を意識しKSFに集中していく。

 

・二毛作で成果を上げる

学習と学習内容のアウトプット、通勤と読書など

マルチタスクで効率を上げる。

 

・限界は自分が決める、「できる」と思うこと

 「できない」という思いが自己暗示をかける。

思い込みから解放されることがレバレッジの第一歩。

 

3.時間のレバレッジ

 

・時間があるから成果が上がらない

人は時間が限られている時に集中力を発揮する。

 

・知的労働では成果は時間に比例しない

時間を積み重ねても、成果はある程度で頭打ちになる。

レバレッジを意識すると成果は無限に増やせる。

 

・時間は投資で増やすことができる

自由時間を作り出すためには先に投資して時間資産を作ることが必要。

仕事が終わらない状態で早く家に帰るより

きっちり終わらせた方が、後から仕事に追われることがなくなり

結果的に時間を有効活用できる。

 

・俯瞰逆算思考のスケジューリングで

 今日の流れから「タスクリスト」に落とし込む

今の仕事を積み上げるのではなく、

目標やゴールから逆算して仕事の段取りを考える。

「To Do リスト」というと受け身な感があるので

著者は「タスクリスト」とよんでいる。

 

・自己投資は時間の天引き

「時間ができたら勉強しよう」と思っていても時間はできない。

投資のための時間を最優先で確保してから

他のスケジュールを立てていく。

 

・時間の固定費を削る

 必ず使う固定費的な時間である睡眠や機械操作の時間を最小化するため

睡眠のメカニズムを学んだり IT機器に習熟することは効果が大きい。

 

4.知識のレバレッジ

・単なる勉強ではなく、リターンを追求する意識を持つ

知識への投資は単なる勉強ではなく、リターンを意識することが必要。

 

・「0から1」ではなく「1から100」にするのがレバレッジ

 成功した先例を学び応用するのが近道

「0から1」を生むクリエイティブな仕事ではレバレッジは効きにくい。

すでにある1を100まで高めるのにレバレッジが有効。

誰かが成功したやり方を自分なりに応用することが成功の近道。

他者から学ぶことは恥ではない。

 

・自分に似たタイプの成功者に学ぶ

学ぶにしても自分と全く違うタイプの人からは得るものが少ない。

自分と共通点があり共感できる人から学ぶと良い。

 

・多読法「レバレッジ・リーディング」は

 読書後にメモを作り実践することでレバレッジがかかる

読書は問題解決のために行うものと意識する。

前書きや目次をざっと眺め大枠を掴んでから読むことで

重要なところだけを拾って読むことができる、。

重要なところに線を引き、アイデアなどを書き込んでいく。

読み終わったら重要な箇所をパソコンに入力する。

 

・スクール、セミナーはよりカスタマイズされた形で学べる

スクールやセミナーなどは、本よりも自分に合わせて

カスタマイズされた学びを得られる。

また一緒に参加するメンバー同士で刺激を得ることができる。

 

・同僚など外部の体系立っていないノウハウも利用する

優秀な同僚のやり方など体系だっていないものからも学び取る。

 

・「レバレッジ・リーディング」をチームに応用

ミーティング前に参加者が同じ本を読み

問題意識を共有しておくことも有効。

 

 

5.人脈のレバレッジ

 ・人脈の基本はコントリビューション

「自分が何に貢献できるか」から対人関係が始まる。

 

・人脈作りは長期スパン

人脈への投資は数年から数十年のスパンで続く。

人脈を作ることよりも維持することの方が難しい。

 

・人脈を繋ぐことで、ネットワークのレバレッジを利用する

ネットワークは生き物なので、想像以上に拡大していく。

自分が発信者となってコネクションを構築するとリターンが大きい。

 

・パーソナルブランディングは自分を理解してもらう最良の方法

最小の労力で自分を理解してもらうためには

自分自身のブランディングが有効。

 

 ・アドバイザーの力を借りる

本当にうまくいっているのかは熟練者からフィードバックをもらって

確認していくことが必要。軌道を外れてしまうことがないように。 

 

 

【感想・考察】

 常にリターンを意識し効率を高めることが

最大の成果を上げるために必要なのは間違い無いと思う。

「時間」や「労力」がボトルネックなのではなく

 その使い方を工夫し続けることが大事だというのが

ビジネス上で成果を上げるために必要不可欠な 

考え方であることは理解できる。

 

自分自身は本の読み方とかも目的の見えない乱読だし

常に目的から逆算して行動することが得意では無い。

マルチタスクな働き方も苦手だ。

「今。ここ。」に集中する生き方の方が楽しいと感じる。

 

だからこそ、自分の感性と違うノウハウを知り

理解することに意味があるのだと感じる。

 

 

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