毎日一冊! Kennie の読書日記

面白い本をガンガン紹介していきます!!

学習

座右の諭吉 ~才能より決断~

【作者】 齋藤 【あらすじ・概要】 著者が敬愛するという「福沢諭吉」の精神を、その著作などから探っていく本。 福沢諭吉は「カラリとした」精神を持っており、人間関係に執着することが無い。自分の「学ぶ能力」に自信を持ち、日本を欧米列強と伍す国にす…

プリオン説は本当か? タンパク質病原体説をめぐるミステリー

【作者】 福岡 伸一 【あらすじ・概要】 羊のスクレイピー病や狂牛病などの病原は、ウイルスや細菌ではなく、変性したプリオンタンパク質自体が感染性を持っているとの説がノーベル賞を受賞した。 ウイルスとは思えない程小さい、ウイルスよりも熱などへの耐…

10倍速く書ける 超スピード文章術

【作者】 上阪 徹 【あらすじ・概要】 多作なブックライター上阪氏による伝わりやすい文章を速く各技術についての本。 従来以上に「書く」必要性が高まっているが、文章を書くことに苦手意識を持つ人も多い。普通の文章であれば、美しい表現にこだわる必要は…

新しいメディアの教科書

【作者】 佐々木 俊尚 【あらすじ・概要】 毎日新聞記者からアスキーを経てフリージャーナリストとなった著者が、ネットメディアの動向解析と進むべき方向性の示唆を記した本。「良質なコンテンツ」と「最適な配信方法」が大事だとしている。 ネットメディア…

勉強がしたくてたまらなくなる本

【作者】 廣政 愁一 【あらすじ・概要】 予備校教師が書いた、勉強に自主的に取り組むことができる手法について述べた本。飲酒に残ったポイントは以下の通り。 ・人間は誰でも愚図。愚図であることを前提に「仕掛け」を作ることが必要。 ・勉強に集中するた…

佐藤可士和のクリエイティブ シンキング

【作者】 佐藤 可士和 【あらすじ・概要】 アートディレクターである佐藤可士和氏による、クリエイティビティについての本。アートの世界だけではなく、あらゆる分野でクリエイティビテイーが重要だという観点から提案する。記憶に残ったのは以下のポイント…

三省堂 聞く教科書シリーズ 高等学校日本史

【作者】 三省堂 【あらすじ・概要】 実際には Apple のAudio Book で購入した。日本の歴史を概説した音声版教科書で通常速度の再生で12時間超となる。 旧石器時代から、2000年代初頭の出来事までを網羅している。教科書と謳うだけあり概説的に重要な…

SINGLE TASK 一点集中術 ーー「シングルタスクの原則」ですべての成果が最大になる

【作者】 デボラ・ザック 【あらすじ・概要】 やるべきことが増えると、物事を同時進行の「マルチタスク」でこなそうとするが、実は極めて非効率で、その時に集中し一つづ「シングルタスク」でこなす方が成果につながるという話。 ・実際に「マルチタスク」…

超訳 孫子の兵法

【作者】 許 成準 【あらすじ・概要】 孫氏の兵法を現代語訳し、現代での戦争であるビジネスに当てはめ解説している本。 孫子の構成に合わせ13編に分け解説している。私自身が役に立つと感じた高項目は以下の通り。 ・戦いは慎重に行うこと どのような決着を…

「司馬遼太郎」で学ぶ日本史

【作者】 磯田 道史 【あらすじ・概要】 歴史社会学者である作者が、著作を通して見える司馬遼太郎の歴史観を語る。 司馬遼太郎の作品は「文学」であり歴史研究の対象とはされてこなかったが、小説を通して強い浸透力を持ち、次の時代の歴史に影響を及ぼした…

0秒思考

【作者】 赤羽 雄二 【あらすじ・概要】 A4の紙に、思いついたことを制限なく書いていくだけで、思考能力を成長させることができるという話。 人間はそもそも頭が良いものだが、学校教育や社会生活のしがらみを経て徐々に思考能力が硬くなってしまう。思いつ…

出口 汪 のマンガでわかるすごい!記憶術 本当に頭が良くなる一生モノの勉強法

【作者】 出口 汪 【あらすじ・概要】 頭が悪いから覚えられない、ということはあり得ない。ものは忘れるものという前提で、記憶を定着させる記憶術を駆使することで記憶力は高められる。 理解できていないことは覚えることができない。まずは理解が先行する…

詳説 日本史 B 

【作者】 山川出版社 笹山 晴生、佐藤 信、五味 文彦 他 【あらすじ・概要】 2012年の文科省検定版。縄文時代から冷戦終結くらいまでが範囲で、東日本大震災にもわずかに言及されている。 【感想・考察】 びっしりと情報が詰まっている。近代史に興味が出て…

地頭力を鍛える

【作者】 細谷 功 【あらすじ・概要】 フェルミ推定という限られた情報から、仮説を立て推論していく手法を元に「地頭」を鍛えていこうという内容。 「頭の良さ」には3種類あり、①知識の多さ、②対人関係力の高さ、③考える力の強さ(地頭力)、がそれぞれに…

思考の整理学

【作者】 外山滋比古 【あらすじ・概要】 創造的で自主的な思考はどのように育てることができるのか考察した本。 知識を得て答えを出して行く学校教育は、風に乗って飛ぶ「グライダー」を養成しているが、自分のエンジンで飛ぶ「飛行機」型の思考が必要だ、…

武器としての書く技術

【作者】 イケダ ハヤト 【あらすじ・概要】 ブログライターの イケダ ハヤト氏が、ブログに書くのに適した文章術から、マネタイズの方法、書くこと自体のメリットを主張している本。 文章の書き方については、以下のようなポイントをあげている。 ・ブログ…

この日本で生きる君が知っておくべき「戦後史の学び方」 池上彰教授の東工大講義 日本篇

【作者】 池上 彰 【あらすじ・概要】 池上彰氏の東工大での講義を元にした書籍の第2弾。前回は近代史についてだったが今作は日本の戦後史について、戦後の出来事が現代にどう繋がっているのか説明をしている。 主な内容は、以下の通り。 ・自衛隊の存在は…

東大主席が教える超速「7回読み」勉強法

【作者】 山口 真由 【あらすじ・概要】 作者は東大在学中に司法試験と国家公務員一種を取得し、主席で卒業。その後財務省を経て弁護士として企業法務に従事、ハーバードロースクールに留学など凄まじい経歴の持ち主。 自分の勉強法である「7回読み」の解説…

決断力

【作者】 羽生 善治 【あらすじ・概要】 当時圧倒的な強さで棋界を騒がせた羽生善治氏の本。 才能とは、一瞬のひらめきではなく、情熱を持ち続けることにあると述べている。若さには勢いがあるが、長きに渡り時に挫折感を抱くことがあっても、諦めずに一つの…

読書脳 ぼくの深読み300冊の記録

【作者】 立花 隆 【あらすじ・概要】 冒頭は東大図書館副館長の石田氏との対談で、コンテンツのデジタル化の急速な進展で「本を読む」ことの位置付けが変わってきていることを語っている。 立花氏はヘッドラインを見ただけで理解した気になるなど、「浅い読…

《新装2017》本好きのための Amazon Kindle 読書術:電子書籍の特性を活かして可処分時間を増やそう!

【作者】 和田 稔 【あらすじ・概要】 読書をより効率的・効果的にしていくための、Kindle 活用方法。 なぜKIndelが優れているのか、紙の本と比べて何が良いのかという点で、 ・かさばらず複数を常に持ち歩ける。 ・隙間時間を利用して読書量を増やせる。 ・…

フェルドマン式知的生産術

【作者】 ロバート・アラン・フェルドマン 【あらすじ・概要】 知的生産性を高めるための「7つ道具」を紹介。 直線的に追加されていく、足し算の能力と、面積として積分されていくかけ算の能力があるという話。足し算の能力は強いところを伸ばせばいいが、…

この社会で闘う君に「地の世界地図」をあげよう  池上彰教授の東工大講義

池上 彰 著者が東工大の理系学生にリベラルアーツの講義をした内容を書籍に起こした本。 池上彰の著作だけあって非常に分かりやすいし、学生の反応も興味深く、通常の書籍とは違う面白さがある。 日本が戦時中に原爆の開発に着手していたことなどは、全く知…

ミステリーの書き方

日本推理作家協会 編著 著名ばミステリ作家たちが、ミステリの書き方について、それぞれのテーマに沿って解説をした本。インタビュー形式だが、回答者がめちゃくちゃ豪華。 福井晴敏の「まずは人間に興味を持つこと」という論から始まり、東野圭吾のミステリ…

三省堂 聞く教科書シリーズ 高等学校 世界史

三省堂編 今、世の中で起こっていることを理解しようとするとき、歴史上の基本的な知識が抜けていると感じることが多い。 例えば中東で多発する紛争やヨーロッパで発生している紛争の話を聞いても、その前提となる歴史の流れを知らないと、誤った捉え方をし…

僕らが毎日やっている最強の読み方 新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意

池上 彰、 佐藤 優 この2人の対談はいつも面白い。 情報収集のしかたとして、2人はまず新聞に重きを置いている。 なんだかんだ言っても、一次ソースとしてきちんと精査された情報を提供しているのは大手マスコミだし、一覧して重要な情報だけを汲み取りや…

「読む」技術 速読・精読・味読の力をつける

石黒 圭 「読む」技術についての本。 書くことや聞くことと比べると簡単に思われる、「読む」という行為だが かける時間は圧倒的に多く、技術の有無で成果が違ってくるという話。 極めて論理的な書き方だが、例文の選択などもうまく 非常に読みやすく頭に入…

中東から世界が崩れる 〜イランの復活、サウジアラビアの変貌

高橋和夫 中東情勢は分かりにくいと感じていたが、この著者の見方はシンプルで理解しやすい。 中東の紛争はイスラム教を軸に語られることが多いが、 実際には地政学的な必要性から生じていて 宗教、宗派の違いが決定的な要因では無いという前提で見ると イラ…

速読日本一が教える1日10分速読トレーニング

角田 和将 まず前提として、速読自体は目的ではなく 目的を達成するための手段であるべきという点が大事。 早く読むことで時間を捻出できたり、たくさん読むことで人生を豊かにしたりすることが目的であり、1分間に何文字読めるかは大事では無い。 また、速…

そうだったのか! 現代史

池上 彰 現代史の中で重要なトピックスについて、作者の見解を含め簡単に説明した本。 説明の仕方が本当に分かりやすく、すっきりと頭に入ってくる。 この説明の上手さは天才的だと思う。 時代を追った順番ではなく、 湾岸戦争、冷戦の始まり、東西ドイツの…

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