毎日一冊! Kennie の読書日記

面白い本をガンガン紹介していきます!!

2017-01-01から1年間の記事一覧

体育館の殺人

【作者】 青崎 有吾 【あらすじ・概要】 高校を舞台とした殺人事件。体育館で放送部部長が殺された。外部につながる扉は全て施錠され、渡り廊下につながる出口には常に人目があったため密室での殺人であった。語り部となる卓球部1年生の柚乃は嫌疑をかけられ…

天上の飲み物

【作者】 三浦 しをん 【あらすじ・概要】 永遠の命を持つ吸血鬼が、人間の生活に近づくため、生活を夜型から朝方に変え、ニンニク料理を食べ、生き血の代わりにワインを飲む。 恋に落ちても年老いることのない自分はいつか相手から離れなければならない。そ…

さおだけ屋はなぜ潰れないのか?〜身近な疑問から始める会計学〜

【作者】 山田 真哉 【あらすじ・概要】 身近な事柄を題材に会計学の基礎について学べる本。 ・さおだけ屋は何故潰れないのか 客単価が低く、それほど頻繁に売れる訳ではない「さおだけ屋」が、何故全国にあれだけあるのか。企業が利益を出すための二つの手…

晩夏に捧ぐ 成風堂書店事件メモ

【作者】 大崎 梢 【あらすじ・概要】 成風堂書店シリーズの番外編。連作短編集ではなく長編になっている。 成風堂で働く杏子の元に、以前の同僚であった美保からの手紙が届く。「今働いている信州の書店「まるう堂」で幽霊が出る、成風堂で「書店に関わる事…

あなたを天才にするスマートノート

【作者】 岡田 斗司夫 【あらすじ・概要】 「スマートノート」を付けることにより、楽に「天才」になる方法を指南する。 まず岡田氏の「天才」の定義づけは「発想力・表現力・論理力、が高く、それが主体性を持った人格の中にまとまっている状態」であるとし…

1分間ピケティ 「21位世紀の資本論」を理解する77の理論

【作者】 西村 克己 【あらすじ・概要】 トマ・ピケティの著書「21世紀の資本論」を77のポイントに絞って説明した本。 ・資本主義は民主主義ではない ピケティは原則として資本主義に賛成の立場だが、資本主義は民主的な仕組みではなく、放置すると富は集中…

伝説のプレゼンターへの道!

【作者】 三谷 宏治 【あらすじ・概要】 BCG、アクセンチュアといったコンサルティングを経て、現在は金沢工業大学虎ノ門大学院の教授として、子供・親向けのセミナーを手がける著者による、プレゼンテーション技術についての本。 BCG時代、プレゼンが苦手だ…

甦る殺人者 ー天久鷹央の事件カルテー

【作者】 知念 実希人 【あらすじ・概要】 連続殺人犯が現場に残したDNAを調べると、ある男性と兄弟の関係にある人物だと判定された。しかしながら、その男性の唯一の兄弟は4年前にすでに死亡していた。その死亡確認を行った鷹央に警察の確認が来たことで事…

凡人を達人に変える77の心得

【作者】 野村 克也 【あらすじ・概要】 野村克也氏が、野球選手・監督として成功するにあたって大事だと考えていた心得を77あげている。 印象に残ったのは以下の項目。 ・「テーマのない努力」は無駄になる 努力そのものを目的にしても結果は出ない。「練習…

「憲法改正」の真実

【作者】 樋口 陽一・小林 節 【あらすじ・概要】 憲法改正について、「護憲派」の法学博士である樋口陽一 と「改憲推進派」でありながら、「現状での憲法改正には反対」とする 小林節 博士との対談形式で語られる本。 護憲派と改憲推進派の対談の形式をとっ…

財布はいますぐ捨てなさい

【作者】 金川 顕教 【あらすじ・概要】 ものごとを成し遂げるためには、「なにをするか」よりも「なにをしないか」が大事だとする。 ・「成功の方法を知る」よりも「成功の確信を高める」ことが大事だと言う。 ・今の環境から新しい環境へ思い切って主軸を…

サイン会はいかが? 成風堂書店事件メモ

【作者】 大崎 梢 【あらすじ・概要】 「配達あかずきん」に続く、成風堂書店シリーズ。途中に番外編として「晩夏に捧ぐ」という作品もあり、発表順で言うと第3作。 「配達あかずきん」と同じく、「杏子」と「多絵」が、成風堂の周辺で起きた事件を解決する…

自由論

【作者】 ジョン・スチュワート・ミル 【あらすじ・概要】 19世紀初めのロンドンに生まれた功利主義哲学者による著作。功利主義的観点から自由論を語る。 ポイントとなるのは以下の二つ。 ・「個人は、自分の行動が自分以外の誰の利害にも関係しないかぎり、…

なぜ、あの人の周りに人が集まるのか? 仕事もお金も人望も、すべてが手に入る「大切なこと」

【作者】 滋賀内 泰弘 【あらすじ・概要】 商売でもそれ以外でも、良い関係を作るために「大切なこと」をストーリー仕立てで語っていく本。 MBAを取得しマーケティング理論に精通した主人公「ユカリ」は、就職したスーパーで現場仕事が続くことに嫌気がさし…

青い月の夜、もう一度彼女に恋をする

【作者】 広瀬 未衣 【あらすじ・概要】 夏休みに京都の祖母の家に行った高校生の「圭一」が、一月に2度満月となる「ブルームーン」の時に、森の奥の泉で「沙紀」と出会う。月初のブルームーンの4日間の夜、圭一は沙紀と会い強く惹かれていくが、沙紀は「初…

ブルースをうたう三本足の犬

【作者】 いしい しんじ 【あらすじ・概要】 「皮ぶくろ」と名付けられた三本足の犬が、人間の声でブルースを歌い出す。「ソラ」、「キキキ」、「ハンスー」とバンドを組み、世界中を回りライブ演奏をする。とある富豪が「皮ぶくろ」に用意した「ジュークジ…

螺旋の手術室

【作者】 知念 実希人 【あらすじ・概要】 外科医である主人公は、自分の父親の手術助手として参加していたが、簡単な胆嚢の手術であるにも関わらず、出血が止まらず亡くなってしまった。父は主人公も務める病院での次期教授候補であったが、他の候補者も数…

まんがでわかる 地頭力を鍛える

【作者】 細谷 功 【あらすじ・概要】 「地頭力を鍛える」を漫画で解説した本。家具メーカのOLが同期から「地頭力」を鍛え使いこなす方法を学び、崖っぷちの状況から重要なプロジェクトを任され成功させる。 ・思考停止に陥らない AIやクラウドコンピューテ…

会社の老化は止められない −− 宿命にどう立ち向かうか

【作者】 細谷 功 【あらすじ・概要】 会社の成長段階を人間とのアナロジーで捉え、構造的に会社の老化は止めることができず、宿命として受け入れるしかない。アンチエイジング的な対処や老化の速度を遅らせることはできるが、老化自体は宿命なので、会社は…

配達あかずきん

【作者】 大崎 梢 【あらすじ・概要】 本屋を舞台として起きた謎を、書店の店員「杏子」とアルバイトの「多絵」が解決していく、5編の連作短編集。 ・パンダは囁く 「認知症を患った」親戚から頼まれた本を買いに来る客だが、伝えられた言葉は本のタイトル…

カー・オブ・ザ・デッド

【作者】 乙 一 【あらすじ・概要】 ゾンビのストーリー。山道をドライブしているとき、車の故障で立ち往生している男女を助けようとするが、中学時代に自分をいじめていた男と好きだった女性だったことに気づく。一緒に車にいることに耐えられず二人を下ろ…

世界の大富豪2000人がこっそり教える「人に好かれる」極意

【作者】 トニー野中 【あらすじ・概要】 大富豪を例に挙げているが、経済的に恵まれ「幸せ」になるためには、何よりも人間関係が大事だと説く本。 ・人に関心を持ち、人の話をよく聞く。 ・人の良いところを探し、誉める。 ・自分は運の良い人間だと規定し…

宵山万華鏡

【作者】 森見 登美彦 【あらすじ・概要】 京都祇園祭での「宵山」を舞台とし、万華鏡のように折り重なる人々と出来事を幻想的に描く。 バレー教室に通う姉妹の妹を主人公とする「宵山姉妹」では、祭りの煌びやかで不安な雰囲気の中、姉とはぐれ赤い浴衣の少…

香港 返還20年の相克

【作者】 遊川 和郎 【あらすじ・概要】 香港返還20年を迎え、その変遷を主に政治・経済の観点から解説していく。 第二次世界大戦後、列強の植民地が次々独立する中で、香港の租借契約はアヘン戦争後に李鴻章と英国間で合意した期限通り99年は有効だとされた…

青本

【作者】 高城 剛 【あらすじ・概要】 高城氏のメールマガジンにあるQ&Aコーナーをまとめた、「白本」、「黒本」に続くシリーズ。「白本」は特にカテゴリはなく文化全般、「黒本」はマスコミや政治寄りだったが、「青本」は「旅」に特化している。 数十カ国…

オカルト トリック

【作者】 八槻 翔 【あらすじ・概要】 影の薄い男子高校生「禅」が、奇術師「凛」、占い師「環奈」、サイコメトラー「沙耶」たちと繰り広げる3つの事件、「呪われた少女」、「孤独な少女」、「失った少女」のの連作となる小説。 「呪われた少女」は、自分と…

わたしを離さないで

【作者】 カズオ・イシグロ 【あらすじ’概要】 「介護士」キャッシーの回想として語られる物語。幼少時代から思春期までを過ごした学校的な施設である「ヘールシャム」での出来事が前半をしめる。友人のトミー、ルースや、エミリ先生、ルーシー先生やとの思…

運動指導者が断言! ダイエットは運動1割、食事9割

【作者】 森 拓郎 【あらすじ・概要】 運動するだけで痩せることは難しく、食事に気をつけることがダイエットにも健康維持にも不可欠だという趣旨。 運動だけでカロリーを消費し、体脂肪を燃焼させるには相当の運動量が必要。筋肉を増やすことで基礎代謝を増…

国際舞台でナメられない英語力

【作者】 松岡 誠一郎 【あらすじ・概要】 PKOで米軍と交渉したこともあるという作者による、英語学習の本。 著者は「英語の交渉では物怖じした態度は軽蔑されるし、摩擦を当たり前と思う鈍感さが必要だとする。同時にOpen Mindedな態度は必要。また本気の交…

押絵と旅する男

【作者】 江戸川 乱歩 【あらすじ・概要】 電車で出会った奇妙な老人から、驚くほど精緻な押絵を見せられ、そこに描かれた老人と少女にまつわる話を聞かされる。 数十年前の話、押絵の男は老人の兄で、望遠鏡で見かけ見失ったた美しい少女に惹かれ、毎日によ…

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