カー・オブ・ザ・デッド
【作者】
乙 一
【あらすじ・概要】
ゾンビのストーリー。山道をドライブしているとき、車の故障で立ち往生している男女を助けようとするが、中学時代に自分をいじめていた男と好きだった女性だったことに気づく。一緒に車にいることに耐えられず二人を下ろすが、注意散漫になっているところで「ゾンビ」を轢いてしまう。あらためて合流した同級生とともにゾンビから逃げる主人公。最後は救われたような、気分が悪いような終わり方を迎える。
【感想・考察】
ゾンビを主題とした小説は初めて読んだ。グロテスクな表現はたくさんあり、次々感染が広がり追い詰められる描写もあったが、何故だか全く怖さを感じなかった。主人公の描写があっさりとしているからだろうか。怖くないホラー小説を不思議に感じた。