毎日一冊! Kennie の読書日記

面白い本をガンガン紹介していきます!!

「お金をもらう」から「稼ぐ」人になる習慣術

タイトルに「稼ぐ」とあるけれど、

学び方やアウトプットの出し方について

幅広く解説している本です。

 

 

【タイトル】

「お金をもらう」から「稼ぐ」人になる習慣術

 

【作者】

午堂登紀雄

 

 

【あらすじ・概要】

机に向かう勉強だけでなく、日常生活でも

情報を富に変える知的な思考作業をしているか、を問う。

 

頭で生活する

アンテナが立っていれば、全てものもから学習できる。

食事の時もサービスを観察し、テレビにも一々突っ込む。

 

物事を見る感性を養う

一面的な見方だけでなく、視点を変えてみる。

仮説を立てると見えてくるものがある。

 

一段高い視点でものごとを見る

もし自分がコンサルだったら、社長だったら、と言う視点で考えてみる。

 

稼げるようになるトレーニング

盗めるもんは徹底的に盗む。

買い物をするときは売り方を盗み、メール広告を大量に集めてみる。

 

スピードアップ時間術

人間は巡航速度に慣れていく。

レストランのメニューを1分で決める、オーディオ教材を倍速再生する、

常に制限時間を決めるなど、スピードに慣れる。

敢えてギリギリに取り組むこともスピードアップのトレーニングになる。

 

日常生活もスピードアップ

モノの配置の最適化、行動の最適化で時間短縮を図る。

良質な睡眠は生産性を上げる。規則正しい生活で飲酒を控え睡眠の質を上げる。

 

気がかりなことを残して眠ると、睡眠中に整理されることも多い。

 

24時間無駄なく過ごす

待ち時間をなくす工夫をする。空き時間を活用できる準備をする。

 

複眼思考で多様な人生を送る

仕事などでも一つにこだわらず、多様な視点でものを見る。

 

マルチタスクができる組合せを考える

タクシー移動と通話、ジョギング中に英会話など同時にできる組み合わせを作る。

本の2冊同時読みからも新しい視点が得られる。

 

壁を越えるスキルを育てる

ルーチンで獲得した能力だけでなく、意識的に新環境に挑めるよう、

変化を乗り越える成功体験を獲得することが大事。

自分の業務の抽象度を上げ、プロセスを普遍化・客観化する。

複数のスキルの組み合わせでリスクヘッジする。

 

マルチプル時代の生活術

集中力のある朝にやらないことリストを作るなど、時間活用を意識する。

一歩先を読み、未来の時間を無駄にする行動をしない。

デフォルト化し考えなくても良いことを増やす。

アウトプットし客観化することで、自分の器を広げる。

 

健全な稼ぎは健全な体に宿る

体調をクズパターンを認識し、定期的に検診を受ける。

 

知的生産を高める食事術

食事に無駄な時間をかけない。短時間で準備し短時間で食べられるものを用意する。

昼食もピーク時間からずらし、効率的に取る。

腹八分目に抑え、その後のパフォーマンスに影響させない。

 

生産性を高める物・場所の使い方

カバンにこだわる。外で仕事のできる場所を確保する。

出張に必要なのものなどをパッケージ化し準備しておく。

 

知的生産を高める仕事術

退屈な会議では内職する。

あるいは全てに反論するつもりで本気で関わる。

移動は現地集合・現地解散で使える時間を確保する。

会社は資源の宝庫、利用できるものは利用する。

 

コンテンツを生み出す整理術

オフィスのデスクは整理しない。情報が化学反応を起こす。

情報は整理しない。必要な情報をその都度収集し捨てる。

 

思考の枠組みの拡大

上級レベルになるまではとことんやる。

知識を得て終わりではなく、それを元に自分で考える。

 

自分の力を使い回す

転職サイトなどを見て、自分の能力を他の分野で活かすイメージをする。

作ったものの二次利用、三次利用を考える。

 

お金を稼ぐ読書術

敢えて自分の考えと違う本を読んでみる。

違う立場に立って本を読み直してみる。

 

知的生産につながる質問術

他人に問いを立てられるとコントロールされる。

自分で考え、無理にでも自分なりの答えを出す。

 

知的生産につながる心構え

TY(とりあえず、やってみる)。

 

知的生産を生み出す毎日の過ごし方

判断基準は「真・善・美」

幸運に敏感になる。

 

生産性を高める考え方

全体を俯瞰して考える。

まずは相手を引き立てる。

学ぶためにはまず忘れる。知識をアウトプットし自分から離す。

創造するためにはまずは壊すこと。

 

WIN-WIN発想で人を動かす

まずは他人にやってもらうことを考える。

 

未来につながる意思決定

テクノロジーに支配されず、主人になる。

潜在リスクを見える化する。

未来に視点を向け、サンクコストにこだわらない。

 

 

【感想・考察】

幅広く方向性が見えにくい本だと思ったが、

やはり作者の考え方のクセは浮かび上がっている。

 

「整理術」と言いながら、

情報は整理せず「必要なときに都度集めて捨てる」とするように

「ストックからフローへ移行すべき」という考え方が見える。

 

「食事術」と言いながら、

食べる内容ではなく食事時間の短縮に着目していたり、

行動のデフォルト化を徹底していたり、

相当時間に追われる感覚があることも見えてくる。

 

全体としては浅い感じを否めないが、

作者の強い主張を感じる部分は読んでいて面白い。

 

当ブログは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムであ「Amazonアソシエイト・プログラム」に参加しています。