毎日一冊! Kennie の読書日記

面白い本をガンガン紹介していきます!!

すごい「実行力」―――「結果」は3日で出る!

「3日で〇〇できる!』みたいなタイトルの本は

ちょっと 敬遠してしまうのですが

読んでみると、地道でまともな話でした。

「行動科学」の観点から、

「やりたい」と思える実行力のつけ方を

紹介しています。

 

 

【タイトル】

すごい「実行力」―――「結果」は3日で出る!

 

【作者】

 石田淳

 

【あらすじ・概要】

「行動科学マネジメント」の視点から

「実行力」を付ける方法を解説する。

 

「have to」 から 「 want to」へ

自発的行動により「行動の反応率ーモチベーション」を高める。

誰でも自発的なモチベーションを持っているが

それを自分の目標にどう向けていくかが問題。

 

実行力を付ける3つの方法

 ①行動の動機づけ条件をつくる

②行動を測定する

③行動の阻害要因を排除する

 

行動の動機づけ条件をつくる「ニーズ」と「メリット」

「お腹が空いた」というニーズに対し

「食事をする」という行動はメリットがある。

動機づけ条件があれば人は必ず行動をする。

 

行動できないのは動機づけ条件がないから。

実行力のためには動機づけ条件を作ればいい。

 

行動の強化

例えば「収入を増やしたい」というのは目標で

「欲しかった車を購入するためにお金が必要」というレベルで

行動に直結する動機を作る。

 

もっと細かく意図的な動機づけをするため

行動に対する「メリット」を作り、

行動への反応率を強化していく。

「他人からの賞賛」などもメリットになるし

自分自身で「小さなご褒美」を設定するだけでも意味がある。

「できたこと」をポイントとして記録し

ポイントを貯めて欲しかったものを買う、などで

行動反応率は上がる。

 

褒賞は「すぐに」、「確実に」行わないと

行動の強化に繋がらない。

 

 

「不足行動」と「過剰行動」

「不足行動ーやりたいこと」を増やすには

・行動の誘発条件を作り

・行動の動機づけ条件を作り、

・行動のハードルを下げることが必要

 

例えば「早起きしたい」ということであれば

・誘発条件

「朝に陽射しが場所で眠る」「大音量の目覚まし」など

早起きしやすい条件を揃えること。

 

・動機づけ条件

「早起きした日はちょっと贅沢なランチ」など

行動にメリットを加える。

 

・行動阻害要因の排除

「深夜のコーヒー」、「寝る前のスマホ」など

邪魔をする要因を取り除く。

 

「過剰行動ーやめたいこと」を止めるには

これと全く逆のことをすればいい。

 

行動を記録する

自分の行動を数値化し、できればグラフ化する。

結果だけではなく「行動」を測定する。

自分の成長を認識することで行動の反応率を維持でき、

データの裏付けがある自信を持つことができる。

 

その行動が結果につながるものかどうかは

慎重に見極める必要がある。

測定と記録は、行動がどう結果に繋がったかを

判断する助けにもなる。

 

細かい目標

挫折を防ぐためにはちいさな達成感の積み重ねが必要。

実行可能なスモールゴールをたくさん設定する。

 

不安感の克服

苦手意識や不安感がある場合、

いきなり高い目標に挑むのではなく

徐々に慣らしていく「系統的脱感作」が役に立つ。

全身に力を入れてから

描く箇所の菌に気を意識しながら力を抜いていく

リラックス法にも効果がある。

 

行動の持続力

 やるべきことの言語化、行動を細分化し

チェックリストを作り行動の成果を可視化することで

挫折せず、反復トレーニングを続けることができる。

 

 

【感想・考察】

単純にいうと

・目標を細かな行動まで落とし込み

・行動に対する小さな褒賞を作って達成感を感じ

・行動を記録測定することで、成果を実感する

ということだ。

 

遠大な目標を持っていても

目の前の行動と結びついたメリットがないと

行動を楽しむことができないのは間違い無いと思う。

 

「やらなければならない」ことよりも

「楽しいからやりたい」ことをやる方が

絶対に成果につながる。

 

目指す方向を明確にした上で

「今、ここ、を全力で楽しむ」ことができれば良いと思う。

 

 

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