毎日一冊! Kennie の読書日記

面白い本をガンガン紹介していきます!!

成功する男はみな、非情である。 人生の勝者が遵守する残酷すぎる行動原則61

「成功する男の非情な法則」を

そばで見た女性の視点からまとめた本です。

でも、著者の描く「成功者」が、

あんまり幸せそうには見えないですね。。

 

 

【タイトル】

成功する男はみな、非情である。

人生の勝者が遵守する残酷すぎる行動原則61

 

【作者】

いつか

 

【あらすじ・概要】

全部で61の「法則」が挙げられているが

印象に残ったいくつかを紹介する。 

 

「普通ではない」が成り上がる条件

平和な幸せと成功は両立しない。

富と名声を勝ち得たものは一様に孤独だ。

 

モテるモテないの差は「行動力」

モテるためには外見よりも行動力が大事。

女生徒の関係も感情を優先させず事務的に行動する。

拙速で失敗するほうが、タイミングを逃す失敗より良い。

 

「貸し」を作りたがる

成功する人は「借り」を作ることの不利をよくわかっている。

「借り」ができたらすぐ返し、

何とかして「貸し」を作ろうとする。

特に「情報と人脈」を使って「貸し」を作るのが上手い。

一方で「貸し」のある人間が裏切った場合は

徹底的につぶす。

 

思う存分やる人間は「背負わない」

人間は死んでしまえばみな同じで何も残せない。

「人のために」と何かを背負い込まずに、

自分の望みを実現させるため、思う存分やるべきだとする。

 

「闘争本能」を持ち続ける

男は子供のころから「能力拡張」が好きで本質的に闘争的。

大半は成長するにつれ社会に揉まれ丸くなっていくが

成功するものは「闘争本能」を捨てない。

 

「勝負すべきフィールド」を知っている

自分が目指すべき目的を決めたら

邪魔になるモノを切り捨る非情さが成功の条件。

何を残し何を捨てるのかは人さまざまで

一番大切なものを間違えてはいけない。

 

「結果が全て」と認識している

過程での努力ではなく「結果」こそが大事。

「努力賞」はもらえなくなり、勝者が全て決める。

 

「徹底的に打ちのめせる」人間が勝者になる

戦うときは戦力を一気に集中させる。

中途半端にな鮭をかけず「完全に息の根を止める」

 

「ナンバーワン」を意識する

まずは自分が「ナンバーワン」を狙える分野を限定し

そこで力を付ける。

「オンリーワン」より「ナンバーワン」が強い。

 

「自分の生き残り」を第一とする

成功する人は「自己犠牲」をよしとしない。

極限状態では他人を押しのけても自分を守り切る。

 

「話は大きく、数字は細かく」

ハッタリをかますのも実力のうち。

ただ説得力を上げるため、金額や数値は細かく話す。

「相手が聞きたい話」を聞かせる。

 

「努力を知られることは恥」と考える

成功する人は「努力」を知られたがらない。

努力をしないで成功するほうが立派という感性がある。

実際は、天才と呼ばれる人も普通以上の努力をしているが

それが習慣化し苦痛に感じていない。

 

俳優並みに「外見」を演出する

外見の影響力は大きい。

特に「笑顔」は強力な武器となる。

自分なりの美学を持って外見を磨き

それに”ふさわしい人”になろうとする。

 

「自分の評判」をコントロールする

人のことはとりあえず褒めておく。

悪口を言うことにまずメリットはない。

 

 「自分の理論」に合わせ「事実」を変える

 人は「自分の見たいものしか見えない」ものだが

成功者は特にその傾向が強い。

自分の理論は絶対に正しいと考え、世の中の方を勝手に曲げる。

だからこそ自分の成功を確信して行動できる。

 

【感想・考察】

著者自身も「成功と幸せは必ずしも重なるものではない」

と感じているようだ。

 

冒頭から ジェニファー・ロペスの

「成功することって、幸福になることと同義ではないのよ」

という言葉の紹介で始まっているし、

中国の「人生、福禄寿のすべては取れない」という言葉で

福=幸せ、禄=財産、寿=健康 は同時に得られない

という考え方を伝えている。

 

「それでも成功したいなら、非情になってもやり切れ」

ということなのだろうが、それでは

成功のイメージが狭すぎるように感じる。

私自身は「成功」は 「幸福」のための手段であり

それ自体が目的ではないと考えている。

 

一方で「非情に見えるくらいの思い切りの良さ」が

必要な場面があるのは間違いないと思うし

ほぼ常にだらっとしている自分にとっては良い刺激になった。

時には自分と違う視点を持つ人の話を聞くことも大事だと感じる。

 

 

 

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