『カラマゾフの兄弟』 フョードル・ドストエフスキー
長すぎるのでとっつきにくい印象があったけれど、ミステリとして読んでも、恋愛小説としても、当時のロシア情勢をめぐる話としても、宗教と魂の解放の物語として読んでも面白いです。
殺された父と、三人の息子+一人の非嫡出子 を、当時のロシア情勢を重ね合わせたメタファーとして読むと、いろいろ考察がはかどります。
リンク先に考察を上げています。
ミステリとして読むと「スメルジャコフの犯行じゃないな」
ロシア情勢のメタファーとして読むと「アレクセイが犯人ならおもしろい」
という感じです。
140年前の作品に今更感はありますが、一応ネタバレ注意。。