毎日一冊! Kennie の読書日記

面白い本をガンガン紹介していきます!!

レフトハンド・ブラザーフッド

事故で死んだ双子の兄が左腕にいる!

殺人の疑いで警察から追われなながら

兄弟で協力し真犯人を探っていく、サスペンスミステリです。

 

妄想なのか真実なのか、誰を信じればいいのか、

最後までグイグイと引っ張るストーリーでした。

 

【タイトル】

レフトハンド・ブラザーフッド

 

【作者】

知念実希人

 

【あらすじ・概要】

双子の兄を亡くした高校生の岳士は

「左腕に兄の海斗が宿っている」と妄想する

エイリアン・シンドロームと診断され

精神病院に入院させられた。

 

岳士は「治療」で海斗が消されることを恐れ

自転車で東京まで逃げ出してきたが、

途中野宿をした河川敷で刺殺体を発見し

殺人の容疑で警察から追われる身となってしまう。

 

「真犯人を見つける以外に助かる方法はない」

と考えた 岳士と海斗は独自に調査を進める。

 

被害者は「サファイア」と呼ばれる合成ドラックの

調査していたフリージャーナリストだったと判明し、

岳士と海斗はその流通網に入り込んでゆく。

 

 

【感想・考察】

知念実希人さんは、

現役医師らしくリアル寄りの医療ドラマも書くし、

オカルト的な出来事を医学・科学で解き明かす話もあるし

「死神」とかガチのオカルトに持っていくこともある。

今作はどこに落とすのか最後までわからず、

二転三転する展開に結末まで一気に引っ張られた。

 

また、合成ドラックにハマっていく描写が

本当に試しながら書いたんじゃないか、というくらい

鬼気迫る描写だった。

薬物乱用防止啓蒙の効果も抜群だろう。

 

シリーズものも、単発作品も外れなく面白い。

新作に期待したい。

 

 

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