毎日一冊! Kennie の読書日記

面白い本をガンガン紹介していきます!!

そして、バトンは渡された

文句なしにおススメです。

読了後、冒頭を再読して久々に泣かされました。

父親の格好良さに痺れます。

 

【タイトル】

そして、バトンは渡された

 

【作者】

瀬尾まいこ

 

【あらすじ・概要】

優子が 最後の父親の「森宮さん」と過ごした

高校時代からの7年間の話。

優子の2人の母と3人の父との思い出が

重ねて語られる。

 

優子の家族遍歴は複雑だった。

 

優子は幼いころに生みの母を亡くす。

小3の時に、父親と再婚した梨花と暮らすが

2年後、父がブラジル赴任するのと同時に両親は離婚し、

優子は梨花に引き取られる。

 

優子と梨花は貧しいながらも楽しい暮らしをしていたが

優子が中学生になるころ、梨花は裕福な泉ヶ原さんと再婚する。

 

梨花は数年後に家を出て泉ヶ原さんと別れ、

高校生になっていた優子を連れて森宮さんと再々婚した。

しかし、3人の生活が始まってからほんの二か月後に

梨花は優子を置いて出て行ってしまう。

 

 

【感想・考察】

「森宮さん」が格好良すぎ。

 

実際の生活でここまで純粋ではいられないだろうし

デフォルメされた話だというのは分かる。

それでも「家族というフィクション」の

一つの理想形を描いた秀作だと思う。

 

真っ直ぐな物語がやっぱり強く心に残る。

文句なしにおススメです。

 

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