毎日一冊! Kennie の読書日記

面白い本をガンガン紹介していきます!!

サスペンス

ウィザードグラス

個人情報の扱われ方に警鐘を鳴らすお話でした。 便利さとプライバシー保護はトレードオフの関係で 「自分で選択しているつもりが、 いつのまにか支配されていませんか」と警鐘を鳴らしています。 【タイトル】 ウィザードグラス 【作者】 根本総一郎 【あら…

春にして君を離れ

アガサ・クリスティの作品ですが ミステリーではありません。 事件も起こらず探偵も登場せず 一人の女性が自分の内面を掘り下げていく サイコ・スリラー的な話で、 生々しい恐ろしさがありました。 【タイトル】 春にして君を離れ 【作者】 アガサ・クリステ…

レフトハンド・ブラザーフッド

事故で死んだ双子の兄が左腕にいる! 殺人の疑いで警察から追われなながら 兄弟で協力し真犯人を探っていく、サスペンスミステリです。 妄想なのか真実なのか、誰を信じればいいのか、 最後までグイグイと引っ張るストーリーでした。 【タイトル】 レフトハ…

パレード

シェアハウスで暮らす男女5人の 青春物語かと思っていたら 徐々に不気味さを感じるような話でした。 【タイトル】 パレード 【作者】 吉田修一 【あらすじ・概要】 2DK のマンションで暮らす 5人の男女の物語。 21歳の大学生の良助は 先輩の彼女に惚れて、 …

そこにいるのは誰

ホラーと謳っていますが、怖いというより不思議な不気味さのある、 ショートショート的な短編集でした。さらっと読めます。 【作者】 星邑光 【あらすじ・概要】 以下8篇の短編集。数ページのショートショート的な作品から、中程度の長さまで多様。 ・そこに…

箱の中の優しい世界

ブロックチェーンをモチーフにしたと思われる「ボックスチェーン」の技術を巡るお話です。 個人情報が情報インフラを担う大手企業に独占されていることの危うさや、膨大な情報の流通が「清廉潔白・品行方正」をヒステリックなまでに追い求める雰囲気の不気味…

ある愛の終わり

ドイツ州知事候補の愛人が殺され、女性刑事の二人組が犯人を追い詰めるストーリーです。個人的には移民政策などドイツの政治事情がリアルに伝わってくるのが興味深かったです。 【作者】 マルクス・ヒュネベック 【あらすじ・概要】 ドイツ州知事候補のゾン…

ダブル・クロス

15分くらいでサクッと読める本です。デトロイトでギャングのような組織で活動する主人公の話。タイトルの「ダブル・クロス」は二重の裏切りということでしょうか。 【作者】 ジェフリー・ディーヴァー 【あらすじ・概要】 デトロイトでの「組織」でパシリを…

空席 隠蔽捜査シリーズ

中編の警察小説です。ミステリではなく警察内部の力学とかを書き出す話でした。短いのでさくっと読めます。 【作者】 今野敏 【あらすじ・概要】 大森署の署長竜崎が転任し、新任署長が来る前の空白の一日の出来事を描く。 品川区内で起きたひったくり事件に…

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