毎日一冊! Kennie の読書日記

面白い本をガンガン紹介していきます!!

1秒で好かれる技術 人を惹きつける自分の魅せ方30

男性向けのファッションやマナーなど

イメージ戦略を指南する本です。

 

ここ数年でノーネクタイが当たり前になったり

ビジネスファッションでも変化が激しいですが

考え方の部分は今でも参考になるところがあります。

 

【タイトル】

1秒で好かれる技術 人を惹きつける自分の魅せ方30

 

【作者】

西松 眞子

 

【あらすじ・概要】

1.服装で相手をコントロール

スーツ

ジャケットは肩幅を合わせるのが重要。

ビジネススーツは数より質。

パンツの丈も重要、ワンクッションくらいが適当。

シワを作らない。特に肩甲骨の横ジワ。

ポケットにモノを入れすぎない。

ネクタイの左右のズレに気を付ける。

ネクタイを締めるときは第一ボタンを見せない。

ブランドのロゴを見せない。

 

ネクタイ

キャラもの、派手な柄、光るタイピンなどは避ける。

無地・小紋・ストライプが基本。

色は薄い方が優しく見える。

模様は小さい方が上品に見える。

 

シャツ

半そでシャツは礼節に欠けるという考えもある。

素材はコットンが優秀。

シャツの下に肌着を切るときは透けないように。

色は薄い方がフォーマル度が高まる。

ホワイトがビジネスの基本。

顔が小さい人はワイドスプレッドカラー、

顔が大きい人はレギュラーカラーが似合う。

 

カジュアルスタイル

カジュアルで手を抜かない。

ベーシックを守りつつ一部にトレンドを取り入れる。

 

ヘアスタイル

ヘアスタイルの影響は大きい。

前髪が長すぎないか。

短すぎないか。

フケは落ちていないか。

毛染めは派手になっていないか。

整髪料は無香料にしているか。

 

季節感

ファッションに季節感を取り入れる。

季節感を先取りするため「我慢」も必要。

 

靴はよく見られている。

スーツスタイルにはひも付きで黒か茶が基本。

ストレートチップが汎用性も高く基本。

靴の縁(コバ)が出ているほど重厚なイメージ。

靴の脱ぎ履きでは紐を解くこと。

靴下は黒、濃紺、グレーの無地。

透けるような薄い素材は避ける。

 

小物

小物の使い方は派手になりすぎないように。

メガネのフレームカラーは控えめに。

ビジネスバックは革素材が良い。

光物は派手過ぎないように。

腕時計は他の靴の飾りやベルトのバックルなど

他のメタル素材の色と合わせる。ゴールドかシルバー。

 

香水

香りもイメージを演出する。

パフューム、オーデパルファム、オードトワレ、

オーデコロンの順に弱くなっていく。

香りは付けた直後と30分後くらいで変わる。

選ぶときは30分くらい付けてから決めた方が良い。

香りは下から上るのでくるぶしやひざ裏などに付けると良い。

 

2.カラーコーディネイト

自分に似合う色の把握

好きな色が似あうとは限らない。

肌に青みを持つ人はベースに青みを含んだ色が似あう。

肌に黄みを持つ人はイエローをベースにした色が似あう。

 

ベストカラーの探し方

赤系でもクール寄りからウォーム寄りまで幅がある。

色のイメージを繊細に捉える。

 

暖色

赤、橙、黄色などの暖色は

暖かく元気なイメージを与えるが

使う量が多いとうるさい感じになってしまう。

 

中間色

緑や紫の中間色は使い方が難しく上級者向け。

 

寒色・無彩色

青系の寒色や無彩色はビジネスでの王道。

迷ったら間食とモノトーンでまとめる。

 

タイプ別色彩戦略

子供っぽく見えるタイプは黒系など重量感のある色が合う。

老けて見えるタイプは白を含む明るい色が似あう。

小柄なタイプは縦じまが良い、黒は重心が低く見えるので避ける。

痩せているタイプは明るめの色が合う、ストライプも太めを選ぶ。

大柄なタイプはダークな色をセレクトする。

 

状況別色彩戦略

商談では出しゃばりすぎない薄めのグレー等。

面接では誰にも嫌われないネイビーなどを選び、

シャツやネクタイで明るい色を選ぶ。

会議やプレゼンでは落ち着いたネイビースーツに

赤や青のネクタイがあう。

謝罪ではネイビースーツに白のシャツ。

女性向けにはピンクが親しまれる。

 

3.魅せるマナー

テーブルマナー

着席はテーブルからこぶし1.5~2個分を開けて座る。

椅子は女性より先には座らない。

オーダーは男性の役目。

アイコンタクトで店員を呼ぶ。

女性にお酌はさせない。

ワイングラスをぶつけて乾杯しない。

英国式ではパンでソースを拭わない。

パンはトースト以外ちぎって食べる。

パスタはフォークだけで食べる。

英国式では左手でフォーク、

フランス式では切った後に右手でフォーク。

デザートはできるだけフォークで。

チーズは手で食べる。

 

カトラリーサイン

食事中サインでフォークとナイフをハの字に置くより

×にするのが英国式。

食事終了は

英国式では6時の位置、

フランス・イタリア式では5時の位置、

アメリカ式では3時の位置

に揃えて置く。

ナプキンは畳まずふわっとテーブルに置く。

 

立ち姿

鏡で両肩が平行かチェックする。

横を向いて骨盤が前に出ていないかチェックする。

頭は上から引っ張られているイメージで。

耳は心持ち後に。

あごは床と平行にまっすぐ前を見る。

首は背骨から真っ直ぐ1本になるイメージ。

背中は肩甲骨を寄せるイメージ。

腹部は丹田を意識。

お知りに力を入れる。

脚は膝の裏を真っ直ぐに伸ばし肩幅くらいに開く。

足の裏は土踏まずを意識。

 

歩き方

胸のあたりにもう一つの顔があるイメージで前を向く。

目線は心持ち上。

肩と腰を意識する。

踵ー土踏まずー親指 と体重移動。

ビジネスでは手を振らない、自然なレベルで。

 

笑顔・表情

笑顔はエチケット。

笑顔を作る練習をする。

表情金は鍛えないと衰える。

 

 

【感想・考察】

 

ここ10年くらいで日本のビジネスでの着こなしが

ずいぶん変わってきていると思う。

通年ノーネクタイや、ビジネスでのリュック利用など

ずいぶん広まっている。

 

10年以上日本から離れ、香港やオランダで生活していて

当初は、そのカジュアルさが楽でいいと思っていたが、

最近では日本も同じ感じになってきた。

 

ビジネスファッションもテーブルマナーなども

傾向としてはカジュアル化に向かうのだろうと思う。

 

ただ一方で、ファッションもマナーも

周囲への思いやりという面もある。

 

格式の高いレストランなどでドレスコードを

面倒に感じることもあるが、

そこで「非日常の特別な時間を過ごしたい」と

考えて集っている周囲のお客様の思いを壊さないため

ルールを作り守ることは必要なのだと思う。

 

暑くて湿っぽい日本の夏に、単に同調圧力から

ネクタイを締める必要はないと思うが

一緒にいる人たちの思いを汲む必要はあるだろう。

 

 

ポケットに地球儀  探偵作家アマンと謎の密室魔

最後に明かされるタイトルの意味で笑えました。

 

寄せられた謎を全く解決できないミステリ作家探偵、

本筋と無関係にブチ込まれる脱出ゲーム的な密室、

本筋と無関係に語られる パンク、ノイズミュージック、

デスメタル等々のウンチク、

探偵役は一つも謎を解かず全て相談者が自己解決。

 

雑然としたノリが楽しいのですが

人によっては受け付けないかもしれません。。

 

 

【タイトル】

 ポケットに地球儀  探偵作家アマンと謎の密室魔

 

 

【作者】

安萬 純一

 

 

【あらすじ・概要】

ミステリ雑誌の企画として「謎解き」を謳い

寄せられた謎を、ミステリ作家のアマンと

編集者の鹿堀が解き明かしていく(が、一つも解決できない)

5つの連作短編集。

 

パンク少女と三日月の密室

毎日決まった駅で降り、数分待って

後の電車に乗換える女性の行動に疑問を覚えた

小説家志望のパンク少女キリナが相談に来る。

ストーリーと無関係にアマンたちは密室に閉じ込められる。

本物のパンクは他にいた。

 

ノイズの母と開店する密室

かつてノイズの母と呼ばれたノイズミュージックの

マニア女性安芸田が住むマンションのバルコニーに砂が播かれる。

誰が何の目的で播いたのかアマンたちに相談する。

安芸田の部屋を見に行ったあと、

またしてもストーリーと無関係に

アマンたちは密室に閉じ込められる。

ノイズの母はスーパーウーマンだった。

 

DJルリカと四角い密室

ルリカはDJ機材を積み込んだ車で同窓会に向かった。

ところが車の不調を治している間に

会場となる学校から靴だけを残し人が消えていた。

またしてもストーリーと無関係に

アマンたちは密室に閉じ込められる。

ルリカは同窓会に呼ばれてなかった。

 

メロデス美女とドアのない密室

デスメタルを愛する美女 鉾森は

同棲している男性に持ち物を盗まれているようだが

いくら調べても現物が見つからない。

隠し場所を探して欲しいとアマンたちに依頼してくる。

そしてまたしてもストーリーと無関係に

アマンたちは密室に閉じ込められる。

 

密室魔と空中の密室

アマンと鹿堀を4度にわたり密室に閉じ込めた

「密室魔」から密室への招待状が届く。

「振り込め詐欺の経済効果」を説く

経済学者を加えた3人で、新たな密室に赴く。

体育館を模した密室から脱出できるのか。

 

【感想・考察】

各話のタイトルは「密室もの」っぽいし、

音楽が絡んでいそうだけれど、

どちらも本筋とは全然関係がなく

敢えて「取って付けた」感じだ。

 

素晴らしいくらいに雑然としていてまとまりがない。

自分はとても楽しめたが、苦手な人もいると思う。

 

 

神様に一番近い動物 ~人生を変える7つの物語~

動物や宇宙人や紙幣など

「人ならざるものたち」の寓話です。

「夢を叶えるゾウ」シリーズからブレない

水野敬也氏のメッセージが込められています。

 

【タイトル】

神様に一番近い動物 ~人生を変える7つの物語~

 

【作者】

水野敬也

 

【あらすじ・概要】

動物や昆虫などが主役となる7つの寓話です。

 

三匹の子ぶたなう

オオカミが三匹の子ぶたを襲うおうとする。

過去の記録からレンガの家ではなく、

木の家とワラの家に住む子ぶたを狙う。

ところがワラの家に住む子ぶたは

「オオカミに美味しく食べてもらうため」の

準備を進めていた。

 

お金持ちの勧め

ガールズバーで「折目で笑って見える福沢諭吉」ネタを

披露した男は、店員の女性に「記念に欲しい」と言われ

渡してしまう。

その夜、顔に折り目を付けられ怒った福沢諭吉が

男の元に訪れ説教をする。

男は諭吉に「お金持ちになる方法」を聞く。

お金は人を喜ばせたことの対価だと説く話。

 

宇宙五輪

宇宙五輪で最下位となった星は最上位の星に侵略されてしまう。

前回は辛くも再開を逃れた地球だが、次回は厳しい。

人間はチーターなど運動能力に優れた動物の力を借りようとする。

 

役立たずのスター

歌手のオーディションに落ちた女性は

音楽的才能や外見に恵まれた者たちに嫉妬する。

流れ星をに祈りを込めると、

輝く「スター」が部屋に突っ込んできた。

女性は「スター」に願いを告げたが

「スター」はただ輝くだけで何もしない。

ただ、才能がなく苦しむからこそ

夜の暗さがあるからこそ、星は輝くのだと告げた。

 

スパイダー刑事〜カブトムシ殺虫事件〜

カブトムシが羽を漆で固められ木から落ち死んでいた。

大きなクヌギの樹液を独占していたカブトムシに

敵意を抱くものは多かったが、

容疑者にアリバイがあったため、

カタツムリ警部は自殺として処理しようとしていた。

ところがスパイダー刑事は「引っかかるところがある」として

さらに調査を進めた。

 

愛沢

蕎麦屋を営む男性は、同じエリアに新規開店した

蕎麦屋あいざわのクオリティーと値段に驚く。

「お客様の喜びが第一」という愛沢は

たった一人で調理から配膳まで全てこなす。

あいざわに客を取られた男は恥を忍んで

素材の仕入れ元や調理の秘訣を聞くが

愛沢は「多くのお客様が喜ぶなら」とあっさりと教える。

それでもほぼ無利益で経営するあいざわには及ばず

男の店には客足が戻らない。

 

神様に一番近い動物

子牛のマギーは人間の元に出荷されることを知る。

草や水をもらって生きてきた自分が

人間のために命を差し出すことは受け入れていたマギーだが

ネズミのドロが「お前は食べられるのではなく

革ジャンになる」のだと教えられる。

「毛皮のない人間が寒さを凌ぐため仕方なく」ではなく

「流行っているからなんとなく」求められていると知った。

マギーはドロと一緒に人間の街に向かう。

 

【感想・考察】

水野敬也さんの作品は、自己啓発系の話を

色々と取り入れているが、

たくさん読んでみると、特に重点を置いている部分が見える。

「まず最初に人を喜ばせることを考え、

成功するとは限らないけれど頑張って生きることを楽しむ」

そういうことを大切にしているのだろう。

 

どの本もサービス精神満載で読者を楽しませようとしているし

その裏に真摯な努力があることも感じさせる。

表面的な文章のチャラい感じとは違うものを感じた。

 

 

脳も体も冴えわたる 1分仮眠法

「短時間の仮眠でも、

ある程度は睡眠不足を補える」

というお話です。

 寝不足が体に悪いのは分かっているけど

十分な時間を確保するのは難しいですよね。。 

 

【タイトル】

脳も体も冴えわたる 1分仮眠法

 

【作者】

坪田 聡

 

【あらすじ・概要】

徹夜したり慢性的な睡眠不足は悪影響を及ぼすので

極力規則正しい十分な睡眠を推奨しながら

できない部分は短時間仮眠で補うという考え方です。

 

1.睡眠の重要性

・睡眠不足は覚醒時のパフォーマンスを低下させる。

・ホルモンバランスの乱れにより肥満を促す。

・5分以内に眠れる寝つきの良い人は

 慢性的な睡眠不足の可能性がある。

・睡眠不足では成長ホルモンの分泌が減り

 細胞のメンテナンスができない。

・睡眠不足では免疫力も低下する。

・セロトニンの分泌が減り苛立ちやすくなる。

・「寝だめ」は負債の解消で先取りはできない。

 

 

2.「1分間仮眠法」の進め方

・目から入る情報は脳にとって負担。

 目を閉じるだけでも脳は休まる。

・眠くなりそうなときに1分でも仮眠を取る。

・30分以上仮眠をとると「睡眠慣性」が

 発動し眠気が取れなくなる。

・ノンレム睡眠の第2段階までが理想的。

 入眠時間を含めて20分ほど。

・仮眠は座ったまま。

・「〇分後に起きる」と自己暗示をかける。

・仮眠後は何かをかんだりストレッチなどをすると

 素早く覚醒する。

・仮眠でも足りない分は週末に補填する。

 ただし普段より90分以上長い睡眠は良くない。

 

3.睡眠の基本

・寝向けのコントロールには強い光を浴びるのが有効。

・朝ごはんも目覚めを促進する。

・カフェインの効果は限定的、1時間程度で弱まる。

・22時から2時くらいの睡眠が成長ホルモン分泌を促進する。

・睡眠時に記憶は定着される。

・「動機付け」があると眠気に強い。

 

4.睡眠の質を高める方法

・1週間単位で睡眠のスケジュールを立てる。

・寝る一時間前に体温を上げる。

・いつも同じ時間に起きる。

・眠たくなってから布団に入る。

・寝る前のカフェイン、飲酒、たばこ、強い光は

 睡眠を妨げる。

・肉や乳製品に含まれるトリプトファンを摂る。

 

【感想・考察】

目を閉じて2~3分で眠れるが

どうやら慢性的な睡眠不足だったようだ。

 

1分とはいえ仕事中に仮眠をとるのは難しいが

できる範囲で試してみよう。

週末の寝だめよりは弊害が少ないのかもしれない。

 

 

やめてみた。 本当に必要なものが見えてくる、暮らし方・考え方

家電製品から心の持ち方まで

不要なものを捨てて大切な者に気づく、

ミニマリスト的な生き方を描いたエッセイマンガです。

 

【タイトル】

やめてみた。 本当に必要なものが見えてくる、暮らし方・考え方

 

【作者】

わたなべぽん

 

【あらすじ・概要】

 生活の中で「なんとなく使っていたけれど

本当に必要かどうかわからないもの」を

思い切ってやめてみた話。

 

炊飯器

土鍋で炊くのはそれほど面倒でないし美味しい。

タイマーや保温機能がないのは運用でなんとかなるし

生活のリズムが出来上がる。

 

TV

何気なく「TVつけっぱなし」を止めて

本当に見たい番組がある時だけ見ることにした。

最初は違和感もあったが、夫婦の会話が増え

好きな番組は今まで以上に熱中できるようになった。

 

掃除機

掃除機の代わりにフロアワイパーを使うようにした。

狭いところに届くし、音がしないので夜でも大丈夫で

手軽に頻繁に掃除をするようになった。

絨毯などは使わないようにした。

 

ゴミ箱

全ての部屋やトイレにゴミ箱を置いていたが

集めて捨てる作業が面倒で、ゴミ出しが滞っていた。

最終的に大きなゴミ箱に集約することで

ゴミ出し作業が楽になった。

 

メイク

メイクしないと外出できなかったが

自意識過剰を改め、ファンデーションを塗らず

日焼け止めとフェイスパウダーだけにした。

意外と周囲は気にしていないし

クレンジングの手間もなくなり、

肌の調子も良くなっていった。

 

「こんな服は似合わないだろう」という思い込みを捨て

素敵だと思ったものを楽しむ。

「地味なオバサンにならないため

無理に個性的な服ばかり買ってしまうこと」も止めた。

 

コンビニ

レシートを整理するとコンビニでの買い物が多いことに気づいた。

慌てて忘れ物をし現地調達することが多く、

そのついでにお菓子なども買っていた。

事前準備を徹底することで無駄な買い物が減り、

行動にも余裕が出てきた。

 

スマートフォン

仕事中も深夜もスマホ中毒気味で生活のペースが乱れ

ネットの情報に流される傾向があったが、

寝るときにスマホを枕もとに持ち込むのを止め

攻撃的な言葉が飛び交うサイトもブックマークを外した。

スマホのゲームもやめ、専用機で時間を決めて遊ぶことにした。

 

もやもや人間関係

モヤモヤする友人関係も切ることができなかったが

「その時の状況で相性が合わなくなったら

友情を一時的に休ませてもいい」と考えるようにした。

学生時代に仲が良かったが

片方だけが社会人になったようなケースで

生活状況の違いからすれ違いが生じるような時

無理に交流を続けて関係を悪化させるよりは

合わない時は休んで

再び状況が良くなれば友情を復活させればいい。

 

お詫び

店員さんのサービスを受けた時など

つい「すいません」と言ってしまうのを止める。

そこは「ありがとう」にする。

 

「充実させなきゃ」

無理に充実しているように見せることで疲れていた。

何に充実感を覚えるかは人それぞれなので無理はしない。

 

【感想・考察】

謝るつもりでなくても「すいません」と言ってしまうが

感謝を伝える時は「ありがとう」がいい。

これは本当にそう思う。明日から実践してみよう。

 

モノの断捨離は、人それぞれの状況があるので

一概には言えないが、

「生活を見つめ必要なものを選別」する姿勢は

豊かに生きるために必要なのだろう。

 

ミニマリスト的な徹底感がない分、取り込みやすいと感じる。

まずは「すいません」→「ありがとう」からやってみよう。

 

 

彼女はたぶん魔法を使う 柚木草平シリーズ

決まりきらないハードボイルド探偵が格好いい。

何故か美女が寄ってくるのもわかる気がします。

ミステリとしても面白いし、会話を読むだけでも楽しいです。

 

 

【タイトル】

彼女はたぶん魔法を使う 柚木草平シリーズ

 

【作者】

樋口 有介

 

【あらすじ・概要】

柚木草平は警察を辞職した後、妻子と別居し

フリーライターをしながら、

以前の上司で恋人でもある吉島冴子の仲介で

探偵業も手掛けていた。

 

今回は、島村香絵という女性が

妹の由実の事故死は殺人だったのではないか、

と疑い、調査を依頼してきた。

 

事故現場に残された痕跡から

ひき逃げした車種まで特定できているのに

いまだ車の所在がわからないことを

柚木も不審に思う。

 

数ヶ月前に由実の友人男性が起こした

接触事故を糸口に事件の謎に迫るが

依頼主の島村香絵が何かを隠していることに気づく。

 

【感想・考察】

別居している妻や娘、元上司の恋人、

事件依頼人や、被害者の友人などなど

美女に囲まれるハードボイルド風探偵の話だ。

 

完璧に格好良すぎるハードボイルドより

自分の仕事には真摯で高い能力を持ちながら

いつも飄々として、女性には弱かったりする、

ルパンとか冴羽獠とか、トニースターク的な

「決まりきらないハードボイルド風」の方が格好いい。

 

主人公の魅力で読ませる話だった。

 

 

魔弾の射手―天久鷹央の事件カルテ―

外傷を残さず人を殺める「魔弾」の謎を解くミステリです。

 

知念実希人さんも最近は重めの話が多くなって

元々ライトよりだった天久鷹央シリーズも

最近は少し重くなってきたかな、と感じていましたが

本作はまた明るく読みやすい作品となっていました。

安定のおもしろさです。

 

【タイトル】

魔弾の射手―天久鷹央の事件カルテ―

 

【作者】

知念実希人

 

【あらすじ・概要】

十数年前に医療過誤で患者と時山院長が自殺したことで

時計山病院は廃院となり、その跡地は自殺の名所となっていた。

 

自殺した院長の血筋に当たる時山恵子が

その病院の屋上から飛び降り死亡した。

女性は末期がんを患っており、

飛び降り以外の外傷もなかったことから

病苦による自殺と判断されたが、

女性の一人の由梨は「母は絶対に自殺ではない」と主張する。

由梨は病院で倒れてしまい、しばらく入院することとなった。

 

由梨の叔父にあたる文太と一志が病院に訪れ

シンガポールに駐在している一志は由梨を

養子として引き取ることを提案するが

気持ちの整理がつかない由梨は事件解決まで判断を留保した。

 

調査をしていた鷹央と小鳥遊、鴻ノ池は、

二人目の被害者が病院屋上から飛び降りるのを目撃した。

屋上の縁で胸を撃たれ転落したように見えたが

遺体を確認しても胸に外傷はなかった。

 

外傷を残さず胸を撃ち抜いた「魔弾」とは何なのか。

 

【感想・考察】

「医療ミステリ」として医学的な知識が鍵になっているので

素養がないと「謎解き」をするのは難しいが、

それでも緊張感を持って最後まで引っ張っていく。

倒叙的な描写を始めとした構成が上手なのだと思う。

 

統括診断部のメンバーたち掛け合いも軽さが戻ってきて

人が死ぬ辛さはあるが、全体としての雰囲気は明るく、

読んでいて楽しい。

 

知念実希人さんには、幅広い作品を書き続けてほしい。

 

 

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