毎日一冊! Kennie の読書日記

面白い本をガンガン紹介していきます!!

ブランド人になれ! 会社の奴隷解放宣言

 NTTデータ、リクルート、ライブドア、LINE、ZOZO などを

渡り歩いた著者が「自分自身のブランド化」を説く本です。

熱さが伝わってきます。 

 

【タイトル】

ブランド人になれ! 会社の奴隷解放宣言

 

【作者】

田端信太郎

 

【あらすじ・概要】

 会社に従属する生き方が維持できない時代には

自分の名前で仕事をする「ブランド人」と

なることが必要だという。

 

汗水に価値はない

プロフェッショナルの仕事は顧客に提供する価値。

頑張ること自体に意味はない。

自分の顧客は誰で、どうすれば自分の仕事が

顧客と社会を盛り立てることができるのかを考える。

 

量をこなせば質に転化する

とはいえ、まずは体を動かして量をこなすフェースも必要。

2年間は量をこなしてみる。

 

何も知らない金魚であれ

アクリル板で仕切られた水槽で飼われた金魚は

板を外されても反対側に行こうとしない。

そこに新しい金魚が入り、反対側に行くと

他の金魚も反対に行き始める。

 

硬直化した組織を動かすのは「何も知らない人」

知らないことは強みである。

 

サラリーマンはノーリスク

ブランド人となるために会社を利用する。

会社はインフラを用意してくれるし、

失敗で多大な損害を引き起こしても

個人に責任追及することはなく、

せいぜいクビになる程度。

ノーリスクを利用して大きなギャンブルを打てばいい。

 

「優秀な人」より「面白い人」

AI時代に「優秀さ」は簡単にコモディティ化する。

人としての面白味と凄味、野望と大義が人を動かす。

 

虚が実を生む

背伸びをして虚勢を張り、恥をかきながら経験を積めば

いつか虚像が実態となる。

まずは自分をステージに押し上げ、

それからつじつまを合わせる。

 

会社なんて幻想

「うちの会社」というような実体はない。

実体としては「人」や「設備」の集まりに過ぎない。

「会社の持つ便利な機能を自分のために使いつくす」と

考えればいい。

 

まずは何でもやってみる

 

とにかく新しいことに触れてみる。

評論家よりもミーハーの方が変転するマーケットで生き残る。

 

フォロワーは資産であり資本

SNSなどで臆することなく発信し、

フォロワーを増やすべき。

会社の肩書は辞めたら何もなくなるが、

SNSのフォロワーは「持ち運び可能な資産」だ。

 

自分をただただ肯定する

SNSのフォロワーが増えると炎上や罵倒に直面する。

それでも関心を持たれている方が良いと考え

ひたすら自分を肯定していく。

 

正直者であれ

ハッタリをかましたり、

ハイリスクな挑戦に失敗することは構わない。

嘘をついたり誤魔化したりするのはダサい。

「正直に生きる」という原則がブランドを強化する。

 

たかがカネのために働くな

「たかがカネ」のために働くのではなく

自分の好きなことを極め、

人の役に立つという思いで仕事をすると

結果的にはカネが寄ってくる。

 

 

【感想・考察】

短くまとめると、

もう 会社に依存することはできない。

自分自身のブランド価値を高めよう。

そのためには臆することなく発信して世界に売り込もう。

ということだろう。

 

組織に束縛されることに愚痴をこぼすくらいなら

自分の価値を高めて自分の名前で働けばよいと私も思う。

そういうことができる時代になっている。

 

ただ、常に時代の最先端にい続けなければならない

とは思わない。

ピークを超えることに震える人もいれば

アベレージの高値安定に幸せを感じる人もいる。

様々なタイプの組み合わせが価値を生むのではないか。

 

いずれにせよ、生き方の一つの提案としては

とても面白かった。 

 

 

当ブログは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムであ「Amazonアソシエイト・プログラム」に参加しています。