犬にきいてみろー(「花咲舞が黙っていない」シリーズ)

【作者】

 池井戸

 

【あらすじ・概要】

 花咲舞シリーズの短編、舞の見合い相手の若社長を助ける話。

 実質的に会社を仕切っている工場長の不正告発に悩む若社長を助けるため、舞と相馬が不正証拠を掴もうと伝票の山と格闘する。工場長は最大顧客を握り前代社長の時代から会社に影響を及ぼしてきた存在で、社長の立場でもコントロールが効かない。工場長により閑職に追いやられた元経理課長の「犬に聞いてみろ!」という“暴言”から、解決の糸口を掴んでいく。

 

 

【感想・考察】

 池井戸氏の作品らしく、経営者の苦しみやサラリーマンの悲哀が描かれ

 経理会計を鍵に、分かりやすく胸がすくような勧善懲悪の展開するストーリーとなっている。

 ごく短い短編だが池井戸作品の魅力が凝縮されたような良作。