毎日一冊! Kennie の読書日記

面白い本をガンガン紹介していきます!!

BookLet を立ち上げました

お越しいただきありがとうございます。

 

この度、Wordpressで独自サイトを立ち上げました。

当面は記事の更新は並行して行っていきます。

過去記事も順次転載していく予定です。

 

booklet.world

 

よろしければ、こちらにも見に来ていただけると嬉しいです!!

『黒い家』 貴志祐介

f:id:kenbuchi:20200120041446j:plain

 

タイトル : 黒い家

作者   : 貴志祐介

オススメ度

 ホラー度     ★★★★

 リアル度     ★☆

 サスペンス度   ★★★

 総合オススメ度  ★★

 

人間の怖さを描いた戦慄のホラー!

 

要約

保険会社に勤める若槻は、菰田重徳という男の家に呼びだされ、そこで重徳の息子が首吊り死しているのを発見してしまう。

発見時の重徳の表情を見た若槻は、保険金殺人ではないかと疑う。重徳の経歴を調べると、過去に自分の指を切断し保険金詐取を狙った経歴もあるなど疑わしい状況だった。重徳は毎日のように若槻のいる事務所に訪れ保険金支払いを淡々と督促していく。サイコパスの危険性を主張する犯罪心理学研究者の金石も、重徳は普通ではなく即座に逃げるべきだと助言を受ける。ところが警察の捜査の結果、金石にはアリバイがあることが判明し事故死であると結論付けられ保険金は支払われた。

保険金は支払われても重徳による犯罪であると確信していた若槻は重徳の妻である幸子に匿名で警戒を呼び掛ける手紙を送った。

その手紙を見た重徳が激高したのか、若槻の恋人である黒沢恵の飼い猫が殺され、その首が若槻の家の前に置かれるという事件が発生する。警察に相談するが「悪質ないたずら」程度と考え真剣に対応してもらうことはできなかった。さらには、若槻に危険を訴えていた犯罪心理学者の金石も惨殺死体で発見される。

菰田夫妻から新たな保険金申請を受けた若槻たちは、潰し屋と呼ばれる元暴力団の交渉役に事件の収束を依頼するが、さらなる凄惨な事件へと繋がっていく。

感想・考察

 

菰田夫妻の小学校の頃の文集のくだりでは背筋が寒くなった。やはり人間の醜悪さは怖い。

保険制度が、モラルの欠如から悪用されるケースが増えていることへの憂いが一つのテーマだ。保険会社にとっての商売ベースの話であれば、利益が出る掛け率になっていれば、詐欺でも何でも関係ないのかもしれないが、モラルの悪化を促す可能性は看過すべきではないという立場だ。作者の貴志祐介氏が以前保険会社に勤めていただけあり、問題意識を持っていた点なのだろう。

一方で、若槻の恋人恵が訴える「人間の善性への信頼」に救いを感じる。人は環境によって反社会的な行為を行うこともあるが、完全な悪ではありえない。優生学的にサイコパスを社会から排除したりすべきではない、という主張だ。

これは非常に難しい問題で、犯罪を犯しやすい傾向にあっても環境的要因が無ければ実際に犯罪に至るわけではない。サイコパス的な人間が社会を動かす原動力となることもある。社会全体を考えると多様性を排除すべきではないのかもしれない。だが一方で、個人レベルで「自分や自分の家族を傷つけかねない人」がいると思えば、目の前にいるべきではないと感じてしまう。

 

長くて凄惨な描写も多いが、色々と考えさせられる話で、是非一読をお勧めしたい。

 

『法律事務所×家事手伝い2 不動正義と水沢花梨とニュースの女』 川口 世文

f:id:kenbuchi:20200113011320j:plain

 

タイトル : 法律事務所×家事手伝い1 不動正義と水沢花梨とニュースの女

作者   : 川口世文

オススメ度

 ミステリ度    ★★☆☆

 ヒーロー度    ★★

 スィーツ度    ★★★

 総合オススメ度  ★☆

 

法律事務所×家事手伝いシリーズ第2弾。魅惑のどらクレープ

 

あらすじ・概要

 

「法律事務所×家事手伝い」シリーズの第2弾。

弁護士である父親の征四郎に、息子の正義が「痴漢をしたので示談のためお金がいる」という振り込め詐欺の電話がくる。正義は自分を痴漢扱いした犯人笠谷と一瞬でも信じた父に憤慨するが、父の征四郎は犯人の弁護を自ら買って出た。

振り込め詐欺の公判に向かった正義は、裁判所の前で小中学校時代の同級生だったニュースキャスターの朝生美也子と再会する。

美也子に頼まれ彼女が実家に帰るのに付き合うことになる。そこで美也子の両親も美也子のスキャンダルを装った振り込め詐欺の被害にあっていたことを知る。

自らに振り込め詐欺を仕掛けた笠谷を弁護する征四郎は、背景にある詐欺グループ「テンイチ」の情報を提供することが執行猶予付き判決を得るために必要だと考ええた。だが、笠谷自身にテンイチメンバーとの直接の接触はなく、有意義な情報は取れそうになかった。そんな中、被告人の情状証人として出廷した笠谷の父は、証人審問で征四郎たちとの事前打合せにない発言をして周囲を驚かせる。

 

その頃、正義の義妹の花梨は、どら焼き風のクレープ生地で餡とマーガリンを包んだ「 どらクレープ」を開発し、不動家の一室を改造して「雑司が谷スイーツ」を開業した。

 

感想・考察

 

不動家をターゲットとした振り込め詐欺、ニュースキャスター朝生の苦悩、花梨のお菓子作りなど、バラバラの要素が最後に結び付くのかと思いきや、直接の結びつきはなく、それぞれが個別にカタを付ける。

直接の関りはないが、様々な「親子」の姿を対比して見せている。正義と征四郎の、詐欺師とその父、朝生とその両親、それぞれに親子の形があり、どれが正解ということもなく、それぞれが努力をしながら関係を育てていく。

ミステリ要素はほとんどない「家族ドラマ」になっていた。

 

 

『高校事変』 松岡圭祐

f:id:kenbuchi:20200117235058j:plain

 

タイトル : 高校事変

作者   : 松岡圭祐

オススメ度

 トリビア度    ★★★☆

 クールヒロイン度 ★☆

 羊頭狗肉度    ★★☆

 総合オススメ度  ★☆

 

安定の松岡圭祐、新たなる女子高生ダークヒロインの戦い!

 

あらすじ・概要

総理大臣の矢幡は、学力低下を嘆き教育の大切さを説くパフォーマンスのため、高校に訪問することを計画する。

国民的に人気のあるバドミントン選手の田代がいる武蔵小杉高校が対象として選ばれたが、その高校にはかつて大規模テロを行い死刑になった男の娘、優莉結衣も在籍していた。

矢幡総理は多数のSPを連れて武蔵小杉高校に訪れた。各教室で生徒たちと触れ合い演説をしている最中に、武装した集団が乗り込み、総理のSPや生徒、教師たちを殺害してく。生き残った生徒と教師をいくつかの教室に集め人質として確保し、矢幡に「検察の起訴を止める指揮権を発動」させることを要求する。一部の女子生徒たちは「慰安婦」として奉仕することを求められるなど、学校は壮絶な様相を呈する。

「リスク回避」のため、クラスから離れていた優莉と友人の濱林は武装集団の襲撃から逃れることができた。優莉は手製の発火装置を使い偵察に来た兵士を倒し安全な場所に逃れようとする。やがて矢幡たちと合流した優莉は武装集団への反旗を翻す。

 

感想・考察

多作な松岡圭祐さん。最近は「黄砂の籠城」とか歴史寄りの作品が多かったが、久々に「女性ヒロイン × アクション × トリビア小ネタ × 大がかりな事件」で本領発揮しているようだ。優莉結衣のダークヒロイン感は中々いい。

精緻な伏線を埋め込んだ緊張感ある序盤から、電子レンジから電磁パルス兵器を作っちゃうような大雑把な終盤に至る「風呂敷広げすぎ」な流れも、いつも通りで安心感がある。

 

個人的には「千里眼シリーズ」岬美由紀の派手なアクションより、「万能鑑定士シリーズ」凜田莉子の「人の死なないミステリ」の方が好みで、これはちょっとエグいかなとも思う。。

 


『か「」く「」し「」ご「」と「』 住野よる

f:id:kenbuchi:20200116231924j:plain

 

タイトル : か「」く「」し「」ご「」と「

作者   : 住野よる

オススメ度

 能力バトル?    ★★★☆

 青春の友情と恋愛? ★★

 手紙で泣かす?   ★★★

 総合オススメ度   ★★★

 

あんまり役に立たない特殊能力 × 青春ラブストーリー。

 

要約

5人の高校生たちの友情と恋愛の物語。それぞれがかくす特殊能力はあんまり役に立ってない。。

読み進めるうちに各編のタイトルの意味も分かる。

  • か、く。し!ご?と

男子高校生の京が主人公。

片思いをしている女子の三木さんが、京の友人ヅカに「何か変わったことに気づかないか?」と執拗に聞いてくる。京は三木さんがシャンプーを変えたことに気づいたが指摘はせず、彼氏ができたのかと一人思い悩む。

以前、京はクラスのおとなしい女子宮里さんにシャンプーのことを指摘してから、関係がぎくしゃくしたことを思い出していた。宮里さんはその後しばらくしてから、不登校にもなっていた。

 

  • か/く\し=ご*と

女子高生の三木は、直情的で目立つのが好き。ヒーローに憧れている。

友人のパラが文化祭で企画した劇にヒーロー役を得た三木は気合をいれて取り組むが、本番では異様に緊張してしまう。

 

  • か1く2し3ご4と

女子高生のパラは、同級生のヅカに熱烈なアプローチをかける。

ヅカが好きなわけではないが、京が三木にみせる一途な想いを応援するため、邪魔者になりそうなヅカを排除するのが目的だった。「修学旅行で鈴を渡すとずっと一緒にいられる」という学校の伝説があり、ヅカの持っていた鈴が気になってしまい、やがて体力の限界を超えてテンションを上げていく。

 

  • か♠く♢し♣ご♡と

男子高生のヅカは、最近親しくなった宮里のことが気になり始める。

宮里が三木に作ってきたクッキーを食べ「何か隠し味があるのか」と聞くと、宮里は急に悲しみに沈んでしまう。友人の京も「宮里さんがよそよそしい気がする」と相談してくるが、彼女が悲しみに暮れている理由が分からない。

宮里、パラ、三木、京と一緒に花見に行くことになったが、三木が作ってきたクッキーを食べさせようとしたとき、宮里はその場から駆け出して逃げてしまった。

 

  • か↓く←し↑ご→と

女子高生の宮里は、パラが企画した「10年後の自分への手紙」 を書くのに苦心していた。

京から「三木さんから一緒の大学を受験して欲しい、と言われたがどう考えればいいのか」と相談を受け、バカさ加減にあきれる。パラからの再提案で、10年後の友人に宛てた手紙を書くことになり、三木や京に想いを伝える。

 

感想・考察

こんな学生時代だったら良かったな、と思うような暖かく優しい話だ。

自分の内面と外面に差があることを恥じるパラと「そんなの当たり前だ」と軽く流すヅカ。あまりにも外向きな三木とあまりにも内向きな京。それぞれ違う個性を持ちながら、みんな優しくお互いを大事にしている。最後の手紙では泣かされそうになるくらい、美しい友情の物語だ。

能力バトルだったり、叙述トリックが入ってたり、色々盛りだくさんだけど、青春の物語としてきれいにまとまったいる。

若い人にも、若さを忘れてしまいそうな人たちにも、お勧めしたい一冊。 

 

『やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学』 ハイディ・グラント・ハルバーソン

f:id:kenbuchi:20200115170411j:plain

 

タイトル : やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学

作者   : ハイディ・グラント・ハルバーソン

オススメ度

 分かりやすさ   ★★★★

 実践しやすさ   ★★☆

 目新しさ     

 総合オススメ度  ★☆

 

「当たり前のこと」をやり切る技術!!

 

要約

  • 目標に具体性を与える

例えば「やせたい」と思うなら、目標は「やせる」ではなく「5kgやせる」であるべき。具体的な目標はやり抜く力を与えてくれる。

「私にとって成功とは何か」「成功への障害は何か」を繰り返し心の中で考えることが大事。目標を達成した時の「感情」を味わい、その時の状況をイメージする。

 

  • 目標達成への行動計画を作る

目標達成への行動計画を「if - then プラニング(もしこうなったら、こうする)」を決めて作る。例えば「4時になったら電話する」など。「XならばY」という文は脳が記憶しやすい。

 

  • 目標までの距離を意識する

「フィードバックで目標への距離を確認する」ことが大事。

初心者への頻繁なフィードバックは萎縮させてしまい逆効果となるが、上級者には頻繁なフィードバックが有効。

「これまでしたこと」より「これからすること」を考えさせるフィードバックが良い。

 

  • 現実的楽観主義者になる

ポジティブに考えることは重要だが、目標達成を甘く考えてはいけない。「望むことは簡単に達成できる」「私に悪いことは起こらない」という非現実的な楽観主義では目標達成できない。目標達成は困難だが、自分には困難を切り抜ける力があると信じることが必要。

 

  • 「成長すること」に集中する

能力は伸ばすことができる。「自分にはそれをする能力がある」と証明することをゴールにすると失敗を恐れてしまうが、「能力を伸ばして今までできなかったことをできるようにする」ことをゴールにすると、失敗してもいいと開き直ることができる。

完璧主義に陥らず、また自身が興味ある対象に取り組むことが大事。

 

  • 「やり抜く力」を持つ

「能力は経験や努力によって高めることができる」という「拡張的知能観」を持つことが「やり抜く力」に繋がる。うまくいかなかった場合も「能力がなかった」と諦めるのではなく「やり方に問題があった」と考え行動を変える努力をする。

 

  • 筋肉を鍛えるように意志力を鍛える

筋肉を鍛えるように意志力も鍛えることができる。気の進まないことでも取り組む価値があると思うことを継続していくことで意志力は強くなる。

また筋肉と同じで意志力も使いすぎると動かなくなる。強い負荷がかかった後は休めることも必要。

「意志力の強い人」を思い浮かべるだけでも意志力を回復する効果がある。

 

  • 自分を追い込まない

意志力には限りがある。困難な目標を複数同時に取り組むのはやめるべき。また目標達成には極力意志力に頼らない方法を探す必要がある。例えば禁煙するなら「意志の力で止める」より「タバコの誘惑がある状況を避ける」方が効率的。

 

  • 「やめるべきこと」より「やりたいこと」に集中する

「〇〇をしてはいけない」と考えると、〇〇のことが気になってしまう。行動を変えるなら「やめること」ではなく「やりたいこと」「やるべきこと」い集中するべき。

 

感想・考察

目標を具体化し、行動計画を作る。現実的な見方をして、意志力を鍛えてやり抜く。当たり前のことばかりだが、それを継続して実行するのが難しい。

本書では安易な方向に流れることはない。現実世界や自分自身の意志力については厳しめに見積もりながら、「自分が成長すること」についてはとてもポジティブな見方をしている。

「現実は厳しい。意志の力も頼りにならない。でも人間は成長できる」という応援だ。

 

 

『外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術』 山口周

f:id:kenbuchi:20200114234516j:plain

 

タイトル : 外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術

作者   : 山口周

オススメ度

 分かりやすさ   ★★★★

 実践しやすさ   ★☆

 有益度      ★★★

 総合オススメ度  ★☆

 

ビジネスパーソンのための本の読み方と役立て方。

 

要約

仕事に繋げる読書の原則
  • 成果を出すには「2種類の読書」が必要

ビジネスパーソンとしての基礎体力を作るための「ビジネス書の名著」と、ビジネスパーソンとしての個性を形成するための「リベラルアーツ=教養書」の2種類を読む必要がある。ビジネス書は狭く深く読み、教養書は広く浅く読む。

 

  • 本は「2割だけ」読めばいい

本を全部読み通すのは非効率。重要なのは全体の20%程度なので、最初の段階で「軽く斜め読みをして重要な個所を探す」のが大事。

 

  • 読書は投資

読書は書籍代と読む時間の投資。お金を払ったからといって、有益でない本を読むのに時間を費やすのは二重の無駄。サンクコストを切る考え方が必要。

 

  • 「忘れること」を前提に読む

読んだものは忘れるので「記憶に頼らない」ことが重要。必要な情報を外部に保存しておくことで詳細な記憶は必要なくなる。

 

  • 5冊読むより「1冊を5回」

 趣味の読書であれば多読でも良いが、知的生産のためには有効とは言えない。広い読書の目的は「読みがいのある本」を探すこと。「T字型の読書」を心がける。

 

  • 読書の「アイドルタイム」を極小化

 本を10冊以上同時進行させ、その時の気分に応じて読む本を絶え間なく読んで、何もしないアイドルタイムを最小化する。

 

ビジネス書 何を読むか、どう読むか
  • 「古典の解説書」は古典の代わりにならない

経営学を独学するなら古典・原典に当たるのが大事。エッセンスだけを拾った解説書では、著者が展開している思考のプロセスを皮膚感覚で学び取ることができない。

 

  • 新刊ビジネス書、ベストセラーは読まない

新刊ビジネス書に書いてあることの大部分は、古典的名著といわれるビジネス書の内容を業界や事例を変えて説明しているに過ぎない。古典的なビジネス書の名著をしっかりと読んでいれば新刊ビジネス書を読む必要はない。

また、ベストセラーを読むのも費用対効果が低い投資。読む人が多いので短期的には差別化要因とならず、長期的に見ても陳腐化するのが速い内容が多い。

 

  • 読書ノートは作らない

ビジネス書では抜粋や読書ノートは必要ないと考える。ビジネス書はインプットをすぐにアウトプットに繋げるべきで、寝かしておく必要はない。また良書のメッセージはシンプルで忘れにくい。

 

 

 

教養書 何を読むか、どう読むか
  • 仕事に難問に効く教養書

「仕事環境の変化」による問題はビジネス書で得られる知識よりも、教養書が示唆を与えてくれることが多い。知性の幅が違いを生む。

 

  • 7つのカテゴリー

ビジネスパーソンに有益なリベラルアーツとして以下の7カテゴリを挙げる。

①哲学(近・現代思想)

②歴史(世界史・日本史)

③心理学(認知・社会・教育)

④医学・生理学・脳科学

⑤工学(コンピュータサイエンスを含む)

⑥生物学

⑦文化人類学

 

  • 他人と違うインプットによる差別化

 他人と違う成果を出そうと思うなら、いかに他人と違うインプットをするかが重要。自分が面白いと思える本を読むのがいい。

 

  • 教養書は「短期目線」で

 ビジネス書の場合は長期的なキャリアプランから読む本を決めてもよいが、教養書は「今、役に立つ」「面白い」という基準で選べばいい。長期的な目標に一意専心となるのはリスクでもある。

 

  • 自分をプロデュース

自分をプロデュースするには「掛け算」を作るということ。 幅広い知識よりではなく、得意な分野を複数持つことで自分をブランディングすることができる。

 

  • 読みっぱなしでは仕事に繋がらない

読んだ内容は遅かれ早かれすべて忘れる。忘れないようにするのではなく、忘れても大丈夫な仕組みを作ることが大事。インプットをアウトプットに繋げることが成果。

 

  • 「抽象化」できなければただの物知り

 教養書を成果につなげるためには「抽象化」が不可欠。細かい要素を捨てて本質を抜き出す。知識だけの「物知り」では仕事に役立てられない。

 

  • 忘れても良い「仕組み」を作る

情報を仕入れてから料理するまでに時間がかかるなら、冷蔵庫(頭)に保存するのではなく、イケスに生きたまま泳がせておくのがいい。

本をノートだと思ってどんどん書き込み、 最終的にはEvernoteなど検索性の高いデジタルデータとして保存するのが良い。

 

 

書店と本棚の使い方
  • 「知らない棚」を見る

本屋ではビジネス書以外の棚を見て回ることで、意外な示唆を与えてくれる本に出会えることがある。特に自然科学は宝の山。 

 

  • 読了本と未読本は混ぜない

「本を選ぶ」時間を最小化するため、読み終わった本と未読本は分けて置く。読みかけの本を積むのは「積ん読タワー」という製品がお勧め。

 

  • 隙間が運命の一冊を引き寄せる

読み終わり再読することがないと思う本や、興味の変化などで読まなくなった本は処分する。本棚に空きがあると新しい本を入れる気分になる。

 

 

感想・考察

私は楽しむための娯楽として本を読むことが多く、物語や文章そのものを味わいたいので、本書が勧めているような「斜め読みで2割拾えればいい」というよな読み方は合わないと感じていた。

だが、娯楽や教養のための読書と、直接的な情報を求めるビジネス書の読書では、読み方を変えるべきという本書の示唆はその通りだと感じた。小説が好きで文章を味わうのが好きだから、ビジネス書もそういう読み方をしていたが、目的を考えれば非効率であることは確かだ。

 

また本書には、本に書き込みをしたり、書店の棚を探したり、本棚の整理方法で新たな気づきをもたらしたりと、紙の書籍を前提としている内容が多い。電子書籍では、パラパラめくって内容を斜め読みするなどのランダムアクセスは、どうしてもうまくできない。

紙の本が入手しにくい環境にある人もいるので、電子書籍に特化した読書術も研究していきたいと思う。

 

 

当ブログは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムであ「Amazonアソシエイト・プログラム」に参加しています。