『放課後図書室』 麻沢奏
ベタな高校生の恋愛ストーリーです。キュンキュンです。甘ったるいです。
自分にもこういう青春もあり得たのでしょうか。。
タイトル
放課後図書室
作者
麻沢奏
あらすじ・概要
高校2年の果歩はクラスメートの早瀬と同じ図書委員になる。
中学時代、果歩の友人を通して早瀬に「告白」したことになっていたが、実際にはお互いを意識するだけで話をすることもない関係だった。
放課後の図書室で二人で過ごすうち、またお互いに意識し始める。早瀬がサッカー部に復帰し図書委員としての活動を止めると知り、果歩は動き始める。
感想・考察
ベタな恋愛ストーリーだが、「想いは言わなきゃ伝わらない」「人には多面性がある」というメッセージが伝わる。
果歩が「苦手だな」と感じていた友人たちも、腹を割って踏み込んでいくと違う面が見えてくる。果歩の目にはクールで完璧にうつる早瀬だが、早瀬の視点からの描写では焼きもちを焼いて拗ねたりと意外に幼い面がみえる。
人の多様性を認めることで、自分が「自分なり」であることも認められるようになるのだろう。
Kindle Umlimited では、普段の自分は絶対に選ばないような本と出会えるのが面白い。