いつでも会える
数分で読める絵本ですが、泣かされます。。
【タイトル】
いつでも会える
【作者】
菊田まりこ
【あらすじ・概要】
みきちゃんの飼い犬シロ。
みきちゃんのことが大好きで、
一緒に過ごす時間は嬉しくて楽しくて幸せだった。
ところがある日、ずっと一緒にいられると思っていた
みきちゃんがいなくなってしまう。
いくら探してもみきちゃんは見つからない。
みきちゃんに会いたい。
シロは悲しくて寂しくて不幸だった。
みきちゃんのことを考えて目を閉じると
みきちゃんの声が聞こえた。
みきちゃんはあの日のまま、遠くて近いところにいる。
シロはいつでもみきちゃんに会える。
【感想・考察】
ペットを亡くした飼い主の視点ではなく
飼い主を亡くしたペットの視点が描かれている。
シロは純粋な思いを飼い主に向ける。
シロの考えは、もちろん人間の考えの投影なのだが
「打算のないひたむきな思い」が胸を打つ。
人間というのは
意外と単純で純粋なものなのかもしれない。