面白いほど成功するツキの大原則 ―ツイてツイてツキまくる頭の使い方教えます
【作者】
西田文郎
【あらすじ・概要】
成功するために一番大切なのは「ツキと運」だと断言する。
ツキとは出会いであり、運とはツキを継続させること。苦労して努力を重ねてもツキは訪れない。人生を楽しみ徹底的に肯定して生きることができる人にツキは訪れる。
・成功する人の共通点
「とんでもない夢を持てる」
常識的に考えるとありないことも、無意識に本気で信じている。
「熱意を持続できる」
頭の良い人ほど環境に適応してしまう。逆境も楽しんでしまう強さ。
「徹底したプラス思考」
頑張ってプラス思考になろう、としても無駄。脳が快と感じるポイントを正す。
「ツキのある人に囲まれる」
ツキのある人は同類を呼び相乗的に強化されていく。
・脳に機嫌よく生きてもらう
「人間とは脳に記録された記憶データ」そのものだとする。ハードウェアに大きな違いはないが、使い方が違う。
脳の扁桃核が経験から「快・不快」を判断する。無意識下で脳は快を求める。「苦しいけど努力して頑張ろう」という考え方では成果に繋がらない。快不快の条件付けを変える必要がある。
・お金儲けは簡単
「貧乏」は「脳の病気」だとする。お金を欲しいと思いつつ、無意識にお金を遠ざける考え方をしている。お金に感謝することから始める。まずはある程度まとまった金額を貯めるとそこをベースに考えられるようになる。
・苦労して働かない
苦しい努力で能力が開発されることはない。ビジネスの場では自己認識より周囲からのレッテルの方が大事。ツキは他人が運んでくるもの、他人にどう思われるかをもっと気にしていい。他人に阿るのは軟弱ではなく、そこから内実に繋がっていく。
・大切な人との関係
人には「分離不安」があり、自分を見ていてくれる誰かが必要。相手にひたすら感謝し、快の感覚を与えること。自
・ツキは必ずやってくる
自分のことだけを考えていると夢を持つことができない。相手のこと、家族やチーム、社会のためを思うと夢につながる。
エネルギーを持ち続けるため
「不平不満」だけでは自己防衛から不快につながりうまくいかない。
「好き・得意」は必要な要素だが、それだけでは力が足りない。
「願望」のエネルギーは脳が失敗のイメージを抱きがち。
「悔しさ」を闘争心に転化できると強いモチベーションを持てる。
「感謝」から使命感に繋がると最強のモチベーションとなり得る。
【感想・考察】
人生において「ツキ」や「運」が大事なのは間違いない。そして「ツキは人が持ってくる」というのは大きなポイントだと思う。自分の人生の変化点や良い出来事を思い出して見ても、誰かとの繋がりがきっかけになっている。
「人の目を気にしすぎて自分の軸がない」ことはマイナス要素だが、大きな夢を高い熱量で持ち続けながら、ツキは人が運んでくれることを忘れずに、周囲に徹底的に感謝して生きることが、大きな月に繋がるのだろう。