毎日一冊! Kennie の読書日記

面白い本をガンガン紹介していきます!!

コンビニ人間

村田 沙耶香

 

人間の情動を理解できない女性がコンビニという場で役割を与えられ

社会へ帰属し、”普通”にというものを理解しようとする話。

 

焼き鳥や唐揚げは好きなのに、死んだ小鳥を見てお墓を作ろうと思うのは、本能的に悲しいのではなく、可愛いものが死ぬことは悲しいと社会的に学ぶからだろう。

彼女は社会的に学んだことと自分の感情を切り分けて捉えることができる人なのだと思う。

 

覚めてしまわずに、ある種の高等なフィクションに没入する感覚が、熱く生きるために必要なことなのかもしれない。

 

 

シンプルに生きる -人生の本物の安らぎを味わう

ドミニック・ローホー

 

フランスに生まれた作者が、シンプルでミニマムな生き方を提唱する本。

ところどころに禅の思想も感じる。

 

余計なもの持ち物を減らし、良いものだけを身の回りに残し

日々の暮らしの中の何気ない事柄を大事にする。

身の回りを整理し、掃除や料理やそういった日常そのものを慈しむ。

 

われわれは自らが創り出すものである。

人柄の徳とは、現実の行為の習慣から生まれるもので、われわれが行う善い行為の積み重ねこそが、徳として表れる。

 

まさにその通りだと思う。

 

 

 

シンプルに生きる 人生の本物の安らぎを味わう (講談社+α文庫)

すぐやる!「行動力」を高める ”科学的”な方法

菅原 洋平

 

作業療法士の作者が脳の動きの観点から、すぐやる習慣の作り方を述べた本。

 

・良い睡眠をとること

・やるべきことには少しでも手をつけてみること

・昼過ぎの時間に視覚を遮断して、脳に少しの休憩を与えること

・できないことを反省するとその思いが強化されてしまう

・触覚に刺激を与えることは有用

・脳の動きを客観的に見れるようになれば半ばコントロールができる

・脳には周囲の人を真似てしまう癖がある

 

脳の動きに着目し、具体的な指南がされた本で有益だった。

マイナス・ゼロ

広瀬 正

 

タイムマシンのパラドックスを描くSF。

45年以上も前の作品なのに、文体に古さがなく読みやすかった。

時間移動のパラドックスを語るストーリーで、散りばめられた伏線を拾っていくのは気持ちがいい。戦前や終戦直後の生活の描写も詳細かつリアリティーがあり、面白かった。終戦から70年経ってしまった今、そのころの情景を生々しく書ける人は少なくなってしまったのだろうと考えると、この時代の記録としても貴重だと思う。

 

6つのステップで全て引き寄せるわたしになる!

あゆお

 

ブログの記事をまとめた本。

「思考は実現する」系の引き寄せの法則を語る本。

 

6つのステップとして

 ①望みを浮かべる

 ②今の正直な気持ちを感じる

 ③疑う

 ④疑ったことを明確化する

 ⑤今の自分にできることを、思い切りハードル低く思い描く

 ⑥思い切りハードルを下げて、出来ることからやってみる

 

ハードルを下げて、できることから動き始めると、周囲が動き出すのは本当だと思う。

筋トレが最強のソリューションである マッチョ社長が教える究極の悩み解決法

Testosterone

 

具体的な筋トレ方法を指南するわけではなく、筋トレにいかにメリットがあるかをひたすら話し続ける、ある意味でネタ本。

 

きちんと取り組めば必ず成果が出るので自信がつく

テストステロンで精神的にも強くなれる

筋トレのために節制された生活になる

などなど、まあそういうこともあるかも。

人を動かす

D. カーネギー

 

盗人にも五分の理を認める、から始まり

相手の立場を理解し、相手の利益に適うことを示していくことで

結果的に自分の思いに適うように人を動かすことができるという内容。

 

表面的なお世辞ではなく、相手に強い関心を持ち

本気で相手のことを考えられるというのが大前提だとは思うが

それができれば、人は動いてくれるものなのだと思う。

 

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