『雨の降る日は学校に行かない』 相沢沙呼
女子中学生たちの「学校での生き辛さ」との闘いを描く短編集です。
相沢沙呼さんといえば、『medium 霊媒探偵城塚翡翠』とか『ロートケプシェン、こっちにおいで』とか、ミステリ名手のイメージが強いですが、本作ではミステリ要素はほとんどありません。
けれども、本作には「闘う子供たち」への暖かく熱いメッセージが溢れています。
・自分を守るのに必死なだけで、ホントはみんな優しい
・「真剣になれるもの」もっている人は強い
・成長すれば世界は多様になっていく
・プリーツスカートは尊い
やっぱり相沢さんは素晴らしい。傑作です。
リンク先にあらすじと感想を上げました。