毎日一冊! Kennie の読書日記

面白い本をガンガン紹介していきます!!

死なない生徒殺人事件 〜識別組子とさまよえる不死〜

野崎 まど

 

プロローグで「俺は”人に物を教える”という事を、舐めていたのだ」とあるが

教師としての反省を超えた意味が込められていることに気づいた。

 

不死となってしたいことは勉強だという。

この作者は”知る”ということに、並ならぬ情熱を持っているようだ。

ここまで読んだすべての作品に、限りなく多くの事を知りたいという好奇心の爆発を感じる。

 

ミステリっぽいストーリー運びだが、最後まで読むと純粋な謎解きでは無い。

ただひたすら引き込まれる話だった。

 

四角形と五角形の中間の図形というモチーフも頭を離れない。

読者の知識欲や好奇心を刺激する作者だ。

 

 

当ブログは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムであ「Amazonアソシエイト・プログラム」に参加しています。