1分間ドラッカー 最高の成果を生み出す77の原則

西村 克己

 

初めてオーディオブックというものを試してみた。

ドラッカーの言葉に独自の解釈を加え、各1分ほどで解説した本。

 

特に好きなのは冒頭で紹介された「変化を止めることはできないが、変化の先頭に立つことはできる」という一節。変わることに臆さず、恐れず、面倒がらず、率先して行きたい。

 

オーディオブックというのは、隙間時間を有効に使える。

本を読むよりは敷居が低い。

 

 

 

 

たった1日で声まで良くなる話し方の教科書

魚住 りえ

 

腹式呼吸から滑舌のトレーニング、自分の響く声の探し方など

発声に関わる基礎トレーニング方から、話し方のテクニックや

話す内容の準備方法まで幅広くカバーした本。

 

文章を準備して、楽譜を読むように強調ポイントを探し、

効果的な抑揚をつける ”朗読”の練習は意味がありそう。

 

実際に、声を出して練習する機会はなかなかないが、

声や話し方の持つ印象の効果は対人関係で重要だと思う。

 

 

儚い羊たちの祝宴

米澤 穂信

 

5編の独立した短編集だが、

「バベルの会」という読書サークルを介して

ゆるくつながっている。

それぞれの話のラスト一言が印象的。

 

1話目の「身内に不幸がありまして」は動機が浮きすぎて笑ってしまったが

2話目の「北の館の罪人」では、語り手のサイコパス具合が恐ろしくなった。

3話目の「山荘秘聞」はミスリードが狙いすぎだったが、

4話目の「玉野五十鈴の誉れ」は特に美しいと思った。一見感情を持たないように見える五十鈴が熱い感情をもっていたのだと思いたい。

5話目の「儚い羊たちの晩餐」は、まとめのために作られたのか、少し雰囲気が違った。

 

暗い話が多いが、読後感が悪くない。

面白いミステリだった。

 

 

 

 

「わかりやすい」文章を書く 全技術100

大久保 進

 

文章をわかりやすくする100の技術をまとめた本。

 

適切な単語正しい文法を使うなど

ごく基本的なことから、

ひらがなと漢字の割合や、主語と述語の位置関係など

一つの文を分かりやすくする技術が詰め込まれていた。

 

特に印象に残ったのは、短い文で伝えられる内容は

極力短く、ということ。

長い文は理解しにくい。

 

後半は文章としての構成で把握のしやすさが変わるということの説明。

非常に有用であった。

 

 

 

 

 

年収1億円を引き寄せる1%の人だけが実行している45の習慣

井上 裕之

 

歯科医であり、自己開発セミナーを主催している著者の金への姿勢を説いた本。

臆さずにお金を好きになること。

 

 お金の本質はエネルギーであり、パワーです。

 欲しいものを手に入れる。

 家族に安定した生活を約束する。

 学びや自分磨きに投資し、自分を高めていく。

 社会に目を転じれば、事業を起こすのはもちろん、事業を継続していく

 事業を発展させる・・・

 これらはみな、お金が実現していくのです。

 

自由にしたいことをするために、自分にとっての幸せを実現するために

お金を肯定的に捉えることが必要だと感じる。

 

アフォメーションとして、以下の7項目を挙げている。

1.私は、心の底からお金が好きです。

2.お金には、人を幸せにする、最高のチカラが潜んでいます。

3.私は、お金をリスペクトし、お金のチカラを信じています。

4.私には、年収1億円の価値があります。

5.私には、欲しいだけのお金が手に入ります。

6.私は、宇宙の無限の豊かさを引き寄せるエネルギーを持っています。

7.私は、潜在意識の力で、いまも、これからも、最高に豊かな人生を生きていきます。

 

肯定的に捉えてみようと思う。

 

 

 

 

 

ザ・コーチ 最高の自分に出会える『目標の達人ノート』

谷口 貴彦

 

目標設定から達成までを導くコーチングの手法について

ハウツー本としてではなく、ストーリーに乗せて伝える本。

 

夢や目的があり、目的を達成するまでの道標としてのゴールや目標があり

目的を頂上にそこに至る項目を細分化したゴールツリーの書き出しや

その人ごとに異なる、しっくりくるポイントに合わせて目標設定するべきなど

有益な情報があった。

 

目標を持つことで、情報感度が上がり、行動を起こすことで自分を中心に渦を巻ける感触を得られる。まずは内面が変わり、しばらくしてから外部が追いついてくる。

 

実践的な本だが、小説としてストーリーになっているので読みやすかった。

 

 

コンビニ人間

村田 沙耶香

 

人間の情動を理解できない女性がコンビニという場で役割を与えられ

社会へ帰属し、”普通”にというものを理解しようとする話。

 

焼き鳥や唐揚げは好きなのに、死んだ小鳥を見てお墓を作ろうと思うのは、本能的に悲しいのではなく、可愛いものが死ぬことは悲しいと社会的に学ぶからだろう。

彼女は社会的に学んだことと自分の感情を切り分けて捉えることができる人なのだと思う。

 

覚めてしまわずに、ある種の高等なフィクションに没入する感覚が、熱く生きるために必要なことなのかもしれない。