『キネマ探偵カレイドミステリー ~輪転不変のフォールアウト~』斜線堂 有紀
「キネマ探偵カレイドミステリー」シリーズ3冊目。
本書でシリーズ完結です。
映画好きの引きこもり嗄井戸と、友人の奈緒崎の、ユルいけど熱い友情がいい感じです。雰囲気を表現した表紙イラストが秀逸だと思う。大学時代に戻りたくなります。
本書ではシリーズ完結編として、一作目から引っ張ってきた「嗄井戸の姉の惨殺事件」に決着がつけられます。
最後は「真実」を至高とする犯人と「演出」の力を信じる主人公たちの争いになります。
映画や小説などファンタジー好きな自分としては、演出の力を信じたいですね。
リンク先にあらすじと感想を上げました。