新装版 企業参謀 戦略思考とは何か
大前 研一
40年ほど前に出された、企業経営における戦略思考についての本。
取り上げられているケースはテレビやファックスなど時代を感じさせられるものが多いが、戦略的思考についての考察は今見ても非常に新鮮。
問題を考える時、ISSUE TREEを展開し、複雑な課題を分析可能な個別の変数に落とし込む。
PPM(Product Portofolio Management) で自社の強み、収益性や市場の状況を見ながら
プロダクトミックスで相乗的な効果を上げていくこと。
KFS(Key Factor for Success)を捉え、そこに集中していくこと。
多くの具体的ケースが説明されており、具体的に捉えやすい。
古い本ではあっても良書だと思う。