ビブリア古書堂の事件手帖7 〜栞子さんと果てない舞台〜
三上 延
古書をめぐるミステリシリーズの最終巻。
シェイクスピアのファーストフォリオをめぐる物語。
栞子さんと大輔くんの関係にも、栞子さんと母である智恵子さんとの関係も
一応の決着がついての完結。
夏目漱石、太宰治、手塚治虫、江戸川乱歩からシェイクスピアまで
古書にまつわる話だけで、ここまで幅広いバリエーションを持たせるのはすごい。
単なる薀蓄ものではなく、本を読んでみたいと思わせる力がある。
作者が本好きなのだろうと伝わってくる。