『麦酒の家の冒険』 西澤保彦
「ビールが詰まった冷蔵庫と、ベッドひとつしかない家」
その奇妙な状況を「純粋に理論だけ」で解き明かしてく、安楽椅子探偵的なミステリです。
といっても「こういう状況だったら、こういう判断をするのは不自然だよね」みたいな、蓋然性を積み上げていく論理なので「これしかない!」というスッキリ感はありません。
むしろ、ビールに溺れた頭で、気心の知れた仲間とダラダラとダベってる雰囲気がいい。
「安楽椅子探偵」というより「酔っ払い探偵」ですね。
リンク先にあらすじと感想をあげました。