毎日一冊! Kennie の読書日記

面白い本をガンガン紹介していきます!!

『仔羊たちの聖夜』 西澤保彦

f:id:kenbuchi:20210215091251j:plain

タック、タカチ たちの本格推理シリーズです。
時系列的には第3段なのかな。

 

一年前のクリスマスイブ、マンションから飛び降りた女性のプレゼントが、タカチたちの持ち物に紛れ込んでいた。

プレゼントを遺族に返そうと調べていると、5年前のクリスマスイブにも、高校生が同じ場所で死んでいたことがわかる。


そして今年の同じ時期、タカチたちの知り合いである大学講師も、同じ場所から飛び降りた。

3つの事件に関係はあるのか。


善意である分たちの悪い「独善的支配」が、人を壊していく様をグロテスクに描く作品でした。一方で、タカチが「自立した友人」たちに囲まれ、心の傷を回復していくのが「救い」でした。

時系列的には後になる「スコッチ・ゲーム」と合わせて読むと、より深く作者のメッセージが理解できます。

 

 リンク先にあらすじと感想をあげました。

booklet.world

当ブログは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムであ「Amazonアソシエイト・プログラム」に参加しています。