『もういちど生まれる』 朝井リョウ
20歳の青春群像劇です。
前5話の連作短編形式で、それぞれに視点を変えて立体的に物語が紡がれていきます。
最初の2話くらいは、大学生の恋愛ものっぽい感じで、正直読みにくかったのですが、3話目くらいからそれぞれの繋がりが見えてくると、俄然面白くなりました。
「普通の日常を普通に生きていくこと」も偉大な才能で、卑下してはいけない。一方で「特別であろう」と歯を食いしばっている人がいることも知るべきだ。
そんなお話でした。
リンク先にあらすじと感想を上げています。
登場人物が多く関係が複雑なので「登場人物関係図」も載せているので、整理したい方はご覧ください。