毎日一冊! Kennie の読書日記

面白い本をガンガン紹介していきます!!

『僕が七不思議になったわけ』 小川 晴央

f:id:kenbuchi:20200330201353j:plain

 

不安ばかりでもよい。恐怖ばかりでもよい。認めがたい後ろ向きな思いばかりでもよい。

でもその中に落ちているひと欠片の心を、決して無視してやるな。

 

タイトル:僕が七不思議になったわけ

作者  :小川 晴央

オススメ度

 恋愛小説     ★★★☆☆

 巧妙な伏線    ★★★☆☆

 どんでん返し   ★★★★☆

 総合オススメ度  ★★★☆☆

 

あらすじ

高校2年の中崎夕也は、3年生が卒業式を行った日の夜に忘れ物を取りに

3学期の最終日、深夜の学校に忘れ物を取りに行った高校生 中崎夕也は、桜の精霊であるテンコにであう。

テンコは「学校の七不思議に欠員が出た」といい、中崎を7つ目の不思議として仮登録されてしまう。

 

春休みが明け3年生になった中崎は七不思議の力を使い、想いを寄せていたクラスメートの朝倉がストーカー被害にあっていることを知る。

心配性でビビりの中崎だったが、七不思議の仲間たち「赤目の鳥」や「トイレの花子さん」「段数の変わる階段」の力を借りて、ストーカーを撃退した。

それから季節ごとに、中崎と朝倉の視点を切り替えて物語は進む。

 

終章で「本当の七不思議」とは何だったのかが明かされる。

 

 

 

感想・考察

「ホラー要素を取り入れた学園恋愛もの」っぽい始まり方だったが、最後にきてひっくり返されるインパクトがあった。

中崎は失意に落ち込むけれど、実は誰かに助けられ支えられている。ビビりでヘタレな中崎がゆっくりと成長していく様が格好いい。

 

ネタバレを知らずに読むべき作品だと思う。

爽快感ある結末を楽しめます!

 

 

 

当ブログは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムであ「Amazonアソシエイト・プログラム」に参加しています。