毎日一冊! Kennie の読書日記

面白い本をガンガン紹介していきます!!

さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!~

「東京水産大学の先生になって、お魚の図鑑を作りたい」

小学校の卒業文章に書いた夢を実現していく

さかなクンの歴史です。

 

学力の問題から大学に行けなかったり

仕事がなかなか決まらなかったり紆余曲折を経るけれど

好きなものを追い続けた圧巻の集中力・行動力が

周囲の理解・協力を得て結実していきます。

 

格好いい生き方ですね。

 

【タイトル】

さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!~

 

【作者】

さかなクン

 

【あらすじ・概要】

イラストを交えたさかなクンの伝記的なエッセイ。

 

幼少のころから、トラックや妖怪など

興味を持ったモノに深くのめりこむ傾向があった。

クラスメートが書いたタコの絵に触発され興味を持つ。

図鑑を見たり、魚屋に行ったりするうちに

ウマヅラハギなど他の魚にも興味を持ち始める。

小学校低学年だったが自転車と電車で1時間以上かかる

魚屋まで通い詰めたりと行動力が凄まじい。

 

魚を観察し絵を描くことが好きだったが

カワハギのはく製を作ってクラスメートに上げたり

自由テーマの家庭学習で提出した魚の情報が

学校新聞に取り上げられたりする中で

自分の好きなものを人に伝え喜んでもらうことの

楽しさも感じ始める。

 

中学時代は学校で飼っていた

カブトガニの人工ふ化を成功させ

地元新聞に取り上げられたりもした。

高校時代にはTVチャンピョンの「魚通選手権」で

優勝も果たす。

 

魚に集中し勉強は手薄だったため、

志望していた東京水産大学は受験できず

専門学校に入学。

水族館や熱帯魚ショップなどで働くが

自分のやりたいことから離れていて熱意を持てない。

 

すし屋で働いても不器用で満足に仕事できなかったが

店の外壁に魚の絵を描いたことが評判となり

イラストレーターとしての仕事が入り始める。

 

イラストレーターとして評判になり始めた頃

TVへの出演も果たし、ハコフグの帽子(本体)を

身に付けるようになる。

 

入学を熱望していた東京水産大学(現東京海洋大学)の

客員助教授となる夢も果たし、

絶滅していたと考えられていたクニマス発見への貢献などが

評価され内閣総理大臣賞を受賞。

東京海洋大学で名誉博士号が授与される。

 

【感想・考察】

集中力は凄いが、バランスよく配分するのは上手ではない。

いわゆるアスペルガーなのかもしれないが

母親をはじめ周囲の理解に恵まれ、

自分の好きなことを通して世界に貢献する道を見つけていく。

勇気付けられる話だ。

 

 

当ブログは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムであ「Amazonアソシエイト・プログラム」に参加しています。