毎日一冊! Kennie の読書日記

面白い本をガンガン紹介していきます!!

夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神

「夢をかなえるゾウ」の続編です。

今作でガネーシャは貧乏神たちと一緒に

お笑い芸人を目指す男を導いていきます。

 

【タイトル】

夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神

 

【作者】

水野敬也

 

【あらすじ・概要】

芸人を目指す 西野勤太郎は長らく芽が出ないことに苦しみ

夢を諦めかけていた。

そこに、自分は神様だという ガネーシャが訪れ

コンビで お笑いの一大イベント「ゴッド・オブ・コント」で

優勝を目指そうと言ってきた。

 

ガネーシャを家に連れて帰った西野は

貧乏神の 金無幸子 がいたことにも気づく。

幸子は、夢を目指して会社を辞めるような

無謀さが快適でずっと一緒にいたのだという。

 

ガネーシャと西野のコンビ「ガネちゃん勤ちゃん」は

一次予選を通過し、

のちに西野は、ガネーシャは

神々の世界の「笑いの神様」の座をかけ

人間界で行われている「ゴッド・オブ・コント」を

利用していることをしる。

 

ところが西野は「死神」とコンビを組んでいる

後輩の 松田が死の運命を抱えていて、

死神が優勝し「笑いの神様」とならない限り

松田の死は避けられないことを知る。

 

 

西野は松田を助けるため

「ガネちゃん、勤ちゃん」として優勝することを諦め

松田と死神の「デスマイル」をサポートし始めた。

 

貧乏神の幸子は

「自分が困っているときに人を助けること」は

貧乏を遠ざけてしまうので西野に翻意を促すが

最後には西野の思いを支えようとする。

 

 

【感想・考察】

勢いのあるギャグに紛れた寓話という

スタイルは健在。

芸人を語り手にしている分、

前作よりお笑い要素がだいぶ強いが

「いい話」要素もたっぷり仕込まれていた。

 

ガネーシャ、貧乏神たちの言葉が

巻末にまとめられている。

 

図書館に行く

人の悩みはそれほどオリジナルではない。

本を読めば大抵の悩みの解決法は出されている。

 

人の意見を聞いて、直す

自分に才能がないならそれを強みにすればいい。

人の意見を聞いて直して直しまくる。

 

締め切りをつくる

追い込まれると力を発揮する。

こまかく締め切りを作って追い込む。

 

つらい状況を笑い話にする

失敗したこと、恥ずかしいこと、惨めなことは

できるだけ人に話して笑いにしたらいい。

人目を恐れず、自由に生きることができる。

 

優先順位を決める

人生で何を大事にするかは人それぞれでいい。

自分にとって大事なことは何なのかはっきりさせておく。

 

やりたいことをやる

憧れた場所に飛び込み、思いもよらなかった経験をする。

そこで一番自分に向いていることを発見できれば最高。

 

楽しみを取っておく訓練をする

「楽しみを取っておくとより大きな楽しみとなる」

ことを知っている人は「取っておくこと」を楽しむ。

人は楽しくないことはできない。

 

プレゼントをする

貧乏神は「自分以外の誰かを喜ばせるのが嬉しい」

という感覚を嫌う。

 

自分が困っているときに、困っている人を助ける

「他人の不安を消してあげよう」と思うとき

自分の不安も消える。

 

欲しいものを口に出す

自分の欲求を出して他人とぶつかることを恐れない。

ぶつかりながら双方が喜べる道を見つけることが

成功の秘訣だ。

 

日常生活に楽しみを見出す

お金で買える喜びは人が作ったもの。

人は自分の手で喜びを作ることもできる。

 

 

 

当ブログは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムであ「Amazonアソシエイト・プログラム」に参加しています。