毎日一冊! Kennie の読書日記

面白い本をガンガン紹介していきます!!

1週間で8割捨てる技術

「節約系主婦ミニマリスト」と自称する

筆子さんによる「ものを捨てる技術」の本です。

 

「ミニマリスト」を目指しているわけではないですが

無駄を省いた生活の快適さは分かる気がします。

 

 

【タイトル】

1週間で8割捨てる技術

 

【作者】

筆子

 

【あらすじ・概要】

 

1.なぜ捨てるべきなのか

モノが多すぎると選ぶ楽しみが苦しみに変わる。

パレートの法則の通り、所持品の8割はほとんど使っていない。

捨てることでモノではなく、自分主体に生きることができる。

モノがある生活が幸せだと考え、不満をモノで埋めようとしていた。

モノを捨てることはメンタルと深く関りがある。

 

2.捨てたいのに捨てられない理由

捨てたいのに捨てられないものにはパターンがある。

 

野望ガラクタ

 例えば使わない「編み物セット」など、

 今は使っていないけれど「これを使えば生活を変えられる」

 と感じているモノは、捨てることでその生活まで

 捨てるように感じ捨てにくい。

 「捨てようか」と迷った時点で答えは出ている。

 

・いつか使うかもしれないモノ

 使っていないのに「いつか使うかも」と捨てられないのは

 心に損失回避の傾向があり、

 自分が所有するものを高く評価してしまう心理があるから。

 「いつか使うかもしれない」の「いつか」は絶対に来ない。

 

・人からもらったモノ

 「もらったものを捨てるのはくれた人に申し訳ない」と思う。

 でも「捨てたい」と思っているなら、モノが重荷になっている。

 「モノ」と「感情」を切り離して考えてみる。

 相手の心を受け取った時点でプレゼントの役割は半分終わっている。

 贈り物が体現している「感情」を大切に扱う。

 

・思い出の品

 旅行のおみやげなど思い出の品は捨てにくい。

 ただ、モノを捨てても思い出は消えない。

 思い出すきっかけとしてなら写真に撮っておくだけでもいい。

 

・買った時は高かったモノ

 高価なものは捨てるのが惜しいと感じる。

 使わないなら持っていても価値はない。

 

人は「失うのが怖い」と考え変化を避ける傾向がある。

だが、モノが多いことは選択による「決断疲れを」引き起こす。

「必要なものは2割だけ」と考え、捨てることを楽しむ。

 

3.捨てる技術

 

・時間を決めて捨てる

 「1分で27個のものをゴミ袋の入れる」など

 勢いをつけてみる。

 

・「必ず捨てられるモノ」を捨てる

 明らかなゴミ、期限切れ、サンプルでもらったモノ、

 空き箱、空き袋、壊れているモノ、ダブっているモノなど、

 明らかに不要なものは迷わず捨てる。

 

・捨て方へのこだわりをなくす

 やり方にこだわるのではなく、

 「不要物を外に出す」という結果を重視する。

 

・掃除と断捨離は違う

 掃除は明らかなゴミ以外は捨てず、並べ直したりするだけ。

 断捨離は物を捨てるので、散らかり具合は徐々に減っていく。

 

・「ときめき」では捨てられない

 近藤麻理恵さん流の「ときめきを感じないものを捨てる」という

 やり方に合わない人も多い。

 捨てる候補のモノを「触る」ことで愛着が生まれてしまう。

 

・不用品をお金に変えようと考えない

 不用品をお金に変えることができれば無駄がなく良いが

 そのプロセスが面倒で滞るくらいなら

 「捨てる」か「あげる」で進めた方がいい。

 

・家族の抵抗には

 家族とはいえ他人。

 他人は変えられない。他人に捨てることを強要すべきではない。

 

持たない生活で、

「モノを探す時間」、「選ぶのにかかっていた時間」が減り

時間が増える。

また捨てる過程で「本当に必要なもの」が見えてくるので

無駄な買い物が減り、お金がたまる。

モノを捨てると身軽になり、自由になる。

 

 

モノがたまりやすい場所「プライムゾーン」を

優先的に片づける。

アイテムごとではなく、場所ごとの片づけが有効。

「全ての場所を満遍なく」ではなく

重点箇所に集中する。

 

1週間集中して取り組み、

日ごとに 服、バッグ、食器、本、等を捨てていく。

 

リバウンドしない方法

モノを捨てても、リバウンドすることも多い。

ガラクタは一つあると他のものを引き寄せるので

小さなものを見逃さないことが大事。

 

・売手が売らなくてはならない理由ではなく

 自分が買わなくてはならない理由を考えて買い物をする。

 

・ワン-イン、ワン-アウト

 一つのものを買ったら一つは捨てる。

 

・買ったら48時間以内に使うことを徹底する

 買ってそのまましまっておかない。

 すぐに使うシチュエーションをイメージしてから買う。

 

ミニマリストの生きる知恵

ミニマリストは「モノを減らす人」ではなく、

「少ないものでより豊かに」という考え方を持つ人。

モノの少なさを競うのは本質ではない。

身の丈に合った「小さな暮らし」が幸せをもたらす。

 

 

【感想・考察】

 著者の筆子さんはカナダ在住とのことだが

海外生活では物欲が減る傾向があると思う。

私自身、海外生活が長くなってモノを買うことが

極端に減った。

 

引越しなどを繰り返すことで、

余計な荷物を持つのが面倒になったり、

日本人向けの広告宣伝を目にする機会が減ったり

するのが原因だろうか。

また日本とは違う刺激が多く、旅行などの「経験」に

お金を使いたいと考えるようになるのかもしれない。

 

と思ったけれど、知っている駐在員奥様方 を思うと

食器コレクターとかも多く、そんなことはなかった。

「人による」ということだろう。

 

まあ、何ごとも極端にならないのが大事だと思う。

 モノは増やしすぎず、でも生活の潤いは無くさないように。

 

 

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