ブログの成功技術:ブログ記事の書き方究極のガイドブック ブログSEOの入門書:個人ブロガーが勝てる唯一の戦略
「ブログ記事の書き方」を説く本です。
SEO対策などの話ではなく、
「どうやって読者に価値を提供するか」に集中しています。
ブログに限らず、一般的な文章の書き方としても
とても有益な本だと思います。
【タイトル】
ブログの成功技術:ブログ記事の書き方究極のガイドブック ブログSEOの入門書:個人ブロガーが勝てる唯一の戦略
【作者】
株式会社イノバース與五澤憲一
【あらすじ・概要】
ユーザーに価値を与えるコンテンツには
自然とアクセスが集中していく。
・ユーザーは問題解決の答えを知りたいから検索する
検索はあくまで「手段」
・日記を書いてはいけない
ユーザーは筆者のプライベートに興味はない。
文章を読みたいとは思っていない。
・ユーザーに価値をあたっるコンテンツの条件
①タイトル
コンテンツを読んで得られる利益が明確。
②冒頭書き出し
問題点と解決策が明示されている。
③本文
ユーザーの本質的ニーズを満たしている。
1記事で内容が把握できる。
結論を先に述べ、理由と具体例を加えている。
噛み砕いた分かりやすい表現になっている。
オリジナルな内容である。
行動を喚起することができる。
・価値のないコンテンツを理解する
①セールスの要素が入っている
②あなたの言いたいことが優先されている
③主観ばかりで根拠がない
④具体例がなく抽象的
⑤教科書の様な内容
・ユーザーの潜在的ニーズを満たす
顕在化したニーズではなく、根源にある潜在ニーズを満たす。
「エステに行きたい」という顕在ニーズの中には
「きれいになりたい」「もてたい」などの潜在ニーズがある。
キーワードから潜在ニーズが何であるか考えていく。
・1コンテンツに1つのキーワードで書く
「ダイエット 食事」と「ダイエット 運動」の
両方を狙った記事を書いてはいけない。
一つの記事では、一つのキーワードのニーズを満たす。
書きたいことが複数あるならば、別の記事として書く。
・キーワードに需要があるか調べる
そもそもキーワードに需要があるのか調べる。
無償ツールだが対象キーワードの需要を調べられる。
・ネット記事の大前提
ユーザーは、
「ネットの記事を読みたくない」
「信頼していない」
・ユーザーに価値を与えるコンテンツの条件
①検索した人の問題を解決できること
問題解決の答えを用意しておけばアクセスは増えていく。
②ユーザーの潜在ニーズも満たすことができること
ユーザーが何を求めているのか、徹底的に考える。
③ユーザーはあなたの記事を読みたくないと知ること
コンテンツはあくまで「手段」
どのような価値を与えられるのかを明確にする。
④500%のクオリティーを目指すこと
96%の記事は全く読まれていない。
完成度の高い記事でなければ埋もれてしまう。
・潜在的ニーズを洗い出す方法
①検索結果からユーザーが抱える深層心理を理解する
実際にキーワード検索をし、
どのような記事が上位にあるかを調べる。
Googleは「検索意図」に合致した記事を上位にしている。
ただしパクるのはダメ。
②キーワードリサーチをする
検索ワードのサジェスト機能でユーザーニーズを推測する。
前掲のGoogleキーワードプランナーや
サジェスト対象を一括で見られる
Googleサジェスト一括ダウンロードが使える。
③ペルソナを作成する
ユーザーの個人設定を仮定し「ペルソナ」を作り
ユーザーニーズを考えていく。
ただし記事は「ペルソナ」個人に書くのではなく
ユーザーニーズを汲み取った記事とする。
・ユーザーニーズを満たす記事を作るステップ
①テンプレートの確認
記事タイトル:検索タイトルを網羅しベネフィットを伝える。
書き出し:問題点と答えを冒頭で示す。
本文:「結論-理由-具体例」の順。
②ユーザーニーズの優先順位決定
冒頭に求めることがなければ読まれない。
一番求めているものを一番最初に置く。
③キーワードを含めた仮タイトル決定
キーワードを含み、
ユーザーに提供する価値を明示した仮タイトルを作る。
④見出しとなるアウトラインの作成
いきなり本文を作るのではなく、アウトラインから始める。
⑤書き出しと結びを作成
書き出しで問題と解決を提示し、共感を得る。
⑥本文の執筆
必ず結論から書く。
結論の後に理由と具体例を続け、分かりやすくする。
⑦本タイトルの決定
本文の内容に合わせタイトルを修正。
⑧徹底的な推敲
誤字脱字はないか。
タイトルにキーワードが入っているか。
誰にでも理解できる文章になっているか。
書き出しは魅力的か。
自分でも読みたいと思える文章か。
セールスの要素を完全に排除しているか。
コンテンツは行動を起こさせるか。
ユーザーの潜在ニーズを満たしているか。
音読をしても違和感がないか。
・信頼性を高める
検索上位の記事はアフィリエイト等の影響で信頼できない。
信頼できるコンテンツは「根拠」を示している。
・著作権のある画像や文章の引用の仕方
「転載」は認められないが「引用」は許される。
引用は以下の条件で認められる。
①他人の著作物を引用する必然性があること
②自分の著作物と引用部分が区別されていること
③自分の著作物が主で、引用は従であること
④出店が明示されていること
・読みやすい文章の基礎知識
①主語述語の対応に注意
②修飾語は被修飾語の知覚に置く
③同じ副詞を近くで使わない
・ウェブ記事のルール
①テーマを一つに絞る
②一文を短く
③先に結論を述べる
④理由や具体例を結論の後に述べる
⑤原則書き言葉を使う
⑥同じ言い回しを連続して使わない
・ライティングのルール
①漢字を多用しない
②「」を活用し意味を分かりやすくする
③二重否定を使わない
④オノマトペを有効活用する
・改行のタイミング
①改行ごとの文章量をずらし、リズムを作る
②句点以外で開業しない
③改行の少ない文章は読みにくい
④1行ずつの改行も読みにくい
⑤改行とスペースを組み合わせて使う。
【感想・考察】
ブログに限らず、
「ユーザーが求めているもの」と
「自分が提供できるもの」とのマッチングを考え
価値を提供していく姿勢が大事なのだろう。
特にウェブ・コンテンツは、極端な情報過多状態で、
「できれば読みたくない」というユーザー心理を理解すべきだろう。
その上で提供できる価値を明示できなければ埋もれてしまう。
小手先の話でない分、相当の労力を必要とするが
本質を追求することが大事なのだと思う。