毎日一冊! Kennie の読書日記

面白い本をガンガン紹介していきます!!

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

やめてみた。 本当に必要なものが見えてくる、暮らし方・考え方

家電製品から心の持ち方まで 不要なものを捨てて大切な者に気づく、 ミニマリスト的な生き方を描いたエッセイマンガです。 【タイトル】 やめてみた。 本当に必要なものが見えてくる、暮らし方・考え方 【作者】 わたなべぽん 【あらすじ・概要】 生活の中で…

彼女はたぶん魔法を使う 柚木草平シリーズ

決まりきらないハードボイルド探偵が格好いい。 何故か美女が寄ってくるのもわかる気がします。 ミステリとしても面白いし、会話を読むだけでも楽しいです。 【タイトル】 彼女はたぶん魔法を使う 柚木草平シリーズ 【作者】 樋口 有介 【あらすじ・概要】 …

魔弾の射手―天久鷹央の事件カルテ―

外傷を残さず人を殺める「魔弾」の謎を解くミステリです。 知念実希人さんも最近は重めの話が多くなって 元々ライトよりだった天久鷹央シリーズも 最近は少し重くなってきたかな、と感じていましたが 本作はまた明るく読みやすい作品となっていました。 安定…

ただそこにあなたが

初恋に落ち、初めて家族から離れる女性のお話です。 幼い恋の真直ぐさは清々しいけれど、 やっぱり幸せにはなれそうにないだろうな、 というほろ苦さも感じます。 【タイトル】 ただそこにあなたが 【作者】 吉本ばなな 【あらすじ・概要】 大手印刷会社社長…

クドリャフカの順番 「古典部」シリーズ

米澤穂信さんの「古典部シリーズ」第3弾、 学園祭の3日間が、古典部員4人の視点で描かれます。 怪盗「十文字」のメッセージが何だか切ない。。 【タイトル】 クドリャフカの順番 「古典部」シリーズ 【作者】 米澤穂信 【あらすじ・概要】 古典部の4人、千反…

モーリスのいた夏

大人になると見えなくなる「人くい鬼」を巡る 17歳と10歳の二人の少女のひと夏の出来事です。 「少女時代の終わり」の切なくてさわやかな雰囲気が好きです。 【タイトル】 モーリスのいた夏 【作者】 松尾由美 【あらすじ・概要】 17歳の女子高生の信乃が避…

大人のADHD ――もっとも身近な発達障害

本書はADHDについての解説ですが 診断方法や混同されがちな他疾患との区別など 診断する側の視点から書かれている部分が多いです。 【タイトル】 大人のADHD ――もっとも身近な発達障害 【作者】 岩波明 【あらすじ・概要】 ADHDとは 注意欠如多動性障害(…

ウサギの天使が呼んでいる ほしがり探偵ユリオ

「浜村渚の計算ノート」 の作者さんの作品です。 マニアックな古物商探偵というマニアックな設定です。 ドラキュラの棺桶から古い家電まで、 色々とウンチクが語られますが、たぶん役に立つことはないでしょう。 【タイトル】 ウサギの天使が呼んでいる ほし…

ゴーストフォビア

幽霊の話とか、普段あまり怖いと思わないのだけれど この話は結構マジで怖い。 蓮コラをイメージするお岩さんの衣装とか、 血まみれでビルの階段を這って自殺を繰り返す女子高生とか 口をひん曲げて笑う人形だとか合わせ鏡の部屋とか、 ビジュアル的に怖いシ…

社会心理学講義 ──<閉ざされた社会>と<開かれた社会>

集団と個人の関係を読み解く 社会心理学についての講義です。 「決定論」的な立場を取りながら、 社会の「虚構」を肯定的に捉え、 「同一性」と「変化」の矛盾に切り込んでいます。 学際的で話が飛ぶところもあるのですが 主張がはっきりしているので内容は…

カワセミの森で

「山桃寺まえみち」という 「日常系ほのぼのストーリー」の続編なのですが 全く雰囲気の異なるオカルト・ミステリーでした。 【タイトル】 カワセミの森で 【作者】 芦原すなお 【あらすじ・概要】 「山桃寺まえみち」で女子大を休学し、 祖母の居酒屋を預か…

さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!~

「東京水産大学の先生になって、お魚の図鑑を作りたい」 小学校の卒業文章に書いた夢を実現していく さかなクンの歴史です。 学力の問題から大学に行けなかったり 仕事がなかなか決まらなかったり紆余曲折を経るけれど 好きなものを追い続けた圧巻の集中力・…

ボディ・メッセージ 被砥功児の事件簿

探偵がたくさん出てくるミステリです。 叙述トリックとかではないのですが 多分、映像化は難しいと思います。 【タイトル】 ボディ・メッセージ 被砥功児の事件簿 【作者】 安萬 純一 【あらすじ・概要】 米国メイン州にあるディー・デクスター探偵事務所に …

「超口語訳」方丈記

「行く河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」 で始まる方丈記の解説書です。 噛み砕いた口語訳にくわえ 書かれた背景の説明や著者の見解もあり すんなりと頭に入ってきます。 【タイトル】 「超口語訳」方丈記 【作者】 濱田浩一郎 【あらすじ・概…

麦本三歩は焼売が好き

「麦本三歩の好きなもの」に収められなかった短編です。 Kindle Singles で短編一話だけ購入しました。 「怖い先輩」「優しい先輩」「おかしな先輩」に加え 「真面目な後輩」が参入します。 【タイトル】 麦本三歩は焼売が好き 【作者】 住野よる 【あらすじ…

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。

ものすごく真っ直ぐな「反戦のメッセージ」です。 定番の「タイムトラベル恋愛もの」で、 人物描写などもあっさりし過ぎているなあ、 とは思うけれど、 力強いメッセージを感じる話でした。 【タイトル】 あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。 【作者】 …

山桃寺まえみち

「この世に生まれたときに、目的なんてありましたか」と、 主人公のミラは言います。 流されるように生きながらも自堕落ではなく、 その時々を真剣に生き、周囲の人と真摯に向き合っています。 【タイトル】 山桃寺まえみち 【作者】 芦原 すなお 【あらすじ…

ルージュ~硝子の太陽~ 警部補 姫川玲子

「姫川玲子」シリーズ と「ジウ」シリーズのコラボだそうです。 同じ事件を「ジウ」側から見たという 「ノワール~硝子の太陽~」も読んでみたいのですが、 そうなると「ジウ」シリーズも最初から読まないと。。 まあ、楽しそうなのでゆっくり追いかけてみま…

ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか

「賛成する人がほとんどいない、大切な真実は何だろう?」 ペイパルの立ち上げメンバーだった ピーター・ティールが採用面接で投げかける質問です。 すでにある「1」を大きく育てていくことと、 今はまだない「0」から「1」を作り出すことには 大きな違いが…

麦本三歩の好きなもの

「無意味と大切じゃないは一緒じゃない。 そして無意味は意味の引き立て役でもない。 無意味な日常があるから、 意味ある日が大切に思える、とかじゃない。 無意味な日々も、意味ある瞬間もどっちも大切で、 それが一番いいということなんだとのんきに思う」…

IDEA HACKS!

アイデアを生み出すコツを紹介する本です。 15年近く前の出版なのですが デジタル関連のハックでは環境が全く変わっていて 数世代を超えたくらいの印象があります。 技術進歩が凄まじいということですね。 【タイトル】 IDEA HACKS! 【作者】 原尻…

夢をかなえるゾウ3 ブラックガネーシャの教え

「夢をかなえるゾウ」「夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神」 に続くシリーズ3作目です。 神さまが増えて賑やかになってきました。 今度は恋愛要素強めですが、オチの付け方はさすが。 コナンで「黒幕は1036話に出てきた遠島(41歳)だった!!」 というく…

自信―――心を強くするのは、それほど難しくない

「自分を偽らないことが自信をもって生きること」 周囲に迎合して自分を抑えてしまいがちな自分には 耳の痛い話でした。。 【タイトル】 自信―――心を強くするのは、それほど難しくない 【作者】 加藤諦三 【あらすじ・概要】 1.自信の生まれる生き方、なく…

サイコパスの真実

「人を殺したことを何の感情もなく語り 自分が死刑になることにも感情を動かさない」 良心や恐怖という感覚が生まれながらにして 欠けているサイコパスに対して、 社会はどうやって対応すればいいのか、 難しい課題を投げかける本ですね。 【タイトル】 サイ…

読みたいことを、書けばいい。

もろにツボにはまる面白さでした。 知性を感じさせる、回りくどい笑かし方が最高です。 でも内容は結構厳しいし、シャープです。 「まず自分がおもしろくなければ、 他人もおもしろくない」 というのはその通りだと思いますね。 自分が面白がって書くことで …

ランドスケープと夏の定理

SF

SF世界設定が素晴らしく面白い! 自然言語の存在可能性だとか、 「存在は座標でなく濃度で規定される宇宙」だとか 「マルチバース的多様性を重層的にアーカイブする宇宙」とか 好奇心が刺激され空想が捗ります。 色々詰め込みまくった世界設定の面白さと比べ…

運命の恋をかなえるスタンダール

スタンダールの「恋愛論」を引用しながら 水野敬也さん独自の恋愛理論を炸裂させてます。 水野さんの作品「夢をかなえるゾウ」の ガネーシャと被る感じでスタンダールが 恋に悩むアラサー女性を導きます。 サクッと気楽に読めるお話でした。 【タイトル】 運…

オーブランの少女

全5話でそれぞれ舞台は異なりますが どの話も「少女」の生き様を描いています。 どの少女の、繊細で純粋で強かで 生命力のほとばしるような魅力に溢れています。 女性作者の書く少女は、男性作者視点からのものとは ずいぶん違うものだなあ、と感じさせられ…

まいなす

「タイムマシンも使わず、タイムトリップもせずに 過去を変える方法はあるか?」 「未来を見てきた」という少年の予言で混乱する中、 主人公の舞は 伯父が遺した言葉を胸に 事件の真相を推理していきます。 女子中学生の心情が丁寧に描かれ、 重たいけれど清…

「体を温める」と病気は必ず治る―――クスリをいっさい使わない最善の内臓強化法

かなり低体温気味なので、 「平熱を上げる方法はないかな」と思い読んでみました。 やり方のサンプルとして使える部分もありそうです。 【タイトル】 「体を温める」と病気は必ず治る――― クスリをいっさい使わない最善の内臓強化法 【作者】 石原 結實 【あ…

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