毎日一冊! Kennie の読書日記

面白い本をガンガン紹介していきます!!

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

キャッシュレス覇権戦争

クレジットカード関係の記事でよく名前を見る 岩田昭男さんが「キャッシュレス化」について 持論を述べた本です。 キャッシュレスの利点を認め促進する立場ながら 信用情報が広く使われるようになった現状には 警鐘を鳴らしています。 【タイトル】 キャッシ…

Kindle Unlimited で読めるミステリ 7選

Amazonが提供する電子書籍の読み放題サービス Kindle Unlimited は価格的には魅力なのですが 読みたいと思うメジャーな作品は少なく、 登録されている作品にも当たりはずれが多い印象です。 一方で Kindle Unlimitedがなければ見付けられなかっただろう 素晴…

○○○○○○○○殺人事件

タイトルの伏せ字になっている「ことわざ」部分を当てる 「タイトル当て」ミステリです。 「なんだそりゃ⁉︎」というようなオチでしたが よく見ると謎解きの材料がちゃんと提示されている フェアな推理小説で、なかなか楽しめました。 【タイトル】 ○○○○○○○○…

雨の日も、晴れ男

水野敬也氏の作品では、 バタバタしたコメディーの合間に 教訓を投げ込んでくるパターンが王道ですね。 笑わせ要素が強い本ですが、 「人生は解釈する力が大事」という メッセージが込められています。 【タイトル】 雨の日も、晴れ男 【作者】 水野敬也 【…

ソウルケイジ 警部補 姫川玲子

「ストロベリーナイト」に続く姫川玲子シリーズです。 前作では「狂気」の引き起こす後味の悪さも感じました。 今回はタイトル通り「魂を捕らえられた」男の戦いの物語で、 悲しいながらも暖かさを感じる話でした。 【タイトル】 ソウルケイジ 警部補 姫川玲…

レバレッジ・シンキング

「知的な労働では成果は時間に比例せず 労力や時間に、どれだけレバレッジを かけられるかが大事だ」とする レバレッジ・シンキングを提唱しています。 【タイトル】 レバレッジ・シンキング 【作者】 本田直之 【あらすじ・概要】 1.常にレバレッジを意識…

この嘘がばれないうちに

「コーヒーが冷めないうちに」の続編です。 本作も過去に戻れる喫茶店「フニクリフニクラ」での 物語四編の短篇集です。 前作は「過去と他人は変えられなくても 自分と未来は変えられる」という話でしたが 本作は「自分の幸せを願ってくれる人のために 自分…

コーヒーが冷めないうちに

「一杯のコーヒーが冷めない間だけ」 過去に戻ることができる喫茶店で起こった話。 一時期は、やたらと広告を目にしたので 読む気になりませんでしたが、 読んでみると舞台が頭に浮かぶような映像的な描写で 作品世界に浸かることができました。 【タイトル…

食べ物を変えれば脳が変わる

食べ物が脳に与える影響を解説しています。 律儀にエビデンスを挙げながら 客観的な説明を心がけているので 10年近く前の本でもないように古さを感じませんでした。 【タイトル】 食べ物を変えれば脳が変わる 【作者】 生田哲 【あらすじ・概要】 薬学博士で…

図解 統計学超入門

統計学の基礎をこれ以上ないほど丁寧に 解説してくれます。 標準偏差や正規分布、二項分布といった用語を 解説しながら、 「視聴率は、日本の5800万世帯のうち 6900世帯だけの調査で信頼できるのか」とか 「選挙の出口調査はなぜ、あれほど早いタイミングで …

能登怪異譚

能登地方の方言にのせて語る 9編の怪異小説短編集です。 土着の不気味さが滲み出るような話です。 【タイトル】 能登怪異譚 【作者】 半村良 【あらすじ・概要】 能登を舞台とした9編の怪異短編集。 箪笥(たんす) 男は、夜に子供が寝床を抜け出して 箪笥の…

集中力はいらない

「集中すること」が高く評価されているけれど 「広く分散し飛躍するラテラルな思考」の方にこそ 機械にはできない人間の価値があるとしています。 集中力にかける自分には励みになる本でした。 【タイトル】 集中力はいらない 【作者】 森博嗣 【あらすじ・…

十万分の一の偶然

事故現場を写した報道写真を巡るミステリです。 松本清張氏による「社会派ミステリ」なのですが 本書で投げかけられた「メディアの能力や役割」への疑問が 昨今では大きく変質していることを感じました。 【タイトル】 十万分の一の偶然 【作者】 松本清張 …

才能に頼らない文章術

「 文章を書くことには才能がいるけれど 読者視点に立って読みやすいように編集することは、 後天的に身に付けられるスキルだ」という 編集者の経験をもつ著者の本です。 ライターではなく編集者の立場から 読者視点を大事にした文章力向上を説いています。 …

モモ

初めて読みましたが、素晴らしい作品です。 児童文学であると同時に、 現代社会の大人たちへのメッセージでもありました。 むしろ大人こそ読むべき本なのかもしれません。 【タイトル】 モモ 【作者】 ミヒャエル・エンデ 【あらすじ・概要】 ある都会の町外…

お父さんのバックドロップ

4つの父と子の物語です。 「親も中身は結構がきんちょだ」 と理解するとき、子供は大人になるのかもしれません。 【タイトル】 お父さんのバックドロップ 【作者】 中島らも 【あらすじ・概要】 子供視点から父親を描く4つの短編集。 お父さんのバックドロッ…

雨やどり

新宿を舞台に繰り広げられる「愚者たちの物語」です。 半村良さんの作品ですがSF的な要素はほぼなく、 バーで顔馴染みたちと一緒に飲んでいるような こじんまりとした暖かさを感じる話でした。 【タイトル】 雨やどり 【作者】 半村良 【あらすじ・概要】 バ…

君はフィクション

中島らも氏による短編集です。 抜群に「格好の良い」生き方が描かれています。 【タイトル】 君はフィクション 【作者】 中島らも 【あらすじ・概要】 12編の短編集。 ホラー的な作品から、1970年代のロックを描いたものなど幅広い。 山紫館の怪 地図を作る…

中途半端な密室

東川篤哉さんによる 5つの「安楽椅子探偵」ものの短編集です。 手紙や新聞から得た情報だけで 推理していくお話です。 ストーリーがすっきりとまとまっていて 会話のテンポが良いので、 読みやすく楽しむことができました。 【タイトル】 中途半端な密室 【…

ゲゲゲのゲーテ

水木しげる氏が大切にしていたゲーテの言葉を、 独特の視点で解説しています。 水木氏の力強さを感じる本でした。 【タイトル】 ゲゲゲのゲーテ 【作者】 水木しげる 【あらすじ・概要】 水木氏は太平洋戦争で徴兵を待つ時期に 戦場で死ぬかもしれないという…

たった一人の熱狂 仕事と人生に効く51の言葉

角川書店を退職し幻冬舎を立ち上げた著者が ビジネスでの心構えを説いた本です。 著者が「755」というSNSに書いた言葉を ベースに作ったとのことです。 熱いです。 【タイトル】 たった一人の熱狂 仕事と人生に効く51の言葉 【作者】 見城徹 【あらすじ・概…

掟上今日子の推薦文 忘却探偵

前作の「掟上今日子の備忘録」が面白かったので 続編を読んでみました。 忘却探偵 掟上今日子のキャラが 前作以上に強烈になってます。 気軽に読めるミステリでした。 【タイトル】 掟上今日子の推薦文 忘却探偵 【作者】 西尾維新 【あらすじ・概要】 前作…

ビジネスマンのための「発見力」養成講座 こうすれば、見えないものが見えてくる ビジネスマンのための力養成講座シリーズ

小宮一慶氏の「〇〇力養成講座」シリーズです。 最近、Amazonの Prime Reading に、 このシリーズがどんどん追加されています。 よくまとまっていて読みやすく、おススメです。 【タイトル】 ビジネスマンのための「発見力」養成講座 こうすれば、見えないも…

ストレスを操るメンタル強化術

メンタリストDaigoさんによるメンタル強化の理論と実践の本です。 「ストレス、失敗や挫折、内向的性格は強みにできる!」として 心の弱さを感じている人を勇気づける内容です。 【タイトル】 ストレスを操るメンタル強化術 【作者】 メンタリスト DaiG…

レゾンデートル

知念実希人さんの初期の作品で、 この作者さんの話としてはかなり重い方です。 多くの事件がうまく結びついて グイグイと引っ張られました。 【タイトル】 レゾンデートル 【作者】 知念実希人 【あらすじ・概要】 医師の岬雄貴は、自身がStage4の胃がんに罹…

掟上今日子の備忘録 忘却探偵

西尾維新さんの作品は初めてでしたが 癖のあるミステリでずっしり楽しめました。 ハマりそうです。 【タイトル】 掟上今日子の備忘録 忘却探偵シリーズ 【作者】 西尾維新 【あらすじ・概要】 1日で記憶を失ってしまう「忘却探偵」掟上今日子が 事件を解決す…

ウィザードグラス

個人情報の扱われ方に警鐘を鳴らすお話でした。 便利さとプライバシー保護はトレードオフの関係で 「自分で選択しているつもりが、 いつのまにか支配されていませんか」と警鐘を鳴らしています。 【タイトル】 ウィザードグラス 【作者】 根本総一郎 【あら…

成りあがり

矢沢永吉氏の自伝的エッセイです。 「YAZAWA」の名前は知っていても リアルタイムで歌っているのは知らない世代ですが 「スーパースター」を目指す、熱さは伝わってきました。 【タイトル】 成りあがり 【作者】 矢沢永吉 【あらすじ・概要】 矢沢永吉氏の半…

有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。

タイトルでいっている通りの内容です。 25の有名な文学作品を、 それぞれ10ページ前後の漫画であらすじを追っています。 水木しげる風の絵が雰囲気を出してます。 【タイトル】 有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。 【作者】 ドリヤス…

お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたぼくらへ

コピーラーターの糸井重里氏が 「お金の神様」と言われた作家・事業家の 邱永漢氏に お金について尋ねる対談集です。 日本人のお金に対する態度だとか インターネットでのマネタイズなど お金に関することから始まり それ以外にも幅広く話が広がっていきます…

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