毎日一冊! Kennie の読書日記

面白い本をガンガン紹介していきます!!

2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

チュートリアル

SF

ゲームキャラクタの立場で世界を見たらこうなるのだろうか、というような話です。数十ページと短いのですぐに読めました。 【作者】 円城塔 【あらすじ・概要】 セーブポイントが浮かぶ「チュートリアル」という名の街で、「この話の主人公」は「また別の話…

夜伽の国の月光姫

いわゆる「異世界転生もの」でした。ごく軽く読める作品です。 Amazon Prime Reading で公開されていたので読んでみましたが、 「1巻目は無料、続編を読みたければ有料」というパターンで ちょっとがっかりです。。 【作者】 青野海鳥 【あらすじ・概要】 小…

小説の神様

この作者の「ロートケプシェン、こっちにおいで」では、叙述トリック的などんでん返しも、ある人物の二面性を表現しメッセージ性を強める仕掛けとなっているのに感動しました。本作でもメタ的な表現が作者の思いを伝えるスパイスになっています。 プロットの…

世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか グーグルの個人・チームで成果を上げる方法

ビジネスの場で素早く結果を出すための方法を提唱している本です。 最近は「仕事術」の素晴らしさより、それを動かしてく「バイタリティ」の方に興味が向いてきました。圧倒的な成果を出す人は、自分なりの仕事の哲学を持っていて言うことが違うのですが「圧…

無愛想のススメ~人間関係が劇的に改善する唯一の方法~

人間関係を改善するための方法として「無愛想であること」を提唱する本です。 「空気を読んでバリバリに迎合する、けど、実は結構したたか」という生き方に疲れた時に、心惹かれるタイトルでした。 【作者】 池田潤 【あらすじ・概要】 「無愛想になることは…

4ページミステリー

60編の超短編ミステリ集です。短い切れ端時間で読めるミステリというコンセプトは面白かったです。 ただ、伏線を張ったりトリックを見せたりするのに 2,000字の制限は短すぎるのかもしれません。ミスリードがあっても騙された感がないし、少し凝ったプロット…

成功哲学

「思考は現実化する」の著者であるナポレオン・ヒルが80歳を超えてから著した本です。主張していることは変わりませんが、だいぶシンプルに整理され、新しいエピソードも追加されていました。 「思いは叶う」というと「引き寄せの法則」的な、ちょっとあれな…

黄金のアウトプット術 インプットした情報を「お金」に変える

アウトプットの重要さ、そのテクニックを語る本ですが、とても分かりやすく整理されていて、この本自体が「上手なアウトプット」の例のようです。 本を読んだり譲歩を仕入れるのは好きだけど「外部に何かを発信するのは面倒だな」と感じている自分のような人…

地図にない谷

Amazon Prime Reading で公開されていたので読んでみました。 1970年代に書かれた話で、集落の閉鎖的で陰鬱とした雰囲気が伝わってきます。 歴史の表舞台には現れてこない「裏の歴史」の実在を感じさせる作品です。 【作者】 藤本泉 【あらすじ・概要】 大学…

Soundcore Liberty Lite

こちらは本の紹介ではないのですが、主にオーディオブックを聞くときに使っていたBluetoothイヤホン AirPodsが無くなってしまい、新しいものを購入したので紹介したいと思います。 以前 AirPodsは「落ちにくい」と言ったんですが、結局落としてしまいました…

少女終末旅行

SF

久しぶりにマンガを読みました。文明滅亡後の世界を旅する話ですが、少女2人の会話が素晴らしく暗くならず、暖かい物語になっています。 【作者】 つくみず 【あらすじ・概要】「ユーリ」と「チト」の2人の少女が、ケッテンクラートという半走軌車に乗り、荒…

嘘が見える僕は、素直な君に恋をした

「嘘」をキーにしたライトな恋愛小説でした。 切ない恋で泣かせながら、主人公の成長を描く。軽く読める本ですが、なかなか考えさせられます。 【作者】 桜井美奈 【あらすじ・概要】 「好きになった人」の嘘が見えてしまう藤倉聖は、人と親しくなるのを避け…

最後の将軍 徳川慶喜

徳川幕府最後の将軍として有名な徳川慶喜の話です。 司馬遼太郎氏は史実をベースにしながら、人物のキャラクタを作中で練り上げていくスタイルですが、「徳川慶喜」については最後まで掴みどころがない感じがあったのではないでしょうか。 時代の流れに巻き…

また、同じ夢を見ていた

「私の幸せはだれのものとも違う」「人生とは自分で書いた物語だ。自分次第でハッピーエンドに書き換えられる」というセリフが沁みます。 この作者の作品では「君の膵臓をたべたい」も良かったのですが、こちらの話も大好きです。 【作者】 住野よる 【あら…

悪いものが、来ませんように

「読み終わった後、もう一度読みたくなる」 というアオリ通りでした。叙述トリックであることを分かったうえで読んでも「騙される快感」があったし、隠された関係性がきちんとテーマに繋がっていました。 【作者】 芦沢央 【あらすじ・概要】 助産院で働く庵…

漫画 君たちはどう生きるか

昨年くらいからタイトルをよく見るので読んでみました。原著は80年以上前の1937年 に発行されたものです。日中戦争がはじまり二・二六事件が起きた年で、戦争に向けた思想統制が動き始めた時期だと思っていましたが、このタイミングで「自分の経験から始めて…

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