毎日一冊! Kennie の読書日記

面白い本をガンガン紹介していきます!!

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

30日で人生を変える「続ける」習慣

古川 武士 習慣づける力を育てる方法論。 良い習慣を身につければ複利の力で大きな成果に結び付くということ。 「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところに到達するただひとつの道」 というイチローの言葉に強く共感できる。 行動の習慣は1ヶ月く…

反応しない練習

草薙 龍瞬 ブッダの時代の原始仏教の哲学。 生きることは苦しいことという前提で、苦しみを逃れるにはどうすれば良いか道を示している。 起こることを、判断し反応しないことで心の安らぎが得られる。 自分でできること、自分の内側にあることに集中していく…

夏を殺す少女

アンドレアス・グルーパー ウィーンの女性弁護士と、ライプツィヒの刑事がそれぞれに事件を追い 最後に二つの事件が交差する。 ミステリとして大きな謎やどんでん返しがあるわけではないが スピード感のある展開に引き込まれた。 ペドフィリアを題材として陰…

そして二人だけになった Until Death Do Us Part

森 博嗣 S&Mシリーズ以来、久しぶりに読んだ。 第一段階で視点が入れ替わる叙述トリックと思わせて、 第二段階でもう一度ひっくり返す。 読み直してみると、どちらであっても破綻しない記述になっているのはさすが。 第二段階を説明した手記は、政治的配慮に…

限りなくシンプルに、豊かに暮らす

枡野 俊明 断捨離とかミニマリストといった話には 良いなと思う反面、気持ち悪さを感じることもある。 ただ禅の思想を基にしているこの人の本は気持ち良くて清々しい。 極端に振り切れず中道を守りながら、静かに語りかけるような文章。 掃除は気持ちいい、…

完訳 7つの習慣 人格主義の回復

スティーブン・R・コヴィー 刺激と反応の間には選択の余地があり、 それこそが人間らしく主体的に生きることの本質なのだと述べている。 自分は全く自覚的ではなかったと思う。 テクニックよりも人格を磨くことが大事だということ、 P/PC(ProductとPurodact…

必要な知識を15分でインプットする速読術

高橋 政史 速読術とあるが、どちらかというと本を精読することを推奨している。 具体的に速く読む技術にはなにも触れられていない。 インプットだけでなくアウトプットを意識すること。 具体的な1アクションに落とし込んでいくことは必要だと思う。 本を読…

「量子論」を楽しむ本 ー ミクロの世界から宇宙まで最先端物理学が図解でわかる!

佐藤 勝彦 量子論は興味はあるが分かりにくい世界。 それでもこの本は極力分かりやすく解説してくれている。 光が波と粒子の性質を両方持つように、電子も全ての物質も波と粒子の性質を備えていること。 まず、粒子と波の両方の性質を備えているということが…

完全犯罪に猫は何匹必要か

東川 篤哉 キャラクター同士の掛け合いが楽しいコミカルなミステリー。 10年前の殺人事件とどうつながるのか、 猫探しの依頼と事件がどう関係してくるのか、 プロットは良く練られていて、伏線がちゃんと回収される気持ちよさがある。 なによりこの作者の作…

中国13億人を相手に商売する方法

江口 征男 中国人を信頼していないところがあるのか。 もちろん信用できない人は多いが それは日本人でも同じだとは思う。 作者自身がよほどの辛酸をなめたのだろうか。 ニンジンは届くところに置かなければ意味が無い、 ワトソンズでの前年対比85%をライン…

最速の仕事術はプログラマーが知っている

清水 亮 プログラマーは物事を構造的に捉えることに長け 自分の仕事に対する結果がすぐに出る環境なので 自分の限界の認識が強く、それが成長につながり 常に効率的であろうとすることから、 ビジネスマン・経営者として優秀であるという話。 マルチタスクで…

世界史の極意

佐藤優 歴史を学ぶ楽しさは2つあると思う。 1つはこの本で佐藤氏が言うように、歴史からのアナロジーで現在を類推し、これから起こることを予測・コントロールすること。 もう1つは歴史上の人物の中から、自分の人生のロールモデルを探すこと。 昔は興味の…

なぜ、あなたの話はつまらないのか?

美濃部 達宏 放送作家が書いた話し方の本。 実践的な内容で有益。 盛り上がる話し方は、 ・適切な話の内容の選択 ・適切な話の順序の構成 できまるというもの。 話の内容は相手からどれだけ共感を得やすいかで考える。 家族の話や、食べ物の話、仕事や学校の…

D坂の殺人事件

江戸川乱歩 高々数十年前の話なのに、街の風俗や文化が全く異世界のよう。 時代の変動をまず感じた。 ミステリーとしては面白い。 ストーリーの見せ方も面白い。 初出となっている明智小五郎のキャラも素晴らしい。 ずいぶん昔に読んだ「心理試験」の不気味…

人間・始皇帝

鶴間 和幸 週末に西安の兵馬俑を見て、秦の始皇帝の人生に興味を覚える。 どうやってあれだけのものを作れるほどの、力を持てたのか。 国を組織するというのはどういうことなのか。 ずっと戦いが続いた時代の道徳観念や常識は現代のものとは異なるのか。 色…

米原万里の「愛の法則」

米原万里 同時通訳者として、言語やコミュニケーションの話は面白いが、 論理的に破綻した部分が多い。 また読みたいとは思えない作者。

人工知能は人間を超えるか

松尾 豊 人工知能が発展してきた歴史、可能性と課題、特徴表現学習のブレイクスルーを果たした、ディープラーニングについての本。 ディープラーニングの観念は良く理解できていなかったが、非常に分かりやすい説明だった。 人間が現象を抽象化し、高次の抽…

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