『准教授・高槻彰良の推察 民俗学かく語りき』 澤村 御影
人の嘘が分かってしまう深町尚哉が、大学教授 高槻彰良の助手となって「怪奇現象」を調査するお話です。
「オカルト+ミステリ」には、「オカルトを全肯定して、その中でのルールで謎解きをするもの」と「オカルトに見える現象を、リアルな視点で解き明かすもの」があります。
ちなみに前者と後者を合わせたハイブリッドな傑作が、相沢沙呼さんの『Medium』
本書は、個々の事件では理詰めで解いていく後者寄りですが、主人公サイドにオカルト能力が宿っているというパターン。超常現象を全否定しながら、ズームパンチを放つ上田次郎が出てくる「TRICK」みたいな感じです。
続きが気になります。
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