『時間は存在しない』 カルロ・ロヴェッリ
「ループ量子重力論」を唱える物理学者 カルロ・ロヴェッリによる「時間論」です。
数式などはほとんど出てこないのですが、難易度は高く、正直すべては理解できてはいません。
それでも、「過去から未来へという時間の方向性」「原因から結果という因果律」が成立するのは「私たちの主観的位置」からそう見えているだけ、だという解釈は斬新で詩劇的です。
主観的には「太陽が地球の周りを回っている」ように見えているのと同じで、限定された状況だからそう見えている、ということですね。
自分の目の届く主観を拡張できる人たちが人間の認識を広げていく。
化学の世界は面白い。
リンク先に要約と感想を上げました。