『Ork(オーク)-2006-』 高山環
『箱の中の優しい世界』の前日譚。
2006年、インターネットが実社会に広がってきたけれど、スマホはまだなくSNSも今ほど盛んではなかった時期、個人情報が大手の情報インフラ企業に寡占されることのリスクを訴える話です。
個人の感覚としては「Googleさんの便利さを思えば、自分の個人情報くらい別にいいか」と感じているし「1%のポイントバックがあるなら現金じゃなくカードで払おう」と思ってます。
Amazonのリコメンドや Youtube の広告を見ても、まったく欲しくならないし、まだまだ精度は甘いし、複雑な世の中で情報を完璧にコントロールするなんて不可能だろうとも感じてもいます。
とはいえ、技術の進歩はいつかブレイクスルーを迎えるのかもしれないですね。
気付かぬうちに茹で上がる蛙にならないよう「匿名チャネル」を大事にしよう。
リンク先にあらすじと感想を上げました。