『ミシェル・フーコー ――近代を裏から読む』 重田園江
ミシェル・フーコー「監獄の誕生」の解説です。
中世以前は、身体を痛めつける身体刑が公開処刑の形で行われていたのに対し、近代以降、一般人から隔離された場所で自由を拘束する「自由刑」が主流となったのはどうしてなのか、という視点から近代を読み解いていきます。
フーコーはかなり過激な人間だったようですが、本書著者の重田氏も輪をかけてラジカルです。
正直全体の流れを把握するのが難しかったのですが、それでも個々の観念が既に斬新で、価値観を揺さぶられるような刺激がありました。
リンク先に要約を上げました。