『恋に至る病』 斜線堂有紀
人の心を操り壊していく少女の物語です。
東野圭吾さんの『白夜行』とか「悪女好き」な私にはどストライクでした。(あくまでフィクションでの話です)
著者はあとがきで「主人公の少女は、誰一人として愛さなかった化物なのか、ただ一人だけは愛した化物なのか」という謎を投げかけています。
本文の叙述から少女の思いを推理していくと、最後に「では愛とは何なのか」という疑問に突き当たる。なかなか考えさせらえる話でした。
リンク先で著者の問いに対する考察をしています。
完全にネタバレなので未読の方はご注意ください。